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1.  清須会議 《ネタバレ》 
さすがの着眼点だなあ、と。久々の密室劇形式かなあ、と。期待しつつ見たが、悪くはないが大した印象もなく普通だなあ、という漠たる感想に落ち着いてしまった。 愛憎渦巻き戦略駆け引き飛び交う人間交差で、このへん三谷氏は相変わらず上手いと思う。池田への説得のあたりとかは流石の才気を感じる。ただ、いかんせん全体的に無駄に長い。これならもう少しキャストを減らし…「豪華俳優陣!」で勝負せず…会議に向けての思惑に劇を集中させ、史実そのものは変えないとしても会議をもっと膨らませて、決着ついて終わりとした方が良かったのではないかと思う。旗取り合戦も、会議後の忍者とかも不要。アクション要素とか無理に入れなくていい。知能戦をもっと掘り下げてほしいというのは欲張りだろうか。 それと、これは異論もあるだろうが、俳優陣に関してはどうしてもいつものメンバーだなあという感が拭えない(大泉秀吉は良い)。確かに豪華で上手いけれど、勝手ながら、皆様プロとしてプロの仕事しました次頑張りますという印象で、灼熱を感じない。三谷氏なら、有名じゃなくとも力量のある俳優をたくさん知っているのではないか? スポンサーの問題とか色々あるんだろうけど、そうした方々を揃え、脚本だけ担当して監督や演出は他の人に任せ、熱気みなぎる密室劇をもう一つ見せてもらいたいと個人的に思う。
[映画館(邦画)] 6点(2015-01-25 22:21:13)
2.  踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 《ネタバレ》 
相変わらず組織上層部は腐り果て、現場最前線だけが正しい。こうした描き方はこのシリーズが流行らせ、警察だけではなく会社やら学校やら何やら、各映画ドラマ小説に於いてよく使われるようになった。それの是非をどうこういうつもりはないが、こういう内容で警察から抗議は来ないのか?と思ってしまった。派手な内部犯行…しかも動機不鮮明なシリアルテロリスト的な人たちが騒いでいて、上層部は抜群の無能ばかりで、私は警察関係者ではないが、そういう方々が見たら怒るかなあと感じた。 それはそうと内容だが、これまでのシリーズ要素を叩き込んで祭りに仕上げたのは悪くない。いつものようにストーリーは無茶苦茶だが(でも前作よりはだいぶマシ)、いちいち突っ込んでいては身が持たない。安心できるキャスト、訴求力のある音楽、上滑り気味のギャグ、大物俳優のチョイ出演などを楽しめればストーリーなんてどうでも…良くはないが、もういいやという気にさせられる。これがシリーズ初見の方は少ないだろうし、これまで支持してくれたファンの皆さんありがとう!あれもこれも出すよ!セットや撮影はお金かけましたよ!最後はバスが突っ込むよ!いいセリフもあるよ!だからストーリーは大目に見てね!というフェスティバル映画ということでもういいんじゃないでしょうか。 しかしファイナルという割りには人間関係を根本から動かすような大ネタはなかったので、興行収入さえ良ければまたやる気満々だったのではないかと思う。良くなかったようなのでどうなるか。
[映画館(邦画)] 6点(2014-09-28 17:49:14)(良:1票)
3.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
なぜ軍人の中で山本五十六だけが、戦後これだけ経ってもなお映画の主役を張れるほど人気があるのだろうか? もちろん人間的魅力や味のある言葉などもあるが、個人的には「五十六」という名の抜群のインパクトと、終戦を待たずに戦死したという早世の感がかなり作用しているように思う。もし彼がありふれた名前で、終戦を迎え東京裁判において死刑に処されたなら(確実にそうなっただろう)、印象が変わりこの映画も生まれなかったであろう。まあ、それも無意味なifである。 それで映画の内容だが、当然山本ファンをアテにしているので、彼の愛人問題とかトンパチな部分は全て削除し、全面的に美化されている。「70年目の真実」と銘打っても、多分これは真実ではない。でもドキュメンタリーではないのでそれについては別にどうこう言いたくない。 ただ、真珠湾以前から戦死へ至るまでの出来事が総花的に流れているので、いまひとつメリハリがなかったようには感じた。真珠湾の準備とか、開戦に反対しているならその意志に反し先陣を切るその苦悩とかをもっと描き込んだ方が良かったのではないか。水饅頭とか細かいところには拘ったが、全体を支える序破急が見えなかった印象が残った。CGもあと一歩かな。しかし単に反戦とか平和を叫ぶようなあからさまなメッセージに逃げなかったのは評価したい。 次は是非、牟田口廉也を主人公にして人間と組織の醜さと浅ましさを描きまくったブラックな映画を作ってほしい。企画通らないか…誰も見ないか…私は見に行くが。
[DVD(邦画)] 6点(2014-09-20 21:32:39)
4.  映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊 《ネタバレ》 
これまでのリメイク作品は、改変の内容が議論の的であった。リアルタイムでオリジナルを見ている人(私を含む)からすると、おおむね批判的な意見が多かったように思う。 それならばということなのか、今回はほぼ原作通り、ストーリーは勿論、細かいギャグや台詞回しに至るまで、むしろオリジナル以上に原作漫画になぞった形で作られていた。「ペコとその父親がボンクラだったので内乱に至ったのではないか」という原作への指摘をフォローするためか、一応ペコの苦悩と成長が描かれたり、ジャイアンが見せ場でペコを殴るのが追加事項か。ただそれなら、サベールは絶対にペコが倒すべきだったし、「十人の外国人」に関しては新解釈がされるのではないかとひそかに注目していたがその辺はそのままだった。そのためか、十分に面白いながらも、少々物足りないところが残った。改変すれば文句を言い、改変しなくとも文句を言う。これは私の卑しさではなく、ドラえもん映画に対する偏愛と感謝と期待と…要するに思い入れがスパイラルして着地点を見失っているということで許していただきたい。 もともと好きな作品なのでしっかり堪能はしている。ジャイアン=映画だとカッコいい、を決定づけた名作だ。当然のことながら王国はきっちり描かれているし、巨神像のスムーズな動きには驚かされた。他に、直立すると妙に手足が長く、そこまでの可愛さが吹き飛ぶペコや、なんでこんな色と声にしたんだと思ってしまうスピアナ姫など、細かいこと言い出したらキリがない。それもこれも思い入れのスパイラルによるものだ。 再来年はいよいよ「海底鬼岩城」のリメイクかな? バギーが別キャラクターに変換されるかが注目だ。どっちに転んでも文句言いそうだ。 
[DVD(邦画)] 7点(2014-09-13 21:18:22)
5.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 
先に原作を読んでしまっていたので、内容的には特に驚きはない。スムーズなミステリものだが、映像や演出とかは豪華なドラマレベルといったところ。 何故このタイトルなのか?タイトルに込められた意味とは?という面ではどうにも弱すぎる。それは映画ではなく原作の問題なのだが、東野圭吾担当の敏腕編集者が麒麟像を見つけてきて、次作はこれで行きましょうと薦め、作者が乗ったのではないかと勝手に思っている。 それに加えて好きになれないのは、どうにも二人の人物に対しての温かな描き方が気に障るからである。 まず八島。単にその辺に落ちている鞄を拾い逃げたならまだ同情の余地もある。しかし逆恨みの対象とはいえ、自分が知っている人物が非常事態に陥っているのを知りながらその人の鞄を奪い逃げるのは蛮行としか言いようがない。仕事がない、子どもが出来た、そんなもん言い訳になるか。などと怒りを禁じえない。こんな奴のどこに惚れたんだこの彼女は…というのは関係ない。 次、青柳悠人。後輩に対する過失致傷の重さもさることながら、その後輩がどこで何してるかを気にも留めずに平穏に生き、そしてその後輩の姿と母の静かなる怒りを知りながら侘びを入れるでもなく匿名でネット上で罪の意識を軽減させる…そりゃ父親も怒るわ。ちょっと格好いいからっていい気になっているんじゃないか…というのは関係ない。 補足すると、この二人がやらかしたことは人の弱さに起因するものであり、私も当事者になったら同じことをするかもしれない。ただ、それをあたかも悲劇のヒーローであるかのように描かれているのが気に入らないと言っているのである。 で、ここでお願いだが、出来ればミもフタもない続編を作ってほしい。 真実を知った吉永母のマグマのような怒りは正視できるか。微笑から静かに放たれる罵声の数々。私立中学を襲った大スキャンダル。糸川先生に全て押し付ける校長の隠蔽工作。吉永母の代理人となった敏腕弁護士の猛攻撃。青柳家、父の祈りも虚しく一家崩壊。青柳妹、「殺人犯の妹」のレッテルを貼られ再度のリストカット。天空に向けて炎を吐く麒麟像。既に舞台は法廷と家庭に移り、事件は完結しているため手が出せない加賀。その加賀に必要以上に接近してくる看護師・金森との禁断の恋…タイトル「麒麟の復讐」。ま、間違いなく製作されないだろうな。売れないし。
[DVD(邦画)] 5点(2014-07-19 21:17:06)
6.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
内田けんじ作品ということで眉に唾をつけて見る。どうやって騙してくれるのか?こういうパターンか?それともこうか?なるほど、そう来たか。でももうひとひねりあるだろう…あれ?終わっちゃった。という感じ。 これはある意味で製作者に対して失礼な鑑賞姿勢である。何か仕掛けがあるだろうという先入観があるため、内容を鵜呑みにしなくなってしまうのである。別に何か約束されているわけではないのに、勝手に更なるギミックを期待し、それがなければ若干の失望をする。騙されたい症候群である。 個人的には、記憶が戻る前の方が面白かったかなあと感じた。すれ違いのまま続けていった方が好みである。その後は、多少のツイストはあるものの割と正直なサスペンス風味で、これはこれで悪くないけど香川がもう役者として突っ走っていった方がコメディ要素が強くなったか。別に強くならなくてもいいけど。 どちらかというと独特の台詞回しや交錯を楽しむ作品ではないかと思った。冒頭の結婚宣言とか、演技指導のシーンとか。部分部分に秀逸さを感じるところはあるものの、全体としてのインパクトは持つに至らなかった…というのが結論。次回作では思い切り騙して下さい。期待してます。
[映画館(邦画)] 6点(2014-07-19 20:35:47)(良:2票)
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