101. 十二人の怒れる男(1957)
かなり面白かった。個人的に睡眠時間が足りない日に鑑賞したんだが、そんな眠気を吹き飛ばす面白さがこの作品にはあった。“密室劇”ということで場面転換なんてものはあまり無いわけだが、登場人物の台詞一つ一つに力があって、どんどん引き込まれる。如何に映画にとって脚本が重要かを考えさせられる作品である。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-20 23:33:06) |
102. 三大怪獣地球最大の決戦
キングギドラ初登場ということで、恐らく史上最強のキングギドラが楽しめる作品。もう、狂ったように引力光線を吐きまくって東京を破壊するキングギドラには、少年時代鳥肌が立ちまくったのを覚えている。モスラがゴジラとラドンを説得するのが、あーだこーだ言われている作品ではあるが、少なくとも小学生だった自分はブラウン管を通して、怪獣の人間臭い描写に親近感を持ったものである。怪獣映画全盛期の集大成的作品として、評価されて然るべき作品だ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-14 22:27:42)(良:1票) |
103. 武士の一分
全体的に地味な印象を与え、盛り上がりに欠ける印象がある本作ではあるが、そのことが却って物語に重厚さを増しているように感じる。「盲目の武士」というキャラクターは北野武監督の「座頭市」と同じキャラクターになるわけだが、あれとは違って“見えないこと”に対する苦悩の描き方が素晴らしい。主演の木村拓哉の演技は、大ヒット作「ハウルの動く城」の凄まじい違和感の前例があって少々危惧があったが、結果的になかなか頑張ったといえるもので良いと思う。しかしながら、やはり笹野高史の演技力には到底及ばない気もするが。何故ならばこの作品、笹野無しでは語れないからだ。重厚な作風の中で、笹野のどこか砕けた役柄は、観客の箸休め的な存在として上手く機能しており、作品全体にメリハリを生んでいると言って良いだろう。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-06 03:28:10) |
104. アラジン(1992)
子供の頃、何度見たかわからない思い出の一品。下手したら今でも台詞をかなり言えるかもしれない。出てくるキャラクター、みんな好きだったなぁ・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-13 00:13:39) |
105. 海でのはなし。
スピッツのファンでもあり、宮崎あおいのファンでもある私にはかなり楽しめた。小さなラブストーリーではあるが、感情移入出来ればなかなか悪くない作品だと思う。「ロビンソン」がフルで流れるシーンは、色んな思い入れがこみ上げて来て、不覚にも泣いてしまったよ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-12 23:44:41) |
106. 小さき勇者たち ガメラ
私はこの映画結構好きだ。本来、ガメラというのは子供向けを銘打って作られていた(厳密に言えば2作目までは大人向けだったが)わけで、本来の路線に戻した努力は評価したい。その結果、名作「のび太の恐竜」のようなジュブナイル映画として完成し、対象年齢層である子供たちの鑑賞に適したものになったのではないかと思う。まあ、あのガメラの造型はいまひとつだとは思うけどね・・・。怪獣映画の主役である以上、ある程度カッコ良さは必要だったのは事実だろうしなぁ。その辺りは成功してるとは言い難いが、ストーリーは良い。映像のほうも、ややミニチュア然としたシーンが目立つが、なかなか迫力のあるものに仕上がっていて好感が持てる。 [映画館(邦画)] 8点(2007-07-06 02:11:34) |
107. アポロ13
これは確か小学生のころテレビで見たのかな。そのときは、あまりの迫力に圧倒された覚えがある。それに、とにかく怖かった。そんな思い出に8点献上。でも多分、今見ても大いに楽しめる作品であるように思える。 [地上波(吹替)] 8点(2007-06-26 00:41:39) |
108. ダイ・ハード3
まあ、さすがに3作目で前作までの設定を踏襲するわけにはいかなかったんだろうね。だから、「ダイハード」シリーズとしては確かにピンと来ない部分はあったけど、これはこれで結構楽しめた。特に地下鉄の爆破シーンは凄まじい迫力。私的には、やっぱりアクション映画は理屈を抜きにして楽しむのが一番だと考えているので、相変わらずのぶっ飛び感は素晴らしいと思う。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-18 15:42:16) |
109. 天使にラブ・ソングを2
「1」に比べると劣る部分があるのは否めないし、あの破天荒さが無いのも痛い。でも何か好きなんだよね、これ。やっぱりあの楽曲がこびりついているからかなぁ?ギャグには今回も笑わしてもらったし、個人的にはOK。特にイスに接着剤を付けられて動けないウーピー・ゴールドバーグは最高。 [DVD(吹替)] 8点(2007-05-28 00:09:28) |
110. ミクロキッズ
最近見返す機会に恵まれないんだが、子供の頃大好きだった記憶のある作品。「芝刈り機」「コーンフレーク」の二つのキーワードが、幼い脳裏に強烈なインパクトを残している。 [DVD(吹替)] 8点(2007-05-24 00:54:12) |
111. トイ・ストーリー2
《ネタバレ》 細かい内容はあんまり記憶に無いんだけど、「1」を見た後だったからか、さらに楽しめた覚えがある。やっぱり所ジョージの吹き替えは良いね。前作よりスケールアップしているのも、続編としては成功だと思う。そして何より面白かったのは、エンディングに流れるNGシーンだったなぁ。ありゃぁ、子供心に大ウケだったもん。アニメでNGをやるという発想に脱帽。 [DVD(吹替)] 8点(2007-05-23 15:26:07) |
112. 復活の日
小松左京原作の作品としては、「日本沈没」の次に好きな作品。SARSがあった後だったので、かなり怖かったし、ある意味明日にでも起きるんじゃないか、という現実感があって恐ろしい。この作品から爽快感というものを感じるのは難しいが、当時の角川映画の「大作」感を感じられて良い。最近の作品でも金をかけた大作はあるが、それとは違う雰囲気がこの作品には確かにある。そりゃぁまぁ、「監督 深作欣二」「撮影 木村大作」のビックネームを見せられたら、無理もない気がするが。ただ、あのラストだけはいただけない印象はある。もう少し「復活の日」というタイトルらしいラストを期待してたんだがなぁ。まぁ、安易に物語を閉めなかったところは、好感を持てると思う。 [DVD(邦画)] 8点(2007-05-22 22:11:50) |
113. ゴジラVSデストロイア
《ネタバレ》 小学生の頃から何度も繰り返し見ているゴジラ映画の一つ。今、見れば「エイリアン」のパクリに見える部分なんかもあったりするわけだけれど、ゴジラとデストロイアの戦いは童心に帰って興奮させられる。ラストのこれでもか!の爆発はサイコー。ラスト、メルトダウンして死していくゴジラは名シーンだと思う。 [映画館(邦画)] 8点(2007-05-22 22:07:08) |
114. スピード(1994)
往年の名作「新幹線大爆破」を思い出させる傑作。タイトル通りスピード感に溢れていて、これがホントのノンストップムービーであるといえる作品である。何より最初から最後まで息つく間もない爆破シーンの連発にカタルシスを感じること請け合いだ。ただ、ツッコミ所が多々散見するのも事実。特に後半の地下鉄のシーンは少々蛇足だった気もするが、致命的とまではいえないので良しとしよう。 [DVD(吹替)] 8点(2007-05-14 23:03:27) |
115. 東京湾炎上
中野昭慶による爆破シーンを理屈抜きに楽しめる作品。「日本沈没」では若干違和感を覚えた氏の爆破だが、本作では爆破シーンこそが特撮の醍醐味なのだから問題は無い。長らく地味な印象を与えていた本作だが、「亡国のイージス」に雰囲気が近いこともあって、今、再評価されても良いのではないかと思える。タンカー内での攻防戦はなかなか迫力があるし、役者陣の演技も緊迫感に満ち溢れたものになっている。さらに畳み掛けるような爆発シーンに、カタルシスを感じること請け合いだ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-03-15 23:11:35) |
116. 犬神家の一族(1976)
いやぁ、良く出来た推理映画だった。石坂浩二の金田一耕助はとてもハマっていると思う。ストーリーも面白いし、テンポも良好。さらにラストのどんでん返しもなかなか驚かせてくれる。そして何より登場人物が個性的で良い。個人的には橘警部(そういえばこの作品では等々力ではないんだね)役の加藤武がイイ味出してると感じた。ただ、有名な湖畔から足が出ているシーンはいまひとつインパクトがなかった気はする。まぁ、なんだかんだ言って面白かったから別に宜しい。 [DVD(邦画)] 8点(2007-03-15 23:03:49) |
117. 好きだ、
純粋に良かったといえる作品。特筆すべきはやっぱり情景描写の素晴らしさ。しつこいほど繰り返される空の挿入はとても美しいし、流れる川に太陽光線がギラギラと射し込む場面は見事。よく「空や川が演技をする」なんて言葉を耳にしたりするが、まさにその通り。物語のほうも学生のもどかしさがよく表現出来ていて微笑ましい。それだけに成年時代の展開がやや唐突で、特にラストは取って付けたように見えるのが残念。全体的には少々退屈する部分もあるが、鑑賞後は心が潤う気持ちになれて良いと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2007-03-06 02:18:44) |
118. ジュラシック・パーク
公開当時の他の作品と比べても、CGの作りこみは圧倒的。迫力も段違いだし、ストーリーの構築も素晴らしい。何度もTV放映されているので、少々見飽きてしまったカンジはするけれど、何度見ても楽しめる良い作品。パークの説明をする、あの蚊が好きだったなぁ。この後続編も作られたけど、この調子で作ってくれれば良かったんだけどなぁ・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-20 21:43:02) |
119. エアフォース・ワン
《ネタバレ》 あんな大統領いないっていう意見をよく聞く。ごもっとも。でも面白いから別に良い。ハリウッド映画の主人公はあれぐらいケレン味があった方が楽しめると思う。ラストは爽快感抜群。「この飛行機の名前が変わりました。エアフォース・ワンです」は名台詞でしょ。それだけに墜落シーンのCGはゲンナリ感が大きい。あそこさえ頑張ってくれれば良かったのにねぇ。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-20 02:07:51) |
120. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
前作よりは楽しめた。クローン大戦の迫力は圧巻で、言うこと無い。でも、シリーズの中では一番印象に残らない作品だった気がする。だから文章がほとんど浮かんでこない。面白いんだけど心に残らないという不思議な作品だった。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-20 01:05:29) |