1. ドラえもん のび太と雲の王国
《ネタバレ》 個人的に初めて見た映画作品だったので思い入れは深く、20年ぶりくらいに大人になって見ても懐かしさも相まって泣ける作品でした。 自分が学校を休む度に録画していた本作を見ていたので、好きなシーンがたくさんありすぎて挙げきれませんが、その中で特に感情的になってしまう2つがあります。 一つは挙げている人も多いと思いますが、ドラえもんのタンク突撃シーン。天上人達の命には代えられないという台詞と突撃するその勇ましさに、またドラえもんが好きになります。(密漁4人組には当時も腹立たしかったですが、今見ても腹が立ちました笑) もう一つはのび太が故障したドラえもんを連れて鳥に乗って王国へ帰ってくるシーン。故障したドラえもんのコミカルさと、のび太がドラえもんに頼らず一人で頑張らなくてはいけないという状況。そして絶対にドラえもんを直したいという強いのび太の気持ちと2人の友情。鳥に乗って帰れるのか?と思ったら、あの「ごはんだよー」の道具が伏線になっているとはもうホントに恐れ入ります。そして王国内に帰ってきた時に「雲が行くのは」の音楽が流れて僕も涙が流れます笑 藤子・F・不二雄先生は本作あたりの時期には、もう体を悪くされていたのでしょう。彼の環境問題についての強い訴えも伝わって来、子供当時は強い影響を受けましたし、そういった社会的な意味でも良い作品だと今見ていても思いました。 [ビデオ(邦画)] 9点(2017-02-05 10:05:43) |
2. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 最後のロケット発射シーンに父親が姿を見せたところが胸を震わせられました。校長の豹変とかライリー先生の唐突な体調不良等の急な展開にも目を瞑れる程の感動でした。ありがとう [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-11 15:42:20) |
3. レナードの朝
毎日をしっかり生きることの尊さを痛感させられる。コミュニケーションが取れない人も生きているということは周囲も理解しているだろうが、その人の感情までをも理解しているのだろうかと問いかけられた気持ちになった。 さらに、門外漢の医師ゆえに気付きがあった点にも注目したい。物事を軽んじることがどれほど罪になり得るかを、患者を治そうと思うことを無駄のように考えていた医師を見て、自戒する思いになる。思いやりのある人になりたいと思うと、作中にあったセイヤー医師の笑顔が目に浮かぶ。 [地上波(字幕)] 8点(2016-12-17 18:32:52) |
4. レオン/完全版
《ネタバレ》 殺し屋か女の子のどちらかが死ぬというのは読めてしまうが、とても面白い。 [地上波(吹替)] 8点(2016-10-05 12:45:45) |
5. あの子を探して
《ネタバレ》 とても好きな作品です。村の子供たちが可愛かったのが印象的。 最初は捜す動機がお金だったウェイ先生が、いつの間にか男の子のことを思っての行動に変わっていたのが凄く自然に感じて良かった。 終盤の先生のテレビ出演とそれを見た男の子の2人の演技がドキュメンタリーのような自然な演技だったので感動に繋がったと思う。 [地上波(字幕)] 8点(2016-09-30 22:01:21) |
6. お引越し
《ネタバレ》 ありそうな家族修復の映画と思いきやこれは裏切られました。両親の離婚に対して意識し抵抗し、そして受け入れるというストーリーは全く見事で、少女の成長をひしひしと感じられるものでした。また演出も多様で、子役の個性も相まって非常に魅せられました。 終盤の彼女の成長を具現したようなシーンはとにかく見入ってしまったし、何より「おめでとうございます」のインパクトは凄かった。独りになり山を越えた彼女が両親と離れた自分に対し言ったその言葉は励ましか祝福か。その時流れている悲しげな音楽に子供時代との決別を感じさせるとともに彼女がひとつ大人になったことを確かめさせ、また彼女はそれを自覚しているように見え逞しく感じました。そしてその後の離婚届を渡す、作文発表、エンドロールの流れが良く、前向きな思いが強く残る作品で素晴らしいです。 最後に両親役の二人の関西弁は完璧ではないが上手だったなあと思った関西人の私の印象を付記させてもらいます。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-10 22:47:10) |
7. ザ・プロデューサー
《ネタバレ》 これは面白い!構成がハマっている。最終的に部下がキレたのを分からせることで上司と部下が相容れないものだという先入観を植え付けられてしまい、最後そっちを撃つとは思わなかった。ラストの何とも言えない奇妙な雰囲気もまた良く、印象に残る作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-23 18:20:41) |
8. 死の棘
《ネタバレ》 人間の狂気性の悍ましさとシュールな笑いが共存している凄い作品。松坂慶子の圧倒的な演技と岸部一徳の不気味な個性が噛み合ってエライことになっている。印象的なシーンが2つある。1つはプラットホームでミホが邦子を見かけ半狂乱に陥るシーン。公共の場こそ狂気が映える場所で、いきなり「アイツが~」と言い出した時はホントにドキッとしました。「アイツ」という言葉が憎悪を的確に表していますね。もう1つは水のない沼地で何故か船に乗ってるところ。不協和音の音楽と飛び回る鳥が相まって不気味さ全開。手汗も全開。一方で面白いところもあって、心が正気と狂気の狭間にある時はどこかしらシュールさがあるし、最後の女同士の取っ組み合いは冷や冷やしながらもどこか可笑しい。あんなのそんなに見れるもんじゃないです。非常に見応えがある作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-21 01:05:39) |
9. スクリーム(1996)
《ネタバレ》 今まで見たホラー映画の中でも最高でした。狂気性が凄まじく意外度も高い。また見たくなる作品。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-24 00:35:08) |
10. ノッティングヒルの恋人
こんな予定調和的な現実離れしたラブロマンスに胸がキュンとなった自分が恥ずかしい…。 脇役の人たちのキャラクターやちょっとしたドラマが作品を盛りたてている。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-05 17:51:52)(良:1票) |
11. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 ギルバートのアーニーへの愛情と苦悩も良かったと思いますが、私はギルバートの母への思いに心を揺さぶられました。家に火を点けるという大胆な展開には驚きましたが、ギルバートの母を笑いものにはできないという強い思いに涙が出ました。家族への気持ちを再認識させられる良い作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-05 17:55:40) |
12. 天使にラブ・ソングを・・・
かなり楽しめた。楽しそうに歌うのを見ると、自分も楽しくなってくる。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2010-12-17 00:38:48) |
13. セントラル・ステーション
《ネタバレ》 最初はブラジルって嫌なところだなあ...なんて見ていましたが、仲の悪いそりが合わない二人の見せる変化が面白い。 序盤は子どもの、中盤はおばさんの、その境遇が悲しい寂しいような現状に同情を誘われる。 私自身はキリスト教に詳しいわけではないけれど、宗教的文化の表現を思わせるシーンがところどころにあって作品の雰囲気を引き締めている感じがあります。 ラストの兄弟に出会うところが派手過ぎず、言葉も要せずに分かり合ったのは正に静かな感動という気がして本当に感動しました。 全体として、土地を見ても人を見てもブラジルは広いんだなあという印象が残るし、映像だけでも仕上がっている素晴らしい作品です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-10-01 10:56:23) |
14. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 序盤は真面目でない又は頼りない各々の人物にイライラし、唯一議論をしようとする男が勇ましく見え、さらに男の隣の席のダンディーおじさんが頼もしく見える。 会議が終わり帰る場面では反対に各々は個性的な面白い人物に見える一方で上の二人はつまらなく思ってしまうのが楽しい。 自分が脚本の仕掛け通りに人物の見え方を動かされたのを感じるに、自分がこの会議の場にいたら馬鹿に見える人物だろうなと思うとともにパフェが食べたくなった。 あと途中の鼻血おばちゃんの「あなたは心が歪んでいる人です」はめちゃくちゃ笑えました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-28 16:15:49) |
15. シャイン
サクサクと物語が展開していくので見やすい一方、実話とされているものに忠実過ぎた感がある。 主人公ヘルフゴッドが持つ才能と危うさに父親の独善的な性質が混じって、彼を見守るような思いで見させられる。それ故、最後のピアノリサイタルは湧き上がるような感動がある。 本人による演奏のシーンは目が釘付けになるほど凄まじく、それを見て、聞くだけでも価値があると思うほど素晴らしかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-12 16:18:04) |
16. 息子(1991)
他者に迷惑をかけない限りにおいて、人は生きたいように生きるべきだし、それがその人の幸せを作るということを思わせられました。 長男夫妻も父親を思う気持ちがまるで無い訳ではない。でも父親とは埋められない溝がある。これは生き方に起因することで、山田洋次さんも以前テレビで言っていた「幸せとは何かということ」なのかなと感じました。 それでも親には多少の迷惑も幸せにつながるようで、これは信頼や同情があってこそ。互いに悪態をつきながらも微笑ましいやり取りを見せる父親と次男を見ていると、それぞれに幸せなその後が見えてくるようで、どこか寂しい中に温かい余韻を残してくれました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-12-15 23:35:50) |
17. 逃亡者(1993)
キンブル医師が優秀過ぎて全てをコントロールしているように感じるところが難点ですが、サクサク見れて良いです。 すごく高いところから飛び降りたインパクトが凄い。やっぱりキンブルさん優秀。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-31 07:26:43) |
18. カリートの道
カリートのキャラクターは好きにならざるを得ない。そしてこれだけ裏切りそうな人物が多けりゃ見逃せませんわな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-09 18:59:59) |
19. ミッション:インポッシブル
意外性があるような無いような展開ですが、間違いなく面白かったと言えます。 爆発するガムの件に始まる編集も気に入りました。コンピューター画面の時代感も興味をそそられます。 それにしてもこの音楽を作った人は天才だと思う。こんなにキャッチーな音楽はそうそう無いでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-13 19:23:45) |
20. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 万人ウケするのも分かる。いろんな楽しみ方が出来るし、良く作り込まれている印象を受けました。 ラストシーンの青色が素晴らしい。二人の再会を清々しく際立たせていた気持ちの良い終わり方でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-08 21:27:58)(良:1票) |