天使にラブ・ソングを・・・ の ゴシックヘッド さんのクチコミ・感想

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天使にラブ・ソングを・・・ の ゴシックヘッド さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天使にラブ・ソングを・・・
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1993-04-17
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,シリーズもの,犯罪もの,音楽もの
レビュー情報
《ネタバレ》 やっぱり面白い! DVDは既に持っているのに、テレビで観ちゃった!
主人公の女性デロリス(ですっけ?)は本当に幸せなんだと思いますよ。
デロリスは皆から愛されていたから、ああやって修道女さんたち、刑事さん達がカジノ街リノまで助けに来てくれたんです。
この作品では古い「しきたり」やら「伝統」やらに縛られているだけではダメだといったことを教えられます。
僕はどちらかといえば伝統を重んじるような仕事をしているので、そういう部分では少し学びます。
敷居やら格式が高いのは良いですが、それによって近づき難い雰囲気になり、客が離れていってはどうもこうもありません。
(だいたい、お偉いさん方がお高くとまっていて、そこでの権威を独占しようとするから、あのように市民との距離が出来てしまうのではないでしょうか?)
それを市民に開放するってのは凄いことなんです。
どうやら上の地位にいる人は、そういったものを皆に分け与えるのが下手なように思えてなりません。
古くからある伝統から一歩を踏み出す勇気を学びます。
その先に開放感があるのかもしれません。
キリスト自身は、自分の教えが人を束縛してしまうという事を望んではいないと思います。

また、せっかくある「教え」を地域に解放してからこそ、それを外で実践してからこそ、その教えが実を結ぶのだと思いました。
解放できない教えなんて勿体ぶりか何かです。
とにかく閉鎖的ではダメなのだと知りました。

僕は暗く閉鎖的になりがちなのですが、それを突破してからこそ、真の明るさや開放感に包まれるのだと思えてきました。
成功や幸福と呼ばれるものも、そういったところにありそうな気がします。

しかし、 デロリスを助けに行く場面は感動モノです。
ヘリのおっちゃんの罪深さ(?)を懇願する修道女達はなんだかシュールでした。 リノのギャンブルに修道女がいる光景はなかなかブッ飛んでいます。シュールです。 また、コミュニケーション等でしばしばKYに悩む自分ですが、この作品を観ると「KYでもいいんだ!」なんて思える場面が多々あり、ちょっと心が救われます。 この作品で一番のKYさんは、恐らくあのおデブちゃんですが、彼女がストリートで少女達とダンスしている場面で、一人だけKY行為をぶっカマしてしまいましたが、それでもその後でみんなに暖かく迎え入れられるという場面があったからです。
ゴシックヘッドさん [地上波(吹替)] 8点(2010-01-27 03:17:30)
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-04-15ゴースト・イン・ザ・シェル7レビュー5.67点
君の名は。(2016)9レビュー6.97点
2016-06-09ゼロ・グラビティ8レビュー7.63点
2016-05-05ギャング・オブ・ニューヨーク6レビュー5.03点
2016-05-05KEN PARK ケン パーク7レビュー5.47点
2016-01-13REC:レック/ザ・クアランティン6レビュー5.38点
2016-01-13スマイリー5レビュー4.00点
2016-01-10ダークシティ8レビュー6.09点
2015-11-17L.A.コンフィデンシャル8レビュー7.45点
2015-11-17ユージュアル・サスペクツ8レビュー7.47点
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