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rhforeverさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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1.  太平洋奇跡の作戦 キスカ
 古い日本の戦争映画なので全く期待してなかった。ところが非常に面白くいい映画にめぐりあえて得をした気分。 木村 昌福という人物もキスカ島の撤退作戦に関しても全く知らないわけではなかったが、こんな優れた人物が遂行した素晴らしい作戦のことをじっくり知ることができて本当に良かった。  軍人というものは冷静で合理的な判断が求められるはずなのに、どうも日本の軍人はやたら情緒的感情的で、すぐに「いちかばちか」とか「どうせ」とか口走り、目的の達成よりも見た目だけの勇ましさに走りがちで、しかもそれに同調しないと排除されるというそもそも軍人に向かない国民性の中で、この木村さんのような優れた指揮官が存在したことは奇跡的だったと思う。 木村 昌福さんのこと キスカ島脱出作戦のこともっともっと知りたくなった。  ところでなぜ、架空の名前にしてるのだろう。製作当時はまだ軍人を賛美してはいけない雰囲気でもあったのかな
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-31 17:16:42)(良:1票)
2.  陸軍中野学校 開戦前夜 《ネタバレ》 
 他の作品のキリスト教会に続いて、今回はキリスト教系の病院が敵スパイの本拠で、ついてに韓国人が女スパイですかw 外来だからという理由でキリスト教を排除しようとする姿勢、そして嫌韓 40年も前に現在のネトウヨの源流を見つけられて非常に興味深かったです。 で、こんな作品を通じてそういう潮流を生み出そうとしてた新聞社、随分と努力の効果があって良かったねと。wwwwwww  まあ、面白くないわけでもないんだけど、妨害電波の出し方とかちゃっちいなあという面も。あとこれは好みですが小山明子さん若い頃も、さほど美人じゃないなあっていうのはちょっと収穫です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-15 10:52:35)
3.  陸軍中野学校 雲一号指令 《ネタバレ》 
 面白くなかったと言えば嘘になりますが、戦争中にキリスト教徒や教会がそれこそ「スパイ」扱いされた歴史的事実を知りながら、教会をスパイの巣窟にする設定の映画を戦後に作る無神経さにかなり呆れました。(それさえ、なければ海外にも十分通用するとおもうんですがね)  今、そこらへんにウヨウヨいるネトウヨの源流って案外早くからあったんですね。さすがに排外思想をあおる産経新聞が原作の映画だけのことはある
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-07-14 06:12:42)
4.  勇気ある追跡 《ネタバレ》 
 少年みたいな容貌の美少女ならタイプなんだけど、顔だけ完璧に少年で体つきだけ、少し丸みを帯びてってのは微妙すぎますね。  彼女、いちご白書の時はそれなりに魅力的だったのに。  ストーリー的には、あまりに一直線で伏線も何もない単調なものだし、あと味方、敵側両サイド、そこでそれは無いだろって突っ込みどころ満点な作品なんですけど、  そんなほのぼのした作品の中で、それまでかなりストーリーの中心にいた人物をいきなり殺してしまう展開は、意外で衝撃的でした。  その流れで来てるから、最後の疾走も、助かるとも助からないとも予想がつきがたく気持ちが入りやすかったです。  で、最後にはルックス的にはほとんど魅力を感じなかった少女にも、なにか親近感が。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-20 11:12:49)
5.  素晴らしきヒコーキ野郎
 ストーリーそのものはどうもないんですが、実際に飛んでるクラッシックな飛行機が面白くて。あと、アメリカ人の、いろんな国に対するイメージがわかって面白かったです。(ただ、ドイツはいくらなんでも馬鹿にされ杉)  ヒロインの女の子も目や口がやたら大きくてファニーフェイスっていうんですか、なかな可愛らしかったですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-21 10:15:09)
6.  枢機卿
「ドイツ政府元首ヒトラーが共産主義ならびに虚無主義とあくまで戦う決意の人であることを認め、喜びにたえない」 (ローマ教皇ピウス11世) 映画なんだから多少のフィクションは構いませんが、歴史的事実と真っ逆さまなストーリーは、あまりに酷い。  0点をつけるのは1作だけだと思ってたんですが。
[CS・衛星(字幕)] 0点(2012-07-30 10:21:05)
7.  刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM> 《ネタバレ》 
犯人のトリックやコロンボのはめ方は、いい味出してるんですけどね。 途中で、何の確証もない女性に迫る強引さがちょっといやだなあ。 考えてみれば、殺人犯の共犯なんですが、ルックスいい女優さんが演じ照るからと言って、可哀そうになるのも馬鹿な話で。(逆に、年上妻にまったく同情感じないのは、自分ながら人間としてどうよと)
[DVD(吹替)] 6点(2012-03-19 15:20:43)
8.  ロリータ(1962) 《ネタバレ》 
ロリータの女優さんが好みなんで、実は最初の方は主人公に感情移入して(って、相当危ないなあ、自分w)見てたんですが、途中から主人公のあまりの執着さのみっともなさ、それからどんくささに辟易しました。特にあの病院での暴れ具合とか見てられなくて。  しかも(ここから重大なネタバレあり)ロリータを奪ったのが、さんざん警戒した若い男ではなくて、自分と同じ中年男性とか、もう哀れで見てられません。  到底、大学の教師を勤めるような知的な人間には見えませんでした。それだけ、ロリータの魅力には人を狂わせるものがあると描きたかったんでしょうかね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-15 11:09:56)
9.  北京の55日 《ネタバレ》 
 平成24年10月7日全面改訂。とにかく扱ってる題材はいいのに、台本がつまらない。これだけ大きな歴史的事件として、あるいは絶望的な状況で戦い抜いた少数の人々の姿を描くなど、いくらでも描き方があったのに、実際には凡百の恋愛ものが多くのウェイトを占め、少なくとも「義和団事件」を扱った映画として期待されるものは満たしていないと思う。  是非、リメイク希望。(できたら、日本資本で。冒頭で最近の暴動、破壊行動の実写でも入れれば、100年たってもほとんど進歩の見られない民度の低さとか、あるいは清朝とあまり変わらない現政権の夜郎自大ぶりとか、下手な広告よりよほど効果があると思われw)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-01 11:32:51)
10.  若者たち 《ネタバレ》 
 作られた時代や山本圭とか出てるんで、もっと思想色の強い映画かと思って若干、気が進まなかったんですが、案外そんなこともなく抵抗無く見れました。  塚、単純で馬鹿で熱血な兄が、兄弟姉妹と一緒に生活し、がさつな言動を繰り返したあげく取っ組み合いの喧嘩になるってストーリーは実は、下の方が書いてる某テレビドラマで馴染んでたので全く抵抗無く、かえって懐かしかったです。(映画には関係ないけど、あのドラマって出演者の関係で二度と放映されることないですね。カナシス)  あと、栗原小巻さんや佐藤オリエさんが案外と現代風の顔立ちで結構素敵でしたね。
[地上波(邦画)] 6点(2011-04-30 12:57:47)
11.  五瓣の椿
 たとえ文学作品として優れていたとしても、それをそのまま映像化すれば面白い作品になるかと言えば、それはまた別問題。  正直、ごくごく最初の方でほとんど全てが分かってしまい、いささか退屈さを感じた。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-24 12:19:40)
12.  卒業(1967)
 ミセス・ロビンソン役の女優さんがどうも苦手で。整った顔立ちなんだろうけど、自分的には「怖い」男顔で、ああいうタイプにはひたすら萎えます。  確かに、こういうことで映画に入っていけないのは、相当レベルの低いとい自覚はあるけれど、同じような年代でももう少し女性的なセクシーさを感じさせる女優さんを使っちゃいけない訳でもあったんだろうか? キャサリン・ロス、決して美人系でもないし、スタイルもなんかぱっとしないんだけれど、出てきた瞬間からすごく惹かれるのは不思議です。
[DVD(字幕)] 5点(2010-11-15 13:38:26)(良:1票)
13.  アラモ(1960) 《ネタバレ》 
 少し、テキサス独立戦争、それから米墨戦争について調べてみました。先入観では、アメリカの移民が他国に浸透し現地政府(メキシコ)といざこざを起こし、それを口実にアメリカ軍が進軍、そし併合という単純な図式を考えてたんですが、そもそもメキシコ側がアメリカ人移民を招致した経緯があったり、メキシコ政府が非常に混乱していたりという面もあって、それほど単純なものでもないことがわかりました。(塚、根本に遡れば、アングロサクソンにもスペイン人にも無縁のネイティブアメリカンの土地なんだし)  ただメキシコ側にしてみれば、固有の領土の3分の1を奪われた戦争である事実だけは、間違いの無いわけで。それをこんな「正義対悪」「自由対圧政」みたいな歴史観がアメリカで伝統的なものになっても、異論を言えないのはかなり気の毒な気がします。  以前聞いたことがあるんですけど、historyというのは、his story つまり誰かにとって都合のいい物語なんだそうです。で、この事件のように二つの国が関係ある場合は、当然勝った方、力の強い方の物語がそのまま歴史として定着するんだなと、非常にわかりやすい映画でした。  なんて理屈を考えなきゃ、最後の迫力ある戦闘シーンや、男3人の微妙な関係とか充分楽しめる映画なんでしょうが、自分には無理でした。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-11 17:17:31)
14.  荒鷲の要塞 《ネタバレ》 
 今回改めて理解できたのは、「戦争」アクション物は、正当な戦争物とは全く別物だということ。そう割り切れば無理やりな設定も、ベルリンからアルプスまで飛んでくるヘリコプターwも、敵国の軍服を着込む明確な国際法違反に対する拘りの無さも少しも苦にならない。  ドイツとかイギリスとか第二戦線とか一切関係なく、単に敵の要塞、大部隊相手に少人数で乗り込む、007のような架空のスパイ物だと思えば、逆転、また逆転の話は結構楽しめました。  ただ、どなたかが指摘したように、敵側がキャラクター的には面白かったわりには、話のふくらみがなかった。  あと、こういう点に触れると自分でもかなり幼稚だと思うが、映画というのはあくまで映像表現なんだから、昔の撮影技術のために劣っている点は、劣ってると率直に指摘すべきで、「昔の映画なんだから」と言い訳する必要はないと思う。  正直、ロープーウェイの上の格闘シーンとか、あまりにも合成が稚拙で全然スリルを感じられなかった。車の中から外を映すのも、はめ込み画面ミエミエで、昔って本当に撮影っていろいろ制約があったのがわかった。  ちょっとけなしちゃったけど、まあ楽しめた。女性が二人とも美人でセクシーなのも好感度アップ。  平成23年6月20日追記 駄目ですね、2度見ちゃ。もうぬるい、ぬるい。例えば、銃を突きつけられて自動車で連行される主人公二人、靴の紐を直すといって屈みこむやいきなり暴れだし、ドイツ人はみな撃たれるか自動車から飛び出るかして死亡。主人公二人は全くの無傷。って馬鹿な。あるいは、隠れ家をドイツ軍に包囲される、やはり主人公二人。ところがドイツ軍は、真っ正直に表しか見ず、誰一人裏に回りこむことは考えない。(日本の警察だってもうちょっとは用意周到w) だいたい、作戦目的そのものが?戦時中なんだから怪しけりゃ即拘束して尋問するとか、映画中に出てくる自白剤もあることだし。もう、そこをぬるい、不自然と感じたら見続ける元気なく成りますね。  ということで、テレビドラマが普及してない時代だからこそ通用した一回で十分な映画化と
[DVD(吹替)] 5点(2010-10-18 10:42:23)
15.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
 見る回数を重ねるごとに評価が下がっていく映画というのも珍しいんですが、今回その原因を探りながらじっくりと鑑賞。  一言で言えば、緊迫感の無さ、緩さ。銀行強盗にしろ列車強盗にしろ、あまりに淡々と、あまりに気負いなく、そしてあまりに簡単に行われるので見ていて気持ちが入りません。  逆にピンチにしても、延々と続く追跡シーンもちょっと、緊迫感、恐ろしさがわかりづらい点があるし、有名な崖からのシーンも一度見れば、二回目以降は「はい、ここで……」とわかってるわけで。  ラストだけは、それなりの緊迫感、余韻があったことは確かですが。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-11 10:13:37)(良:1票)
16.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
 SFにはやはり他のジャンルにおけるような「クラシカルな名作」はありえないんですね。どんな名作でも「制作年度を考えれば」という留保条件をつけなければなくなるということが、よくわかる映画でした。  原始時代、あるいは宇宙船、宇宙ステーションの描写まではよかったんですが、コンピュータの描写とかどうしてもね。  原始時代のモノリスをきっかけにしての進化は、随分考えるものがありあましたし、現代編のスペースシャトル、宇宙ステーション等は頑張って作ってるなと。  ただ、自分などは原作読んでるから「あ、スターゲイト」「ほらスターチャイルド」と理解できたわけですが、原作未読の人にとってあのラストは? いかに凝った画面であろうと映画単体だけで理解されないのは、いかがなものかと あと、今回強く感じたのは、原作者、製作者の神に対する信仰。  人類の理解を全く超えた存在があり、それが人間の進化に手を差し伸べる。 キリスト教社会に生まれ育った人間にとっては、何の無理もない発想なんでしょうが、 私のように全く無信仰の人間には、今三ピンときませんでいた。
[DVD(吹替)] 7点(2010-09-20 11:21:44)(良:1票)
17.  大脱走 《ネタバレ》 
 どこが面白いかは、たぶん私より前の300人によって語りつくされていると思う。個人的には脱走してからの方がよりスリルがあって面白かった。マックィーンのオートバイ、 バスに乗るときの尋問での最後の「グッド・ラック」、逃げおおせたとほっとしたロジャーに背後からかかる声。見所はいくらでもある。  しかし、私はこの映画に無条件で10点をつけることはできない。どうしてもストーリーの背後に見え隠れする「自分達は絶対の正義」「ドイツは絶対悪」「正義対悪の戦いだから、ルールなど守る必要はない」「しかしながらドイツ側がルールを守るのは当然である」みたいな、ある意味極めて身勝手な考え方がどうしても我慢できないから。  今回改めて戦時国際法をじっくり調べて見た。確かに捕虜の逃亡は、ある程度、当然の行為とみなされ、一定の処罰の対象とはされるものの死刑は正当化されない。  だからこそ、ラムゼイは脱走者の死亡に対して憤然たる態度を取り、また所長は申し訳なさそうな態度を取ったわけで。  しかしながら、軍人が私服を着たり、場合によっては敵国の軍服まで着ている事実が、 まるで問題のないように描かれるのはどうだろう。  それから、バートレットの目的は、単なる逃亡では無い、敵のかく乱行為=戦闘行為である。国際法ぎりぎりの戦闘行為を行いながら、それで処罰されたら相手を鬼畜生扱いは、あまりにも子供じみていないか?だいたい絶対倒さなければならない「自由の敵」(バートレットの言葉)が、必ず国際法を守ると無邪気に信じる発想がわからない。  最後に、彼らの大部分は空軍兵士であるわけだが、彼らによって焼き殺された非戦闘員には、捕虜になって命を守る機会など一切無かったことだけは忘れないで欲しい。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-09 18:41:54)(良:2票)
18.  名誉と栄光のためでなく
 アルジェ独立物はこれで二本目ですが、両方ともあまりにフランス軍の装備が貧弱なことに違和感が強すぎでまともに評価できません。(歩兵がトラックで移動とか、この映画の十数年前に同じ場所で戦ったドイツ軍に劣ります)  これが、フィクションか事実か?事実としたらどんな理由かわからないと、きちんとした評価ができないのでとりあえず評価は保留という意味で5点。  ただ、ヨーロッパの有名な戦いを扱った映画で、ドイツ人、フランス人が主人公で言葉英語というのは今更あきれもしませんが、わざわざ自分達と直接関係の無い、フランス人とアルジェリア人の戦いの映画を作って、全員に英語を話させるアメリカ人の感覚ってちょっと理解を超えてますw
[DVD(字幕)] 5点(2010-08-09 13:40:21)
19.  影の軍隊(1969) 《ネタバレ》 
 扱ってる題材はすごく興味深いもので、個々のエピソードにも面白いものはあったんですが、演出と全く感覚が合いません。どうしてこの場面にこれだけの時間を割かなければならないか分からないシーンが多々あり(例えば、ロンドンでの英軍兵士の楽しんでる姿とか、潜水艦への乗艦シーンとか、それから前半部分の裏切り者の処刑シーンにしても、意味あるエピソードではあるんですが。映画全体のバランスから言えば随分冗長な無駄な時間を費やしているような)、非常にもったいなかった感が強いです。  あと、ストーリー全体の構成としても、もっと最初からジェルビエとマチルドに焦点をしぼった方がより感慨が深かったのでは?  終盤においてのマチルドの重要性から言えば、彼女が登場するのが中盤過ぎというのはふに落ちません。  最初の収容所、それからパリのゲシュタポからの脱走シーン、途中でほとんど主役の一人と思わせるくらい重点を置かれたジャン・ソワールの描写とか、終わってみると妙に散漫なストーリーに感じざるを得ませんでした。  もちろん逆に群集劇と捉える見方もあるかとは思うんですが、そうすると逆に終盤のマチルドの扱いが重すぎるんですよね。  あと、主人公の二度の脱出とか、あまりにもドイツ軍を間抜けで無能に描いているのはリアリティという面から見てどうかと。特に最初の脱出とか、パリのドイツ軍司令部(少なくとも字幕ではそうなってた)ドイツ兵がせいぜい10名くらいしかいなかったしw 、後は後で煙幕が張られるまでの数十秒間、まっすぐに走っていく民間人に機関銃の弾一つ当てられないとか、渋い映画にしてはちょっと興ざめでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-02 18:14:17)
20.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 
 もう、何回観たか分からないんだけど、今回初めて気がついたことがありました。 犯人が誰かは、皆さんおっしゃるように消去法でも、あるいは配役でも(二度死ぬは、007の中でも好きな作品なのでw)、すぐ分かるんですが、それがはっきり分かるシーンが……。  肺の中で、人体の働きに感嘆し、「深遠な意志(=神)が働いている(奇跡だ)」と感嘆するのが、一応ソ連のスパイかも知れないということになっていたデュバル、それに対して「奇跡ではなく、5億年かけて進化した単なる気体の交換だ」と冷笑的なのがマイケルズ。(台詞の順番が一部逆ですがまとめました)  もう、ここで英米の観客には、誰が本当のスパイかまる分かりなんですね。というのも、当時の一般的な考えでは、社会主義者=唯物論者=神を一切信じない人々 ということになってましたから。  キリスト教の牧師が平然と左翼系の団体に参加したりする日本人の感覚では、ちょっと分かりづらいんだけど、改めてなかなか上手でさりげない伏線のはり方だと思いました。  あと、ラクエル・ウエルチに大半のシーン、身体のラインがはっきりするウェットスーツを着せたサービス精神は、好感度大幅アップです。w
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-02 11:19:54)(良:1票)
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