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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 888
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  8 1/2
レジェンドの映画監督たちがマイベストに挙げているように、自分事として刺さるのだろう。 傲慢で繊細な映画監督の逃げたくても逃げられない立場の重さによる現実逃避。 本人の意思とは関係なく映画製作が進み、まずます混沌に拍車がかかるあたりとか、 「映画とは何か?」を問うた草分け的存在として今後の映画史に多大な影響を与えたのは事実。  普通はこんな奇をてらう映画は観客に受けるわけがないと思いつつも、 コントみたいな結末に名作たる理由はなんとなく分かる気がした。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-15 00:25:09)
2.  101匹わんちゃん 《ネタバレ》 
幼い頃、ビデオで何度も見ていた思い出。 とは言え、子犬が誘拐されてから脱出を決意するまでの展開は少しダレるか。  クルエラの強烈なキャラクター性に尽きる。 成犬になるまで待てば良いのに(良くないが)、すぐにでもという狂気こそクルエラたる者だろう。 作曲家の妻とは友人らしいのだが、犬の毛皮に拘る彼女に対する妻の曖昧な対応は如何なものか。  曲の大ヒットで大金持ちになれたから田舎の屋敷に引っ越して101匹買えるでしょうけど、 近親相姦リスクに多頭飼育崩壊、クルエラの逆襲と問題が山積み。 ディズニーよ、本当にこれで良いのか…という大団円ぶりがある意味清々しい。
[ビデオ(吹替)] 6点(2022-09-29 22:34:44)
3.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
20年ぶりに視聴。 たゆたうような眠りを含めて全身で体感する映画。 現在の観点では若干の古さは感じても、色褪せない魅力を放つセットと世界観、 現実味を帯びてきたAIへの警鐘、そして人類の新たな可能性── 分かりやすさはないものの、ゼロから作り上げたキューブリックが 未来のフィルムメーカーたちに与えた影響は非常に大きい。 彼にしか作れない、そして誰もその中に入れない聖域を作り出した。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-24 14:37:27)
4.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
凶悪な強盗団を、社会に上手く適応できない若者たちの青春物語に換骨奪胎したアメリカン・ニューシネマらしい作品。遠方から静かに迫る追手の描写といい、男二人女一人の三角関係といい、「もうどうだっていいや」という刹那的な生き方が'60年代末期のアメリカを象徴していて、作品に大きく影を落としている。いつまでもワガママなままではいられない。でも、自分を変えることができない諦観がそこにあって、だからこそ"明るい最期"を迎えたかったのかもしれない。前半をある程度切って、少しでも良いからボリビアまでの旅路を描いて欲しかった気がする。
[DVD(字幕)] 6点(2022-03-17 22:03:51)
5.  女は女である
もう60年前の映画なのか。古臭さは否めないものの、遊び心あふれる演出とアンナ・カリーナの魅力で全編瑞々しい。ゴダールらしい難解さはほぼ皆無、コメディテイストの敷居の低い映画に仕上がっていた。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-02-06 09:58:03)
6.  東京流れ者
初めての鈴木清順。ありきたりの任侠映画に、ポップな色彩感覚とチープでコミカルでアンバランスな造りが却って独特の雰囲気を醸している。良くも悪くも前衛的で、その嗜好に合致するかと言えば否。スタイル優先で話は二の次なのは分かっていたが、睡魔を催すくらい魅力を感じられない。それだけ彼に影響を受けたクリエイターが増え、物足りなくなった証か。出直してきます。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-02-01 23:19:00)
7.  5時から7時までのクレオ 《ネタバレ》 
シャンソン歌手の心の機微を90分のコンパクトさでリアルタイムに描いた作品。あれよあれよとイベントが押し寄せてくる違和感があるが、映像と演出はたいへん瑞々しく、アルジェリア戦争のニュースがラジオから流れ、当時の空気が感じられる。死への不安を募らせ、親しい人すら理解してくれない苛立ち。逆に会ったばかりなのに死と隣り合わせの軍人に出会ったことで前向きに変われたのは皮肉に感じた。癌だと分かったとしても運命を受け入れたかのような安堵が余韻を生む。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-01-01 20:57:39)
8.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 
オーストリア旅行前に予習で見ておいたのだが、3時間があっという間だった。戦争に突き進む暗い時代に立ち向かうように、歌と音楽の持つ力がなお一層際立つ。ジュリー・アンドリュースもクリストファー・プラマーもたいへん魅力的であり、ところどころに挟み込まれるユーモアが絶妙(特にラスト直前の修道女の懺悔の下り!)。ロケ地全てに行けてはいないが、あの情景をリアルに見たときの感動は映画を見る前よりも違ったものになったのは感慨深かった。
[DVD(字幕)] 8点(2020-11-27 21:48:59)
9.  太陽がいっぱい
先にリメイク視聴済。緊迫感あふれるサスペンスより、犯罪青春映画という側面が強い。台詞が少ない分、アラン・ドロンの抱えている灼けるような野心と月夜のような深い闇が際立つ。陽を浴びる側になった青年に訪れる、まさかの呆気ない幕切れが鮮烈。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-28 18:27:14)
10.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
全編セリフを歌に置き換える試みといい、フランスらしい研ぎ澄まされた背景美術といい、『ラ・ラ・ランド』や『レ・ミゼラブル』といった数多のミュージカルに多大な影響を与えたのは言うまでもない。もっとも音楽がほぼ休むことなく続くのでしんどさはあるが、絶唱系の歌もなく上映時間の短さに救われる。徴兵によって離れ離れになった二人のすれ違いによる悲恋なのだが、あまりにも若すぎた夢見る二人は現実と折り合いをつけて大人になったと言える。ホワイトクリスマス、男の経営するガソリンスタンドで思わぬ再会を果たした二人のやり取りは忘れられないだろう。別の人生もあったかもしれないが、最終的にお互いに幸せな家庭を築けたのだから。カトリーヌ・ドヌーヴが最初と最後で別人に見えるのは流石。歌が吹き替えなしなら完璧だったけれど。
[地上波(字幕)] 7点(2019-10-12 11:04:40)
11.  猿の惑星 《ネタバレ》 
『サイコ』同様、あまりにも衝撃のシーンが有名すぎるため、結末までの流れが退屈に感じてしまう。惑星の真実を知り、自分と同じように嘆き悲しむ人間はもういない。神の能力を手に入れるまでに進化しすぎても、人間が猿よりも野蛮という皮肉。当時の冷戦を象徴させるようで時の流れを感じた。冷戦が終わっても、またしても核の危機が迫っており、本当にそうなってしまうかも。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-23 00:36:21)
12.  荒野の七人
『七人の侍』と比べられるのは仕方ないが、舞台設定を中世の日本から南北戦争後のアメリカに上手く落とし込んだものだと思う。躍動感あふれる有名なテーマ曲は言うまでもなく、文化や精神性の違いからくるエピソードの数々も興味深い。メイン7人がオリジナルに迫れていないとしても十分魅力的だった。
[地上波(吹替)] 6点(2019-01-03 15:56:05)
13.  他人の顔 《ネタバレ》 
半世紀前の映画にも関わらず、あまりにスタイリッシュなオープニングと武満徹による美しいワルツに心を鷲掴みにされる。攻めの姿勢で独創的な映像と診察室のセットを作り上げ、"仮面"における理屈めいた自己分析と会話によって紡ぎあげられていく展開に古臭さは感じられない。誰もが人間見た目が全てと言わんばかりにレッテルを貼り付けられて生きている。より良く見せようとSNSで素を偽るのと同じ。だが、そんなもの建前で自己に帰結したら何もない。内面の劣等感を偽りで埋めようとしてもどうにもならないことが、他人として妻を誘惑して寝たことで証明してしまう。所詮は"仮面"という演技で構築された夫婦生活なのだから。顔を失った男が新たな顔を得た自由と引き換えに行き場も自分自身も失い孤独に陥る皮肉な結末は、現代の文明病に通じる普遍さと先見性があった。
[インターネット(邦画)] 7点(2018-09-23 12:19:47)
14.  切腹 《ネタバレ》 
不気味で緊迫感のある白黒映像と音楽に引き込まれ、全編にわたり武士たちの冷徹な眼差しが死線と向き合わせる。金をせびりにきた老いた浪人が切腹されることになり、そこから二転三転して、社会派ドラマにもギリシャ悲劇にも通じる普遍性のあるストーリーが展開される様は見事。貧困で飢えと病に苦しみ死んでいった娘とプライドを捨てた挙句武光で切腹された婿のために、武士道の虚飾を引き剥がす復讐劇に強烈なカタルシスを感じた。誇りある武士道なんて所詮嘘っぱちと言わんばかりに、あまりに残酷で壮絶で、そこまでしても変えられない無常感が最後まで貫く。何もかもぶち壊した果てに、何事もなく取り繕うだけで終わる理不尽さ。空洞になった社会における人情と倫理を問いかける重厚なまでの後味の悪さが残る。痛切な傑作。
[DVD(邦画)] 9点(2018-07-24 21:06:09)(良:1票)
15.  鳥(1963) 《ネタバレ》 
何故、鳥が人を襲うのかなんてどうでもいい。理由がないから恐ろしいのであって、その純粋な恐怖をヒッチコックは引き出そうとしたのだろう。最後まで逃げ場のない終末感漂う結末にこれ以上のものは考えられない。
[地上波(字幕)] 6点(2017-07-11 19:34:17)
16.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
サイコホラーの教科書というべき映画なので、シャワーシーンが有名すぎてあまり衝撃ではない。リアルタイムでネタばれなしで見たかった。それでもモノクロの効果が絶大で、母親の正体の演出は神がかっていたかと。センセーショナルな作品は衝撃的である一方、即物的で下賤に映るが、大衆の心を動かしたもの勝ちなのでこうしたものが歴史に残るのは今も同じかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-11 19:30:42)
17.  if もしも.... 《ネタバレ》 
カンヌ最高賞は時代を反映させたものが多い。この映画も例に漏れず、学生運動ものである。カラーとモノクロが交互に入り乱れ、やがて現実と空想(if)の区別が曖昧になっていく。普通なら「厳格な全寮制の学校が嫌なら中退しろ」というのは己を犠牲にしてまで空気を重んじる日本の農奴根性だが、閉塞感を撃ち抜くために変えていこうとする意識が明確なのが欧米らしい。だからこそ映画では学長を射殺して撃ち合いになる冗談みたいな終わり方になる。マルコム・マクダウェルのあのエキセントリックな表情が『時計じかけ~』のアレックスに繋がるかと思うと興味深い。
[ビデオ(字幕)] 5点(2017-07-03 20:13:11)
18.  棺の家 《ネタバレ》 
50年前にも関わらず、古臭さをまるで感じさせないセンスの塊。アニメと言うよりは部分的に使用するだけの指人形劇で、表現方法に制約が出てしまうが、後の『ジャバウォッキー』で飛躍するまでにそこからどう捻り出すかの模索が垣間見える。「人を呪えば穴二つ」をコミカルに描き、嵐のように破壊尽くされた舞台装置に一匹残された渦中のモルモットは素知らぬ振りで去っていく皮肉な結末が印象に残る。
[インターネット(字幕)] 7点(2017-05-11 00:17:22)
19.  僕の村は戦場だった 《ネタバレ》 
水を多用した幻想的な映像美と戦争の残酷さが鮮烈なコントラストを生み出す。戦争で家族を奪われたイワンには失うものは何もなく、ナチスへの憎悪は知り合いの指揮官たちに邪険に扱われる。戦争は大人のものであり、将来を担う子供にそれをさせたくない裏返しであり、優しさだろう。医療に従事する娘のエピソードはイワンと繋がりがないため蛇足で、息抜き的な部分があるかもしれないが。戦争が終結し、映像には至るところに子供の死体、死体、死体・・・そしてイワンも。物質文明による大人の戦争に巻き込まれた子供の悲劇が、それとは無縁の黄泉の世界で遊ぶ笑顔のイワンたちを更に引き立てる。
[DVD(字幕)] 6点(2017-01-01 14:19:17)
20.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
リアリティ皆無であるにも関わらず、現在の世界情勢を見ると現実になりそうだから笑っていられない。昔の白黒映画なのか眠くなることもあるが、「また逢いましょう」をバックにした核戦争ENDは今見ても鮮烈な記憶を残し、爽快感すら覚える。アメリカの大衆はトランプに核兵器を持たせたいのか? 大衆がそれを望むなら仕方ないけどさ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-04-15 22:09:30)
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