ゼブラーマン の カズユキ さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > セ行
 > ゼブラーマン
 > カズユキさんのレビュー
ゼブラーマン の カズユキ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゼブラーマン
製作国
上映時間115分
劇場公開日 2004-02-14
ジャンルアクション,SF,コメディ,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 ●猥雑さと洗練とゴージャスとチープさを渾然一体で描ける監督三池崇史。彼のこの独自の映画的文法はまた、ここ近年ますますエッジに磨きがかかってきたように思う。のっけからこの映画(作り物)の世界にグイグイ引きずり込まれました。●「やっばいぃ~…浅野さんに見せたい」このセリフがこの映画のすべてだ。このセリフには心の底から笑った。気持ちが痛いほどにわかった。その思いが本当に伝わってきた。主人公のこのピュアな気持ちに100%の同意で好感を持てた。●そうこのセリフを言わせたピュアな精神「真っ白な心」が作品中最後まで貫かれる。●最初はほんの眼と鼻の先にある“自販機”まで、屋根づたいでの大冒険。●そして最後は人々の願いとともに自らの姿を変え、空だって飛ばせる真っ白な心。そりゃ見てて泣くよ。感極まるよ。●たしかにあざとすぎるストーリーに、うがった気持ちが沸いて来ない訳ではない。そのあざとさがハナにつく人には苦痛以外の何物でもない展開をします。だが、この作品世界のまさしく真っ白すぎるその精神に乗ってしまったほうが心地イイ。●予想できる感想として「説明不足」という人達もいっぱいいそう。なぜ最後、真のゼブラーマンに変身できたのか?とか、人を助ける前に自分の家族だろうと言う人もいそうだし、家庭が守れなくてなんの正義だと言う人もいそう。●「信じれば夢は叶う」●信じるということは努力することと同義だ。●「ちょっとイイ男じゃない。おとーさんに似てるわね」と言った、それまで夫の存在を無視するかのような女房の言葉、息子のうなづきと笑顔に対しマスク越しで返す父親の熱い視線。●このシーンだけでこの家族が以後、本来の家族たらんとする姿が想像できまいか。Anything Goes!
カズユキさん 9点(2004-03-13 04:28:53)
カズユキ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2004-12-21スチームボーイ STEAM BOY5レビュー4.99点
2004-12-10ゴジラ FINAL WARS1レビュー4.34点
2004-12-04デビルマン0レビュー1.45点
2004-03-13極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)<OV>10レビュー6.85点
2004-03-13木更津キャッツアイ 日本シリーズ2レビュー6.08点
2004-03-13ゼブラーマン9レビュー5.12点
2004-03-13イノセンス8レビュー5.84点
2003-10-31キル・ビル Vol.1(日本版)3レビュー6.19点
2003-09-17ギャラクシー・クエスト9レビュー7.94点
2003-09-17殺し屋19レビュー4.86点
ゼブラーマンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS