1241. アナザーラウンド
《ネタバレ》 プロットにさほど興味は湧かなかったがアカデミー賞において国際長編映画賞(=旧外国語映画賞)に輝いた作品ということで鑑賞してみた。が、正直あまり良さは分からなかった。もともとあの"実験"は悪い予感しかしなかったし、案の定ボロボロになっていく様子を「なんて馬鹿なことをしたんだ」と思いながら眺めていた。そして友人の死というひどい結果に唖然とした。「お酒はほどほどに」はこの映画を観る前から百も承知だから教訓にもなってない。うーん… ただまあ、アルコールの力を借りて一時的に物事が上手く進んだり、学校にバレそうになってヒヤヒヤしたり、どんどん濃度を高めていく怖さを見たりと、物語として退屈だったわけではないからとりあえず5点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-23 23:05:56) |
1242. 夏への扉 ―キミのいる未来へ―
<原作未読>ロバート・A・ハインライン著「The Door into Summer」は1950年代にアメリカで出版され、こういったジャンルの金字塔として知られているそうだ。しかし同時代には映画化されず、21世紀の世になって日本で…。正直、なぜ今これを?という感想になってしまった。当然と言えば当然で目新しさは皆無。映画オリジナルで驚きの展開があるわけでもなく、気がつけばLiSAの曲が流れていた。BTTF、ターミネーターなどのパロディ、オマージュがちょっと懐かしいのと、PETE役・藤木直人の健闘に触れておくくらいかな。あまり見るべきものはなかった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-03-20 11:07:55) |
1243. カツベン!
この映画はやはり最後のドタバタ劇が評価の分かれ目になってそう。活動写真へのオマージュというのはもちろん分かるんだけど、個人的にはちょっとやりすぎだったかなと思ったり…。とはいえ活動弁士に光を当て、映画愛に溢れる作品だったのは確か。実在した人物も登場し、エンディングはバンツマという粋な演出。なんだかんだで楽しかったなー。竹中直人、徳井優など周防組常連も相変わらず良い。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-10-12 22:03:03) |
1244. ザ・ファブル
原作は全然知らないけど映画に限っていえばアクションが最大の売りで、それ以外は「キャストがちょっと豪華」といった程度で、濃いキャラたちを活かしきることなく終わってしまった。主人公の天然ぶりは嫌いじゃないし、演じた岡田准一も日本屈指のアクション俳優としての面目躍如。美女二人も目の保養になる。頑張って褒めればこれくらいはいけるか。5点献上。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-06-14 00:32:38) |
1245. OVER DRIVE(2018)
邦画があまり扱ってこなかったジャンルだからチャレンジとしては良かったと思う。モータースポーツのプロモーションも兼ねてるような映画で(特別協賛トヨタとあった)レースシーンは思った以上にキレがあってカッコ良かった。そしてコースがそれぞれ特徴的で面白い。レースシーンはもっと見たいと思った。逆に、兄弟の過去とかマネジメント担当遠藤さんのドラマは間に合わせ感というか… この程度であれば無くても全然構わないといった感じ。それから直純はさすがに尖らせすぎじゃないかな。最後まで好きになれないキャラだった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-04-22 23:10:12) |
1246. 犬ヶ島
大人向けアニメ。楽しむべきはそのアート性ということになるんだろう。不思議なニッポンや、洒落た音楽、あるいはシュールな会話だったり… これらにセンスは感じたけど、ストーリーとしての面白さがほぼ無いというのはやはりちょっと厳しいか。最後の方は投げやりにも思えたし。また、日本人であるが故にあえて訳さなかった部分まで理解できてしまう。これは恐らくマイナスに働いた。日本語が分からない外国人の方がより正しく(?)楽しめるんじゃないかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-03-24 21:31:01) |
1247. 否定と肯定
《ネタバレ》 ホロコーストはあったか、なかったか…ではなく“ホロコースト否定論者”と中傷されたから訴えてやる!という内容の裁判。判決はおおむね支持できるし、あんなひどい差別主義者が盛大に自爆したわけだから、本来カタルシスが得られるはずなのに、なぜかそこまでじゃない。法廷劇としては一方的すぎたのが原因だろうか(実話ベースだから仕方ないのだけど)。自分の弁護は自分で行うアーヴィングに対し、攻め立てるのは経験豊富なプロ集団。ま、勝負は見えてる。アーヴィングを演じたのは「ラスト・サムライ」の頃からすると随分おじいちゃんになったティモシー・スポール。彼のどこか憎めない感じがこの役にはいまいち嵌まらなかった面も無きにしも非ずか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-02-08 17:34:37) |
1248. 忍びの国
《ネタバレ》 第一次天正伊賀の乱(1579年)を描いたアクション時代劇。侵略される側が人の心を持たない虎狼の族であり、主人公の無門とて例外ではない。信雄軍が心を一つにしたときは、何ならこっちを応援しようかって思うくらいで、プロットとしてはなかなか面白かった。戦は史実の通り信雄軍の撤退で終わる。ここまでは良かったんだけど、残りの30分がちょっとね…。人でなしの無門に、人の心が芽生えるような…物語の締めとして大事なパートではあるんだろうけど、これがどうにも面白くない。川と呼ばれる1対1はやたら長いし、第二次天正伊賀の乱(1581年)は説教臭いところがあり、現代の映像を被せてきた時には、もうこの映画はダメだと思った。とはいえ途中までは楽しめたことを忘れず5点は付ける。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-07-08 21:37:24) |
1249. 夜は短し歩けよ乙女
<原作未読、「四畳半~」は全話鑑賞済み>湯浅監督のアニメーションは綺麗というか独特の味わいがあって、見てるだけで楽しいのだが、これにストーリーとしての面白さはあまり感じなかった。あれ? まだ1時間経ってないのかと…。別の意味で時計の針が遅く進んでいたようだ。もう少し軽い気持ちで、それこそお酒を片手に…なんていうタイプの映画なのかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-21 18:05:54) |
1250. 屍者の帝国
《ネタバレ》 <原作未読>「ワトソン君」(やや露口茂風)「遅いぞホームズ」には「おっ」となったが、これ、エンドロールが終わってからなんだよなー。本編の印象がどうにも薄い。手記を求める旅自体もそうだし、Mやザ・ワンとの戦いも置いてけぼりにされた感がすごい。映像も並み程度かな [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-02-19 20:23:49) |
1251. 不屈の男 アンブロークン
《ネタバレ》 渡邊睦裕については大雑把には知っていた。日本人として恥ずかしいし、捕虜だった方々には申し訳なく思う。この映画を観る前も、観た後も、同じ気持ちだ。で、それはそれとして、映画としてどうだったかと言われれば、残念ながら平均以下かなぁと。自分が日本人だからどうこうではなく、もしドイツの捕虜収容所が舞台だったとしても、やはり同じ感想になる。漂流に長く時間を割き、捕虜になるまで約1時間を要したかと思えば、終戦後のことは「復讐ではなく、ゆるすことが…」とかなんとか、エンドロール前に簡単に文字で説明して終わり。いやいやいや… ペース配分間違ってる。長野五輪時の映像にはぐっとくるものもあったけど、それだけではどうにもならない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-06 23:36:05) |
1252. 海賊とよばれた男
多くの方が指摘している通り、ダイジェスト感が凄まじい。私は原作未読だが、映画を観た感じだと戦前、戦中、戦後で三部作にしても決して薄味にはならないだろうと思った。無理やり一本にしたのは失敗だったと言わざるを得ない。映像は見るからにお金がかかっていて、名画の雰囲気が漂っていただけに、なおさら残念。主演・岡田准一も爺さんの役にはいささか苦労した感が見受けられる。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-11-21 00:41:38) |
1253. 残穢 -住んではいけない部屋-
ただ怖がらせるだけではなく、心霊現象の理由を探っていくスタイル。過去へ、過去へ。繋がって、繋がって。ついには明治時代まで遡り、大元が明らかになる。ちょっと新しい感じはしたものの、それだけといえばそれだけだし…。ホラー映画の採点はいつも難しい。めちゃくちゃ怖ければ10点つけるかっていえば、そうじゃないし。まあ、なんというか… この映画も決して退屈ではないです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-23 23:31:47) |
1254. 64/ロクヨン 後編
後編は時間を持て余した感があり。わりと早い段階で64の犯人が明らかになり、あとは何するんだろう?って。それからヤクザみたいな東京の記者さんを相手に、病院送りスレスレまで頑張る二課長…とか「なんだこの茶番は」と思いながら見てた。前編の記者クラブ連中を説得する場面は曲がりなりにも心に響くものがあったんだけどな~。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-09 22:07:41) |
1255. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
これはタイトルを聞いた時点で笑っちゃったんですが、アメコミの世界じゃよく顔を合わせてる仲なんですね。てっきりゴジラvsキングコングみたいな思いつきの産物かと…。内容は私のようにアメコミに疎い者には厳しい作りと感じるが、前作よりさらに渋くなった硬派な作り自体は嫌いじゃない。そしてレックス・ルーサーがあのジョーカーと重なって見えた場面にはゾクゾクするものもあった。スーパーマンは力においては無敵でも、人間と同じ感情を持つが故に弱さもある。バットマンの危惧が杞憂にすぎないとは言い切れないことを突き付けられる。しかし、この後に起きたことは悪い夢。とくになんだ、あのでかいのは… バットマンの場違い感もシュールというかなんというか… ま、ゆっくり休んでくださいよ。あなたは生身の人間なんですから。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-19 13:38:43) |
1256. るろうに剣心 伝説の最期編
日本もこういうアクション映画が作れるようになった。というのは1作目の時点では良いんだけど、2でも3でも同じようなことやってたら単に飽きるのが普通。いろいろ強い奴が出てきて、戦いを繰り返すけど、大体同じ調子だし、尺も取りすぎてる。茶番(劇中のセリフから拝借)のあと、いよいよラスボス戦を迎えるも、まさかの4対1で目が点。原作はよく知らないんで、キャラの描き方などについて不満、怒り等はないが、話の盛り上げ方は正直上手くないなーと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-30 19:41:41) |
1257. るろうに剣心 京都大火編
最終章への繋ぎ。志々雄の存在感は凄かった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-30 19:40:17) |
1258. るろうに剣心
「るろうに剣心」は漫画未読、アニメは多少なり見てはいたんだろうが、JUDY AND MARYの曲の覚えてるくらいで内容はほぼ抜けている。こんな状態で鑑賞。いや~アクション頑張ってましたね。本来人間にはできない動きでも漫画原作となると受け入れやすく、キレの良さに感心した。さりながらずっとこの調子では飽きてくるもの。綾野剛との対決でお腹いっぱいになっちゃってメインの吉川晃司戦はもういいかなって思ったり…。ちょっとくどいかも。またストーリーに関してはアクションの添え物程度であり面白味はほぼない。熱くなれるものだったり、意外性だったりがあれば良かったんだけど。この点は「京都大火編」「伝説の最期編」に期待するとしよう。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-30 19:38:59) |
1259. ターミネーター:新起動/ジェニシス
掴みとしては「おっ」と思わせるものもあるのだが、これは旧作(1と2)ファンを取り込むための手だった。メインはあくまで2017年の戦い。ファンが「ターミネーターは2まで」と言っているのを逆手に「ならば好きにやらせてもらう」と言わんばかりの内容(特にオチが)。それでも面白ければいいのだが、結局、敵も液体金属の二番煎じ程度で、ただのアクション映画として収まってしまった。老けてもいい理由を得てイキイキしてるシュワちゃんと、エミリア・クラークのたくましい上腕くらいしか印象に残ってないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-02 18:07:52) |
1260. フィッシュストーリー
<原作未読>これは、、、微妙…。はじめは面白かった。濱田岳のパートなんて本当に良くできてたと思う。でも、だんだん失速していった印象。真面目にやるのか、ふざけるのか、もっとはっきりしても良かったかな。オチもあらかた想定内。ついでに言わせてもらうと、日本の役者さんももうちょっと考えた方がいいね。こんな芝居を続けてたら映画が台無しになるぞと。世界に置いていかれるぞと。無論みんながみんなじゃない。上手い人は上手い。きついこと言って申し訳ないけど、邦画が好きだから、期待してるからこそです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-27 19:44:05) |