Menu
 > レビュワー
 > ムラン さんの口コミ一覧。9ページ目
ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789101112131415
投稿日付順123456789101112131415
変更日付順123456789101112131415
>> カレンダー表示
>> 通常表示
161.  リザレクション 《ネタバレ》 
 すっっっっっっっっごく寛容な気持ちで評価すれば『マトリックス+アヴァロン』を中々のCGで描いたアクション映画・・・なのだが・・・。  『ホローポイント(先が凹んでる弾丸)を装填したはずなのに次の銃撃戦で飛び出た銃弾はラウンドノーズ(先が丸まってる弾丸)』とか細かい所を突っ込んでる場合じゃねぇ!!  PC画面を飛び回るハングル文字、どしゃぶりな夜の街を舞台に格闘戦(これだけなら珍しくは無いが、セットとか色々ともう)、バレットタイム、いや、サラッとやってもバレてるから・・・・等々。  分かるよ!確かにこんだけ映画が出てしまうと『完全オリジナル』なんてもはや無理に等しく、他の作品を『参考』にしてアレンジしたり、自力で作っても『これ○○に似てる』とか言われてしまうのも仕方のない事・・・・・・だが『パクリ』は駄目だろ!!?  マトリックスの制作者(だっけ?)が攻殻機動隊を関係者に見せて『こんな実写映画を作りたい』と言う話を聞いたことがあるしそれなら分かるが、マトリックスを見て『俺らもコレ作ろうぜ!』それは駄目だろ!しかも無駄にCGが綺麗なので余計『そのまんま』感が強い。  折角設定は仮想現実だがそこにゲーム要素が混じっていたり、最終兵器が玩具の銃と言うのも個人的には好きだし、戦闘ヘリが主人公を追いかける時、壁にめり込んだ時は実写ではなくワイヤーフレームになったり(ひょっとしてこれも何処からか?)、前述したようにCGは綺麗だったり評価できる部分もあるので、むしろ堂々と(?)パクったりせず上手くごまかして作ればそこそこ面白かったのでは?とまで思ってしまう。 
[DVD(吹替)] 0点(2011-11-05 13:45:12)
162.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 
 右肩上がりにド派手になっていくCGや盛り上がるBGM等アクション映画としては及第点以上の出来。  さらにびっくりしたのがストーリー。確かに素晴らしいとまではいかないが、突っ込み所や矛盾点はパッと見て気になる所は無く(あったかもしれないが少なくとも気にならなかった)、所々箸休め的シーンを入れつつしっかり順を追って描いており一本の筋になっていた。ミュータントを用いた人種差別的内容も、雑過ぎずクドくなりすぎず丁度好い按排でした。  他にも史実の事件(キューバ危機)と絡め、そこにミュータントが介入した事により『我々の世界』と『彼らの世界』と言う二つの世界を分かつターニングポイントにしたりと実にエンタメの『ツボ』を分かっている作りになっています。  細かい所でもセレブロや恵まれし子らの学園を始め、ストライダーやローガン等この先のストーリーに関係するシーンが多く『起源』と言う意味でも十分その役割を果たしていました、てかローガン出たのはマジビックリ(チョイでしたが)。  前作の『ウルヴァリン』をローガン一人にスポットを当てた『個』の映画とするなら本作はX-メン果てはミュータントと言う『組織』の原点と言う別角度からスポットを当てた作品でありアクション映画としても前日談としても楽しめる内容でした。確かにあれだけの事されちゃマグニートが頑なにエグゼビアとの戦いを避けていたのにも納得。  個人的に好きな『大統領』が地味な能力ながらジャンパー相手に互角の戦いを見せたり猫口が激烈キュートだったりと大活躍で満足。   最後に、ぶっちゃけメガネが邪魔にならないし、十分大迫力だったので『3D』はとっとと消えて欲しい。
[映画館(字幕)] 8点(2011-11-04 13:30:16)(良:2票)
163.  とある飛空士への追憶 《ネタバレ》 
原作は未読です。 致命傷的な欠点は無く全体的に良くまとまっているが、それ以上に面白みの無さが目立つ。 『お姫様を飛行機に乗せ単機で敵領地を突っ切り婚約者の王子に届ける』そして巻き起こる『アクシデント』『ロマンス』『アクション』『別れ』・・・その全てが予想通りでしかなかった。 そもそも原作は『ラピュタ+ローマの休日』をイメージしてるらしく、それを媒体の違う小説で表現するならまだわかるが、同じ媒体の映画(しかも尺が短い)でやればラピュタよりもしょぼく、休日より恋愛描写がスカスカになるのは当然の帰結。 王道と言うとピクサーだが、あちらは『ユニークな世界観や設定』『シリアスとギャグの絶妙なあんばい』『圧倒的映像美』そしてそれらをまとめる高い構成能力を活かし、視聴者に先読みさせる余裕すら与えずに画面に釘付けにさせているからこそ面白いのであって、その余裕を与えてしまえば凡作になる・・・・まぁALL『60点』と『90点』の差が如実に出ただけ。もっと言えば同社作品でも10点、20点の部分はあれど120点級の一転突破的魅力のあった『REDLINE』の方が遥かに面白かった。 せめて機体と主人公が傷付き不時着した際、敵パイロットと遭遇し、主人公の境遇(敵味方それぞれのハーフ)を考え、姫の命の保障込みで投降を促すみたいなシーンを入れれば、敵の魅力UP、主人公のその後の可能性が広がる、敵も人間であると知ったため姫のその後の行動にも説得力が増す等かなり質が増したと思うのだが、てかそれいれても2時間切れるでしょ。 あとジブリぶって大根俳優起用するの止めて、チョイで出た浪川さん使ってよ。 内容的には5点くらいだが、『置きに来た』製作体制にマイナス1点。
[映画館(邦画)] 4点(2011-11-02 20:27:18)
164.  鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 《ネタバレ》 
ボンズって本当原作にオリジナル要素を加えるのが下手。 まず構成として設定や登場人物が多すぎで、その説明やら各人の心境やらを大して出ない脇役まで語らせるので詰まらない上長過ぎ。しかも戦闘や他場所シーンのBGM代わりでは無く延々突っ立ったまま話されるので、演出能力か製作費の問題か知らないがただただ苦痛。 メインは未知の錬金術と民族間抗争を軸にした兄妹の話なのだが、ぶっちゃけると兄が実は舞台となる町を使った賢者の石製造法を探るため本物の兄を殺し変装してた別人。そこまでは良いが、コイツ結局外道で終わるのでその前に沢山あった兄妹二人の会話が全部ぶち壊しで、『妹は楽しそうに思い出話ししてるけどコイツ偽物なんだよな』と見返そうとする気を極端に削ぎ後味最悪。おまけに兄も実は生きていたがこいつも外道(動機はあるがそう言う大事な所は描写不足)。エドや妹の説得も聞かず最後まで他人を見下す姿勢はブレなかったのに人体練成で復活した途端関心と、心境変化の表現が雑過ぎ。偉そうなこと言うが話的に『兄貴に成り代わり妹を利用としたが次第に良心に目覚めその後生きてた外道兄を倒し色々あった後彼女の兄として生きていく』の方が良くない? 細かい所でもエドが妹に『人命救助でも賢者の石を使ったお前を認めない』とか言うが、死んだ者の命の為に今生きてる人間を見捨てようとするコイツの考えを私は認めない。百歩譲って思うのは良いが、代案も浮かばなかったんだから偉そうに言う必要はないだろ。他にも終盤身を呈して守ってくれたアルに対し妹がほの字なら納得するのに、何故かアルの方からアタックと意味不明な展開。 作画は綺麗だがアクション演出は無難。しかもオリキャラが荒川キャラとデザイン違い過ぎ、極端に言えば『ドラえもん作画世界にエヴァの綾波が紛れてる』的違和感。 折角入れた伏線や演出をその後の展開に活かそうとせず、各場面に掛ける尺のバランスも悪く(特に序盤の演出肥大)結果後半大事そうな場面や演出を削って駆け足終了と、ドラえもん人魚(脚本同じ人)の頃から全く進歩してない。 『民族弾圧』と言う重いテーマも含まれてるが、それに対する各人の演説も全部無難で面白味ゼロ、それでやたら芝居掛かった台詞を吐き、結局最後は武力で解決と誰でも思いつける三流レベル。 はっきり言ってこいつに脚本書く才能はないので大人しく本だけ書いててほしい。
[映画館(邦画)] 4点(2011-11-02 20:26:04)
165.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
ラストの部分を除きデンゼル・ワシントンの『デジャヴ』からSF(ファンタジー?)要素を取り除いたような感じ。主人公が体験する過去はあくまでプログラムであり、そこで何をしようとも現実世界で歴史が変わる事は無い。彼が出来るのはあくまで『作り物の過去』から『現実の未来』を救う手掛かりを探すことだけ、しかもそれを半強制的にさせられており、そう言った要素が良い意味でフラストレーションとして貯まっていく演出は上手かった。  ようやく手掛かりを見つけ出し現実を救った彼は、最後にもう一度過去へ行く許可をオペレーターに求める。それで何が変わるわけでもない、それでも『過去の世界で出会い、恋をした女性をを救いたい』と言い(この台詞、オペさんには画面上の文字でしか認識できないのだが、その無機質な文字からでも伝わる主人公の熱意が凄く良い)最後の旅に出る。そして『全て』が上手くいき、彼がいる世界の時間が止まる・・・・・・と思いきや再び動き出し、誰にも縛られない新たな世界へと旅立つ主人公。  最初は天国だと思ったが、台詞の節々にパラレルワールドを匂わせる単語が入っていたので多分新しい世界なのでしょう。  正直犯人捜査や過去に戻ると言った設定に強い魅力は感じなかったが、ラストの演出や終始閉鎖的な舞台、そして主人公のキャラが良かったので7点の出来・・・・だが、毎度お馴染みヘボ広報のせいでマイナス1点。ポスターで『映画通ほど騙される』とか何とか言ってるのでシックスセンス的展開を期待していたが正直そんな演出微塵もない。むしろ映画通の方がラストの意味を理解できる。映画自身とのマッチングを考えず『すっごいきゃっちこぴーおもいついちゃったあはははは♪』と言って騒いでる馬鹿面が目に浮かぶ。 てか仕事でしか映画観てなさそうや奴にそれが映画通ほど騙されるかどうかなんてわかるわけないじゃん。『例え助けられなくても助けたい・・・・』とかじゃ駄目?
[映画館(字幕)] 6点(2011-10-30 11:53:46)
166.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
 まずタイトルからしてB級映画匂を隠さない所は正直でよろしい。  内容は記憶を失った男と町を支配するチョイ悪おやじをトップに、えいりあん(なんか『エイリアン』と表記したくない)に連れ去られた家族を取り戻すべく町人が立ち上がるお話・・なのだが。  ・えいりあんの目的が金塊探しと地味、人間誘拐は生態調査程度。  ・ヒロインをミステリアスに描きたかったのだろうが『あなた(主人公)が必要なの、理由は言えない』『記憶が無い?それでも貴方は貴方』等ただの電波女にしか見えない。  ・↑の理由でウザいと思っていたので中盤えいりあんにブン殴られて昇天『やっと退場か』と思ったら、す巻きにされて火にくべられたら復活した。そして『私も宇宙人なの』意味が分かりません。  ・敵基地の所在を知るため主人公の記憶を呼び覚ますが、方法が『先住民伝統の儀式』イミガワカリマセン。  ・えいりあんの基地に到着、『敵に見つからないか?』『大丈夫!彼らは日の光に弱いの』いや、光に弱くても監視装置くらい・・・。  ・↑で光がどうこういっているが、終盤迫りくるカウボーイ軍団に対し宇宙服も着ずに全裸で迎撃に出てくるえいりあん。しかも腕の光線銃ブレスレッド使わずやたら格闘したがる。  ・『だいなまいと』と言う名の高性能爆薬。  ・空気を読んで上下するえいりあんの戦闘力。ライフルすら弾いたと思ったら木の槍でまさかの『貫通』。  ・光線ブレスも多機能なのだが、腕から外さないといけないと不親切設計。  ・↑はたぶん主人公からブレスを外す口実なのだが、じゃあその外し方は『キスをして頭が空っぽになると外れる』イミガ・・  ・採掘した金は溶けて宇宙船内を巡っているが、保護カバーが無く危ない、そして案の定『何故か』診療室を通っている金に浸かっちゃうお間抜けえいりあん。  ・そもそもカウボーイ対えいりあんって・・・・。  とまぁ突っ込むのもアホらしくなる展開なのだが、それを結構金掛けてる所が笑える。  タイトルからして覚悟はしてたのでまぁ予想通りの出来。ただ一発ギャグ的映画にしては長めな尺が欠点。  ただラスト、愛していた者も愛し始めていた者失った主人公が一人寂しく我が家を訪れるシーンは、その前にあった再会を喜んでいた脇キャラとのギャップとアコギ調のBGMと合わさり普通に良かった。
[映画館(字幕)] 4点(2011-10-22 23:33:28)(良:1票)
167.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 
 ひ弱な少年がムキムキマンになり、そこからヒーローになるまではとても丁寧に描かれており良かった・・・・のだが、そのヒーローになってからの展開がとにかく早足。  折角衣装も新調して仲間もでき、敵のアジトの場所も分かったのにその戦闘シーンがダイジェストの様にぶつ切りで見せられるので『え?ここで盛り上げるんじゃないの?』と拍子抜け。  親友の死と言う結構な山場もあれよあれよと進んでいきアッサリ終了。  ボスキャラも主人公同様のマッチョメンなのだが、戦闘時間は5分程度で、最後も自滅とあっさりやられちゃいます。  また、『元祖マーブルヒーロー(・・・・でいいのかな?)』なので仕方ないと言えば仕方ないのだが、X-メンやアイアンマンに比べて能力が『強いだけ』と地味。イメージ的には爪とアダマンチウムの代わりに盾を持ったウルヴァリンなのかもしれないが、あちらみたく超回復等の超人演出も無いのでやっぱ地味。主人公の平和を『守る』と言うミスターヒーロー的精神と『盾』と言う武器はマッチしており良いのだが、投げてから手にはめるまでの動作がモタモタしており格好悪い。せめて射出装置とワイヤー内臓でヨーヨーみたくスピーディーに使って欲しかった。  決して駄作ではないのだが、『後半の早足展開』と『地味な主人公能力』のせいで右肩下がりに詰らなくなっていき、最終的な点数としては5点位。
[映画館(字幕)] 5点(2011-10-17 19:25:55)
168.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 
 男ですが、あのシンジさんになら抱かれてもいい!
[映画館(邦画)] 8点(2011-09-20 09:24:40)
169.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
 消されてしまったので再投稿。  ストーリー、設定、映像等。『まんま○○のパクリ』みたいな部分を除いても褒められる場所は無い。  主人公が原住民に扮して立ち退くよう説得するが、気付けば星の自然に感動し、原住民の女性に惚れ人間と敵対・・みたいな構図は古臭いがまぁいい。だがその感動した自然の中で戦いを選ぶ(しかもこの時点で人類は目標を達成してるので『防衛』でなく『復讐』)と言う考えが本末転倒。自然の素晴らしさに気付けたなら命の大切さにも気付こうよ。   じゃあ敵側の人類が最低最悪のクズ野郎と言えば、正直そこまででも無い。先住民の住む家の下の財宝が欲しいのだが、最初はちゃんと交渉で何とかしようとした(主人公の最初の目的もコレ)し、いざ実力行使で何とかしようとしてもちゃんと最終警告は出しているのでイマイチ『悪』過ぎないのもよろしくない。リアルっちゃあリアルなのかもしれないが、主人公がリアルからかけ離れた『人類をぶち殺し俺たちに立て付いた子ことを後悔させてやるぜ』みたいなことを言っちゃう、脳筋アメリカンヒーローで全然好感を持てない。  バトルシーンを入れたいのであれば部族の中で交戦派と交渉派に分かれさせ(主人公は交渉派)、交戦派が全滅した後、星の超パワーで人類に自然の素晴らしさを気付かせる(それくらいできそうな演出もあるし)みたいな流れにした方が良い。『戦いで全て解決』と言う洋画に蔓延している構図(これ自体は悪くないが、作品的に合わない)から脱せなかったことからこの監督の底が見えてしまう。最後に主人公が人間の体を『捨ててしまう』のも大マイナス、それなら人間の体とアバターを融合させるみたいな演出にしてほしかった。  映像もそこそこ凄いと思うが、アクション部分は寄りが多すぎで分からなくて気持ち悪く、異星の特殊な生態みたいなのも別にどっかで見たことある奴ばかりでスターウォーズの方が面白い。映像演出も個人的にイノセンスの方が全然良かった。 『俺こんな凄い映像と設定思いつたぜ』と言う監督の自慰を延々見させられた感じで気分が悪くなった。  メイキングを見るとあの映像に凄い技術を使ってるらしいが、見た結果感動できなかったんだからそんなの知るか。  映像を見せたいのなら90分位の尺にしてもっと単純な、『謎の惑星に眠る財宝を原住民の相棒とレッツアドベンチャー!』的アクション映画にすればよかった。
[映画館(字幕)] 2点(2011-09-20 08:59:59)(良:4票)
170.  サンクタム 《ネタバレ》 
 雰囲気としては『デイライトの洞窟版』と言った印象。ただスタローンみたく扇風機を通り抜けたりダイナマイトで脱出したりせず終始地味。  まぁ映像はそこそこ綺麗だし、キャラの死因が全員人的要因と言うのも、洞窟を『敵』と言う印象を植え付けないと言う意味では成功だと言えなくもない。  ・・と、ここまでなら4点位は付けても良いかなと思うのだが、大減点の要因は主人公の父親。コイツ一応偉大な探検家らしいのだが、とにかく『最低』。  以前探検家の人のインタビューで『常にチームワークと隊員の命を優先し、リーダーは冷静かつ厳格でなければならない』みたいなことを言っていたが、こいつときたら『目先の功を焦り安全装置を外して潜水した結果仲間が溺死』『洞窟から脱出中減圧をミスり部下を殺す』『恋人を失い落ち込む彼氏に向かって『彼女は私の言う事を何1つ聞かなかったから死んで当然』とチームワーク崩壊の発言(もちろんこの後あっさり裏切られます)』『←の発言後息子に『許してくれ』と弱気全開の泣き言』『その後裏切った彼氏と合流、明らかに情緒不安定なのに『私は息子と行く、お前はついてくるな』と暴言、でパニくった彼氏に殺されます』『そして行き詰ると『もう駄目』だとまた泣き言』等々、何度も心の中で『コイツマジか!?』と言う行動を取りまくり。  そして極めつけは『父親』としてのクズっぷり。  冒頭自分のミスで部下を死なせ『父さんが殺したんだ!』と詰め寄る息子に『彼女はお前がサボった仕事を引き受けて疲れていた、それが死んだ原因と考えられないのか!?』と、そんな部下を制止できなかった自分の責任を棚に上げ責任を息子に擦り付ける・・・・う~~ん、クズ。  そして上述した彼氏の攻撃を受け瀕死の重傷を負った親父の発言『お前の手で殺してくれ』・・・・はぁあああ!?あのさぁ仮にお前はそれで本望かもしれないが、結果的に実の父親を殺した息子がこの先どれだけそれを重荷に感じるか考えろよ!せめて『私は置いてけ』だろ。申し訳ないがこのシーンの時後ろですすり泣く声が聞こえた瞬間『マジかよ!?』と思ってしまいました、ごめんなさい。  正に自動車教習所で見た『悪い運転VTR』の『探検家&父親』バージョン。最後に『この映画を○○さんに捧げる』とか出たが、こんなの捧げられてもノーサンキューだろ。
[映画館(字幕)] 0点(2011-09-16 23:08:40)(良:1票)
171.  グリーン・ランタン 《ネタバレ》 
 ゲッター線もびっくりな位全身真緑と言う古臭さ爆発のヒーローが活躍する本作。  予告篇ではあまり面白そうではなかったが、アメコミ原作の作品がここ最近ヒットしていたのでダメ元で視聴。  肝であるCGは衣装のダサさに比べかなり頑張っていました。特に『想像したモノを具現化できる』と言う能力のおかげで銃や壁(盾代り)、投石機なんかを一瞬で出す演出は『実写版鋼の錬金術師』みたいで面白かったです。  そして本作最大の魅力は『ヒロインの良い意味でのKY感』。主人公は舞踏会に付けてくようなちっちゃいマスクをしてるだけ(指導官的なキャラにも『コレで大丈夫だよ』と言われていた)なのだが『まぁお約束だしバレないんだろうな』と思っていたらヒロインが十秒で見破りました。『何故分かった!?』『顔ほとんど剥き出しじゃない!!』には大爆笑、そりゃそうだ(ついでに主人公がこの時セクシーな声色使ってたのがまたOK)。  正直話や展開には穴が多め。まず封印されていた敵の復活方法が良く分からん。たぶん『恐怖心を糧にする』設定なので『偶然通りかかった旅人の恐怖心を・・・』なのだが、たかが三人分の恐怖心であっさり復活しちゃうような封印なら見張り位立てろ。また、その影響で凶暴化する人間キャラもいるのだが、かなりの登場時間に反比例し活躍は少なめ、戦闘ちょっとであっさり負け、ラストはボスに吸収されるとヘタレ街道まっしぐら。そしてラスボスも撃退方法が『うっかり太陽に近付き過ぎちゃって引力に引っ張られアウチ』とこちらも中々のヘタレ、てか映像的には悪霊っぽいのだが物理現象ガッツリ効いちゃうのが何とも間抜け。主人公の設定が『アメコミで良く見るヒーロー性格だがかなりの臆病』で、敵の恐怖心との絡みを上手く活かせば成長と相まって面白くなりそうだったが、その演出が不足かつ下手で唐突に変わり過ぎ。ラストに仲間の一人が敵化する伏線みたいなのが張られるが、正直劇中では多少嫌な性格ではあるが基本平和を守る良い奴でラストは主人公を助けにも来てくれたりと、この先悪者化するような演出がほとんどなかったので無理矢理過ぎる。  とまぁ荒は多めだが、元々アメコミ映画ってこの程度が主流で最近がちょっと当り過ぎていただけだと思うので、『派手(ドは付かない)なCGとそこそこ軽快に笑えるエンタメ作品』と期待し過ぎずに見に行ったら損は無でしょう。
[映画館(字幕)] 5点(2011-09-11 19:43:32)(良:1票)
172.  ミュータント・タートルズ(1990) 《ネタバレ》 
 釵(サイ)と言う、マイナーながらイカす武器の存在を知れただけでも4点の価値あり。  あと『ノロマな亀が素早い忍者で大活躍』と言う設定は出オチに近いが中々秀逸。
[ビデオ(吹替)] 4点(2011-09-04 18:11:47)
173.  ミュータント・ニンジャ・タートルズ2 《ネタバレ》 
 子供の頃見ましたが、当時は『チャックがどうの』とか『ご都合主義』がどうとかは気にならず楽しめました。  高校時代入っていた空手部でサイとヌンチャクと棒術を習得(・・・と言っても持ち方や簡単な使い方程度ですが)しましたが、流石に刀は無理でした。
[ビデオ(吹替)] 5点(2011-09-04 18:09:37)
174.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
 『余命半年、助かる可能性は1%』と宣告された二人の男(大金持ちと車の整備工)が、病室が一緒になったことで仲良くなり、『死ぬ前にやりたいことを全部やって死のう』と旅に出るお話。  とにかく序盤と終盤の出来が素晴らしい。夢を叶えるシーン(中盤)がメインになると思っていたが思いのほか短く、序盤の病気を申告された二人が仲良くなっていく様が長く、おかげで二人に感情移入しやすくなっている。  そして終盤、遂に病に倒れ息を引き取るモーガン・フリーマン(整備工の方)。遺書に従い娘と再会するジャック・ニコルソンはその後81歳まで行き生き続けた。実際彼は手術に成功し(それでも存命の確率は低かった)、旅の途中も病状が悪化する描写は皆無だったので上手い伏線だと思った。  遺書に関しても『これから末永く生きていく人間』に向けた内容になっており、葬式の際も『これから生きていく上で彼に出会えてことはなによりも素晴らしかった』的なスピーチになっていたり、でトドメの『享年81歳』による『ああ、そうだったのか!』で涙腺決壊の上手い演出。  演技に関しても、アメリカの有名な俳優って目や仕草の演技が凄く上手。たぶん言葉が通じない外国に配給される機会が多いからだと思うが素人ながらそれが良く分かります。  邦題の『最高の人生の見つけ方』も、『最高の人生の最後の見つけ方』と『最高のこれから歩む人生の見つけ方』と二人で意味合いが違っており非常にセンスを感じる。  一見メイン二人の演技が光るが、同行する秘書も最高。時間軸的にラストの場面であの若さは『?』かもしれないが、そこは『演出』と割り切りましょう。  久しぶりの号泣作品。
[DVD(吹替)] 8点(2011-08-25 12:37:24)
175.  REDLINE(2010) 《ネタバレ》 
 一言で表すと『チキチキマシン+アメコミ』風レーシングアニメ、ただ妨害方法が直接攻撃だったり、主人公が非武装だったりするので雰囲気が似てるだけ内容は全然違います。  画はアメコミに若干日本アニメ的デザインを加えたモノをそのまま動かしている感じで、かなり個性が強く(良い意味で)宣伝で言っている通りよく動きもします。肝心のレース描写も加速装置使用時の演出やデッドヒート等見所満載。時速500キロオーバーのスピードで走っている車に徒歩で追いつくドライバーには吹いた。  話はプロローグ的な地方予選レースから始まり親友との確執、本選開始までの人間パート、ヒロインとの再開、そして本選へと正にレース映画の王道。  気にしていた声優も、脇はガチガチのプロで固めてありますし、木村さんはギリ及第点(ハウルよりは良かった)、青井さんは合格(普通に上手い)、浅野さんはアウト・・・だが出番少ないので我慢は出来た。  難点を言えば、先ほど褒めたレース描写。正直褒めてる対象はプロローグの部分で、肝心の本選はレーサーVSレーサーではなく、レーサーVSレースを妨害する軍隊ばかりで、抜きつ抜かれつの白熱勝負みたいのがほとんど無かった(あっても加速装置使用による単純なスピード勝負)。巨大生物兵器VSグログロドラゴンの怪獣対決なんて入れずに(おまけに勝敗は不明)もっとレース見せてよ。  内容のみの評価では6点だが、やれ『萌え』だのやれ『ロリ』等の属性を付けてキャピキャピ五月蝿い女がワキャワキャ出てる作品がほとんどのこのご時世に、ここまで『男成分』のみをぶち込んだ『野郎共映画(もう本当、右見ても左見ても野郎野郎野郎、女もいるしグラマラスだが基本男らしい)』を作ったマッドハウスの英断に賛辞の意味を込めて+1点。某テレビアニメには劣るが2時間以内で『男性ホルモン』を補充できる貴重な作品。   採点に影響しないが一言、最近チラホラ見るが『手書き』を推すのは止めた方が良い。てか昔の作品はみんなそうだったし、じゃあ当時の作品と比べてどうかと言われても、正直『紅の豚』や『ラピュタ』、『AKIRA』の方が凄いし。『手書き』を推すならせめてここら辺とタメ張れる位頑張らないと駄目。
[映画館(邦画)] 7点(2011-08-16 08:04:38)(良:1票)
176.  カールじいさんの空飛ぶ家
 過去の(強調!!)宮崎作品や長編ドラえもんに匹敵できる良作。所々に入るギャグもツボにはまりましたし(そういう意味で犬が一番お気に入り)、アクションありホノボノありととにかく楽しい映画でした。  『丁寧に作られた作品に駄作は無い』と言うが私の考えなのですが、正にこれがその通りだと感じます。ストーリーや構成、伏線やメッセージ性等に斬新さは無いが、その全てが綺麗につながるよう、非常に丁寧に作られています。噂の冒頭十数分で老人にとっていかに妻と家が大切なのかを見せつけることで、その後の行動や変化が彼にとってどれほど大きなものであるかを際立たせています。そしてそういったものを、昨今の日本アニメのように押し付けるのではなく、背景に含ませる程度に表現することで視聴者に見せびらかすのではなく感じさせようとする所も上手いです。  後半のアクション部分も流石ピクサー、カーズのOPを観たときに感じた圧倒的な迫力でキャラが右へ左へ動きまわります。  アニメ実写問わず、今の日本にあふれている『友情』や『家族愛』と言ったパープリンでトンマなアホ共に受そうな要素をアホみたいに詰め込み、これ見よがしに強調し押し付け、つなぎも1日で考えたようなチープな展開で作られたツギハギ作品に飽き飽きしている人にこそ見てほしい作品。  斬新なストーリ展開や革新的な映像表現等無くてもこれだけ素晴らしい作品を作れるピクサーに拍手。  全員とは言わないが、映像作品に関わっている人にこそ見てほしい。これが映画だ!と言いたい。
[映画館(字幕)] 9点(2011-08-14 09:42:48)(良:2票)
177.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 
 これ程作品に込められたメッセージに共感できたのは初めてでした。  毎日会社に行き、定時に帰り、映画やゲームをして寝てまた明日会社に行く。やっていることは同じだが、乗る電車の車両や映画やゲームの内容も違う、だから『今日』は『昨日』と違う・・・・と言う日常を『戦争』に置き換えることでエンタメ映画として迫力の空中戦と、グロい映像を挿入することでその繰り返しに対する『嫌悪感』を表現していた。  主人公は上記のような日常で良かった、だがヒロインは違った。その繰り返される日常の中に愛する人の死が含まれていることに耐えられず、でもどうすれば良いか分からず泣き出す。   そして主人公は戦う、『確実に負ける』と言う『当たり前』を具現化した敵機に。それで変わる保証はないが、変わるかもしれない、それをただ信じて。  現実世界でも『大人の事情』やら『常識』、『圧力』といった多くの壁があり、決してそういった繰り返される日常を脱することは容易ではない。そう言った圧倒的な壁を『子供』と『大人』と言う図式で表現されているあたりも非常に分かりやすかった。  それでも主人公は戦う、諦めたり逃げたりする人が多い中戦った。最後の戦いでスロットルレバーを目一杯押し込むシーンで彼の健気さと決意が伝わり涙が出た。  結局彼自身は負けるが、間違いなく変化をもたらすきっかけにはなった。ここら辺も人と人との絆を表す意味では良かった。  かなり分かりにくく書いてしまい、監督の伝えたい内容とは異なるかもしれないが、とにかく自分の感じたことを書きたかったので申し訳ない。 
[映画館(邦画)] 10点(2011-08-09 12:35:31)
178.  ザ・タウン 《ネタバレ》 
 正直5点位の作品だろうと思ってみたのでそこまで損した気分にはならなかった。  主人公が銀行強盗をした時人質にした女を監視してるうちに恋に・・・と言うベタベタな展開。  案の定足を洗おうとした後半彼女にバレて強盗して撃ち合いして仲間は死に(捕まり)自分だけ生き残りと、アクション映画にドラマ性や恋愛要素を入れたかったのだろうが、正直『凡才なアメリカ人が考えられる限界』を出しきれない展開で目新しさは無くほとんど記憶に残らなかった。主人公の葛藤や板挟み展開も終始ウジウジ優柔不断なだけで男仲間と会話してる時の様なメリハリがなく終始イライラした。  むしろ恩がある義理の兄との確執なんかをもう少し掘り下げた男臭い作品に方が面白かった気がする。この作品に女は邪魔。  とまぁ凡作ながら酷いと思う様な所は無かったので5点でも良かったのだが、ラスト別れた恋人が務める孤児院(みたいな所)に寄付をするが、百歩譲って物を送るならまだしも『汚れた金』を寄付しようとする主人公の気がしれない。とまぁここも平均的アメリカ人が考えうる演出。序盤で孤児院がアイススケート場で『お金が無くて氷が張れないけど・・・』的な台詞があったのに、本当こう言う伏線活かすの下手。  ベンアフレックのファンか、ダラダラ時間をつぶしたい人以外にはお勧めしません。  あと映画が好きじゃない人に広報をやらせない方が良いですよ。『映画史に残る大迫力の銃撃戦がなんたらかんたら・・・・』ってアクション映画的推し方してるが、この作品はアクション部分よりも主人公の葛藤のといったドラマ性がメインになってるってなんで分かんないのかな?ちなみに銃撃戦も言う程のモノではありません。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-08-08 23:16:01)(良:1票)
179.  機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 
 この監督の別作品でも述べましたが、何よりもテンポが好き。  ストーリーの肝を見せつつ謎を孕ませたプロローグから始まり、レイバー戦を交えつつ現在町で起こっている『異変』を『事件』に結びつけるまでのプロセス。途中箸休め的に入る捜査活動。そして全てが確信に変わり怒涛のアクションへと雪崩れ込む。  ・・・と言う、初期のウルトラマンシリーズ的な展開がとにかくツボ。  設定や脚本、演出等にも荒が無く(あるかもしれないが、気にならない位他に魅力がある)。  時代背景はそこまで詳しくありませんが、放映当時で『サイバー犯罪』と言うテーマは中々先見性もあると思います。  当時の私のように原作(アニメや漫画)を見てなくても序盤で簡単な世界観説明をしてくれるので、本作からパトレイバーの世界に入っても問題なく視聴できます(原作を知っていればより楽しめます)。
[DVD(邦画)] 10点(2011-08-06 09:04:16)
180.  ダークシティ 《ネタバレ》 
 『支配者により管理された世界』『主人公だけが敵同様超能力者』等、今だと結構良く見る設定だが、制作された年代を考えると中々先進的だと思う。  特に『断片的で曖昧な記憶』『昼が来ない世界』等はホラー的でとても良いスパイスになっていた。  だがそう言った謎の大半をスターウォーズの冒頭シーンみたいな演出で全部バラしちゃうのはかなりもったいないと思った。  他にも後半、敵の手先と思われていた博士が実は小さい頃から主人公を見守っていた味方だったと言う内容も悪くは無いが唐突過ぎ、もうチョイ伏線張っても良かった気がする。  あとラストの超能力バトルがいささかダサい。超能力を使う時に額から螺旋状の衝撃は見たいのを出すがあまり格好良いモノではなく、このシーンに関してはつくづく大友先生の『球体状に広がる超能力空間』と言う演出がいかに素晴らしいものなのかを再認識させてくれた。  冒頭とラストの唐突ぶっちゃけ演出は頂けないが、設定にはキラリと光るものがある惜作。  せめて120分位にすればもっと丁寧に出来た気もするので本当に惜しい。
[DVD(吹替)] 6点(2011-07-31 08:17:05)(良:1票)
082.67%
1134.33%
2103.33%
3237.67%
44013.33%
5299.67%
65117.00%
75418.00%
84314.33%
9165.33%
10134.33%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS