みんなのシネマレビュー
レインさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 885
性別 女性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031

101.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 レイ・ハリーハウゼンの最後の作品だった旧作も大傑作ってわけではない気がするので、まずまずの出来? ギリシア彫刻のような人でなく、丸刈りのサム・ワーシントンがペルセウスっていうのがアメリカ軍隊式。 神々の御所オリュンポスはこの世ならぬ雰囲気がでており、全能の神ゼウスがシンドラー社長で、冥界の王ハデスがゲート少尉なのは偶然なんでしょうか。 ジェダイ・マスターだったニーソンはともかく、ファインズやミケルセン(いつも誰かに似てると思ってたけど、スウェードのブレットだった・・・美形だけど暗いので隊長には向かないのでは?)がVFX映画に出るのは珍しく、正統派ギリシア神話映画だからか。 養父役のピート・ポスルスウェイトは実人生でも冥土へ旅立ち。 妖女メデューサはスピーディな動きで旧作との違いをだそうとしていますが、怖さと迫力では及ばず。 黒いペガサスはちょっと目新しい感じ、ブラックスワンみたい。 海の怪物クラーケンは海賊映画に使われているので。 ペルセウスのお相手がアンドロメダだと普通すぎると思ったのでしょうが、イオってどーかなー。 1シーン登場の機械仕掛けのフクロウちゃん懐かし♪[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-13 17:00:04)

102.  ラブ・アクチュアリー クリスマス・愛のエピソード集。 若妻キーラ・ナイトレイに片思いする男の子や、老年ロックスター(ビル・ナイ)とマネージャーの話はしんみりしてお気に入り。 エマ・トンプソンとアラン・リックマンの話は、「いつか晴れた日に」もこのカップリングの方がお似合いだったと思うのでした。 ヒュー・グラント首相のはおとぎ話。 ALL YOU NEED IS LOVEかもしれないけど、エンドロールまで愛をつめこんでるのは、ちょっとやりすぎじゃない?[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-12 06:30:08)

103.  スプラッシュ 「ブレードランナー」のプリスがこんなに可愛く!というのが最初の驚き。 しなやかな肢体はやはりダリル・ハンナのものだったけれど。 水の中では金色のソバージュヘアにも命が宿り、なんて美しいマーメイド。 彼女と恋におちるトム・ハンクスよりも、長年人魚を追い求めるユージン・レヴィの執念と歓喜と悔恨がいとおしく、人魚と人間の青年の一途な恋を縦糸に、海洋生物学者の夢を横糸に織られた、ニューヨークと海の薫りのするロマンティックなタペストリー。 ロブスターまるかじりのパリパリって音もおいしそうでした。[映画館(字幕)] 7点(2012-12-11 15:20:16)

104.  ニューイヤーズ・イブ 寒い年末には、たくさんの愛がつまった映画が求められるよう☆ アビゲイル・ブレスリンも花の16才ではじめてのキスシーン♪なのだけど、ちょっと面変わりしちゃった?(最近あまり売れてないみたいなのはそのせいか) ミシェル・ファイファーは、同じ若い男の子相手の「わたしの可愛い人/シェリ」とのギャップがありすぎて☆(ミシェルおねーさまってスゴイ…) ジョン・ボン・ジョビは地でやれる役、ゲイリー・マーシャル作品常連のへクター・エリゾントが老いても健在なのはウレシイ☆ メインはやっぱりスワンクとデニーロなんでしょうけど、つめこまれて圧縮されてるのでさほど目立たない感じではあります☆ みんなの心が一つになる、タイムズスクエアのカウントダウンが華やか☆[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-10 06:53:30)

105.  Emma/エマ(1996) ジェーン・オースティン作品の中では明るくライトで他の作品とはちがっていますが、別な面白味があります。 エマ(グウィネス・パルトロウ)は恵まれて育ったせいで自惚れがつよく、「プライドと偏見」のレディ・キャサリンのように他人を自分の思いどおりに動かせると思いこんでいる人ですが、まだ若いので従兄弟ナイトリーの手痛い助言によって矯正がききました。 エマの玩具にされるウブな娘ハリエットは、芸達者なトニ・コレットがやっているので本当に上手い。 そして新しくやってきたエルトン夫人も自信家なので、他人にほめてもらいたくてしょうがない人。 でも誰もそうはしてくれないので、さも他人が言ったように見せかけるわけです。(具体的な名前を出さないのがミソ) この「自演する女」を、40才のジュリエット・スティーブンソンは実に滑稽に演じていると思います。[映画館(字幕)] 7点(2012-12-07 06:45:21)

106.  ロード・オブ・クエスト ~ドラゴンとユニコーンの剣~ 「127時間」でオスカーノミニーになったジェームズ・フランコ☆ 急に俺様になっちゃう人もいそうだけど、翌年こんな映画が世に出てしまうあたり、あんまり気どってなさそう。(そのかわりラジーノミニーになってしまったけど★ VFXのポストプロダクションに時間かかるので、もしかしたら撮影はこっちが先かもですが) 下ネタと残虐シーンがいっぱいの悪ノリファンタジーは、それがなくてもおバカで楽しいと思うけどナ。 ナタリー・ポートマンやズーイー・デシャネルといった人気女優も堂々と出演していて、王様は英国のチャールズ・ダンス。 ズーイーの赤い衣装のベラドンナはサマーより可愛いし、主人公サディアス(ダニー・マクブライド)と兄ファビアス(フランコ)の兄弟愛も見どころ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-04 10:45:06)

107.  127時間 ダニー・ボイルの「イントゥ・ザ・ワイルド」。 ショーン・ペンのそれが外へと向かい開放的だったのに対し、アーロン(ジェームズ・フランコ)の自然との対話は内へと向かう閉塞的なもので、ドキュメンタリーや記録に近く観客にとって経験となりうるであろう映画。 時間が1時間半と短いのは観客がこの状態に長くは耐えられないと想定してかもしれず、フランコがキャスティングされたのも一つには中盤は主人公のアップショット主体となるからかもしれない。 難しい題材を少しでも見やすく、多くの人に見てもらいたいとの配慮が感じられるのだ。 終盤は男性でも見ているのがキツイかもしれないが、彼の生への渇望はふだん何気なく生きている人の背筋を伸ばすようなもので、得るものがあると思う。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-03 07:50:50)

108.  チャーリーズ・エンジェル(2000) オリジナルTVシリーズ(ファラ・フォーセットがいるファースト・シーズンが好きです)とはうってかわって現代風なチャリエンは、こんなもんかなって感じでした。(3人で「ちゃーりーず・えんじぇる!」って戦隊モノみたいなキメポーズはちとハズカちくないか?) ルーシー・リューは初の東洋系でしたが、ポシャった2011年版TVシリーズにはブラックなエンジェルも。 ビル・マーレイのボスレーはまずまず? クリスピン・グローバーやティム・カリーといった怪優たちも顔をだし、明るいテーマ曲だけは変わらずでノリがいいけれど、デミが悪役の「フルスロットル」ともども出来がイイかどうかはわかんないス。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-03 06:50:59)

109.  エンジェル ウォーズ アビー・コーニッシュ(スイートピー)が見たかったので。(彼女の「ブライト・スター/いちばん美しい恋の詩」はソフト化されないので、登録してもらったのにレビューできず) でも一番見ちがえたのはジェナ・マローン(ロケット)、「ランナウェイズ」のシェリーは彼女にやってほしかったと思うほど妖艶な変わりよう。 ブロンディは「サンダーバード」の子だネ。 現実と空想が入り混じる映画は昔からヴィジュアル派には多くって、日本好きのザック・スナイダーらしくそれっぽい要素もあり、PVといわれてもしかたないほどUKヒットチューン(SWEET DREAMSからLOVE IS THE DRUGまで)がかかりまくる。 悪役オスカー・アイザック(ブルー)は今まで見た中ではもっとも濃密な演技を見せ、「ライトスタッフ」のスコット・グレンが渋くていい役でした。 「未来世紀ブラジル」のような哀しさのある映画ですが、スナイダー作品としては「300/スリーハンドレッド」の方が好き。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-01 15:10:30)

110.  スノーホワイト(2012) 童話のヒロインがブーム、秋にはもう一つの白雪姫も公開されます。 クリステンは「トワイライト・サーガ」がそれほどイイとは思えないので、いろいろ出てほしいな。 白雪姫らしくパフスリーブの衣装を着たスノーホワイトは、童話より能動的なプリンセス、女1人に男2人なのは「トワイライト」と同じで、猟師エリックと女王の弟フィンはオリキャラ。 妖艶な美しさの女王ラヴェンナの背景が掘り下げてあって中性的なスノーホワイトと対峙、情念の化身を演じきるシャーリーズは凄味あるけど、「ブラザーズ・グリム」の鏡の女王みたいな麗しき自己愛クイーンでもありそう。 森の番人(小人さん)の中にはニック・フロストの顔も見え、ガスとスノーの場面は後のためとはいえキュンとなってしまうよ。 幸せのあまり抱きついてしまうガス、「アララ」と笑いながら突き放せないでいるスノー。 小人さんへの優しさは、彼らと同じに孤独だったからか。 ヴィジュアル映画はCM出身の監督が撮ることが多いけれど、VFXを使った動的なシーン(ヤラれると粉々に砕けるのは「トロン:レガシー」っぽい)とともに静的な画作りも美しかったです。 「黒い森」と「聖域」(サンクチュアリ)の対比も、バートンの「スリーピー・ホロウ」とスコットの「レジェンド/光と闇の伝説」を組み合わせたような森の二面性。 おきまりの戦闘は退屈だけど、「アリス」よりはいいと思うけどな。 ラストが中途半端なのは三部作だからでしょうね。[映画館(字幕)] 6点(2012-11-25 09:22:49)

111.  赤ずきん 人気のアマンダ・サイフリッドが赤ずきんちゃんに。 これも赤ずきんヴァレリーに対して男性2人なのだけど、こちらは女優でなく監督が「トワイライト」1作目の人なので。(片方は野生的、もう一方は王子様タイプというのはもはや定型) ミステリー、ファンタジー&三角関係でプロットは凝ってる(犯人も意外な人物)と思いますが、女性監督ってあまり得意じゃないのはよく言えばソフト、わるく言うと抑揚がなくてフワフワしてるから。 ヴァレリーの母がヴァージニア・マドセン、祖母がジュリー・クリスティと美女三代、ゲイリー・オールドマンやルーカス・ハースもおりキャスト的には満足、映像もきれいですが、何となく平板な感じ。 人狼もヴァンパイア同様よく見かけるので目新しさは少なく、可愛いアマンダの大きな瞳もこういうホラーっぽい映画だとちょっとコワくも見えて。 赤ずきんが白い雪を頂く山上で赤いマントを長く引きずるイメージは、幻想的な美しさです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-25 09:20:04)

112.  リトル・プリンセス 《ネタバレ》 バーネットの「小公女」。 グリーンを基調とした衣装や美術は芸術的、撮影もとても美しいのですが、セーラの元気であっけらかんとしたキャラ(舞台もアメリカになっています)などアレンジが過ぎて原作の味を損なっている部分もあると思います。 オーセンティックな「秘密の花園」とちがい個性的ではあって、時折挿入される父親クルー大尉の俳優が演じる「セーラのお話」もユニーク。 ラヴィニアとの歩み寄りはファンの望むところかな?[映画館(字幕)] 6点(2012-11-18 17:45:19)

113.  秘密の花園(1993) 同じバーネットの優等生的な「小公女」「小公子」よりドラマ性の強い物語。(でもあちらも好きです) 不器量な設定のメアリー(ケイト・メイバリー)はともかく、コリンとディコンは本のイメージそのまま。 ディコンと(花園と対照をなす)原野の比重が小さいので脆弱なイメージではありますが、ガーデニングが盛んな英国らしい作品。 小説の最後はコリンと父親だけの世界になっていて不完全だったのは補充されており、メアリーが庭園の鍵を見つけるあたりも本より自然な流れです。 厳格な家政婦メドロックは、マギー・スミスが演じるだけあって終盤はいい場面も用意されており、医者やディコンの母親など削られているキャラクターもいますが、無難にまとめて原作好きな方は十分満足されそう。[映画館(字幕)] 6点(2012-11-18 10:32:11)

114.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 相手役チャールズ・グローディンはファースト・チョイスではなかったそうだけれど、コミカルな役は初めてで少し重たさもあるデニーロを引き立てている感じ。 ツイードのコートを着た見た目より飄々として、辛い人生を歩んできたジャックにまつわりついたものを吹きはらって自由にしてあげるデュークは、去り際もあっという間で一陣の風のよう。 SEE YOU NEXT WEEK(また来週)をもじった、SEE YOU NEXT LIFE(来世で会おう)もしみじみとしていながら軽やか。 話の面白さもさることながら、2人の友情の軽妙さが魅力です。[映画館(字幕)] 8点(2012-11-17 12:20:03)

115.  リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》 この映画はよくブラピ演じるポールとフライ・フィッシングのことを語られて、そこがこの映画および原作の骨子だとは思うんですが、私は原作者であるポールの兄のノーマンの方に興味がありました。 両親が自分より出来のいい弟のことを気にかけているのを知っていて、それも仕方ないと思っているノーマンは、監督レッドフォードの処女作「普通の人々」の主人公にも似た人物です。 ポールは天才かもしれないけれど単純そうであまり興味がもてなかった、生まれつき恵まれている人にありがちなことですけど。 それとノーマンと恋人の兄ニールとの別れのシーンがハッとするほどよくて、そこが読みたくて本を買ったらその場面は丸々なかったのが意外でした。 レッドフォードはノーマン・マクリーンの小説にほれこんで映画化したのに、作者ほどシニカルな人ではないのでここは物足りなくて追加したんですね。 ニールは本でも映画でもノーマンを困らせるダメ兄として描かれるわけですが、「楽しかったよ」というように動き出した列車の最後部から好意を伝えるニールと、それに応えるノーマンを入れたことで血のかようエピソードになり、子供っぽいニールは可愛いがっていた妹ジェシーの彼氏であるノーマンに素直になれなかったのだ、との印象になったと思います。 原作にないシーンが一番好きな映画というのはあまりありません。[DVD(字幕)] 8点(2012-11-15 07:30:04)(良:2票)

116.  幸せのレシピ 「マーサの幸せレシピ」というベースがありますからね。 でもこれもけっして雑な作りではないし、健闘してるんじゃないでしょうか。 セラピストやご近所さんのアレンジはアメリカ映画の上手さを感じます。 キャサリン・ゼタ=ジョーンズは「ターミナル」やこの作品のように厚化粧じゃない方が好き。 彼女のアパート広くてきれいなのに居心地よくないのは、グリーンを全く置いてないから。 潤いのない生活がそれだけで表現できてます。 アーロン・エッカートはルックス的にも暗い役よりこうしたおおらかな役の方が似合うんじゃないかな。 「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリンは上手いし、可愛い~♪ 姪っ子の父親のエピソードを削った分は、ラストで取り返してると思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-11 19:36:33)

117.  エマニエル夫人 シルヴィア・クリステル、亡くなりましたね。 享年60才。 ファッション・カメラマン、ジュスト・ジャカンがエマニュエル・アルサンの本を映画化した作品、映像はファッショナブルだけれど、同じくファッション・カメラマンが撮ったフォトジェニックな映画としては、デヴィッド・ハミルトンが少女のひと夏を追った「ビリティス」の方が好きです。 映画の中ではエマニエルが惹かれるマニッシュな女性考古学者ビー(マリカ・グリーン)が素敵でした。 クールでエマニエルからの銀の腕輪もつけようとはしないような女性。 (でもエマニエルのシツコイ攻勢にあえなく陥落してしまうのでした、あ~もったいない) アリアーヌがエマニエルを探して奔走するピエールを誘惑するシーンの曲は、キング・クリムゾンの曲に酷似していると取り沙汰されたいわくつきの曲で、聴き比べると確かに独特のリズムが似かよっています。 この映画で一躍スターになったクリステルは、「家族は自分がスターになったことは喜んでくれたけれど、映画は誰も見てくれなかった」と語ったそうで、本人にとっては悲しいことですね。 家族にも認めてもらえるような「普通の女優」になりたかったのかもしれないけど、エロティックなイメージは生涯ついてまわったように思います。 それでも「エマニエル」とともに彼女の名前も忘れ去られることはなさそう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-09 06:50:37)

118.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 ジェームズ・フランコもメジャー映画の主演級になってきた?(トリスタン…) でも真の主人公はチンパンジーのシーザー。 「キング・コング」でも演じたアンディ・サーキスの演技をパフォーマンス・キャプチャーで転写した彼は、類人猿でありながら人間でもあるよう。 時に知的な、時に哀しげなまなざしが彼と他の類人猿を区別しており、魅力的。(シーザーもイケメンに見えます) 本来の枠からはみだした者への虐待→反乱の構図はめずらしくはないものの、「猿の惑星」の原点となれば興味はおのずと。 シーザーの知能の発達要因が、ウィルの父親も患っているアルツハイマー病の新薬ALZ-112なのが今の時代を感じさせます。 舞台がサンフランシスコなのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジとレッドウッド国立公園を使いたかったようで、金門橋がアクション映画で使われるのは「007/美しき獲物たち」以来かもしれませんが、セットでなくCGに落としこんでいるので、自由自在なアングルでフルに使いこなしていて見応えあり、身を挺してリーダーを守るゴリラが感動的。 成長過程においても世界一の巨木セコイア(アメリカ杉)に登っていたシーザーが最後に再び、というのは彼らがいずれ世界を支配する隠喩なのでしょうか。 新人監督さんだそうですが、気負いなくコンパクトにまとまっている映画。 「インモータルズ」では巫女だったフリーダ・ピントも、インド系のしっとりとした美しさを見せていました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-07 06:51:07)

119.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 旧4部作は以前見ました。やっぱり1作目がよかったし、「ガリバー」の「馬の国」と比べたくなるような知的SF映画。 ティム・バートン版は「どうして彼がこれ作ったんだろう?」と誰もが首をかしげそうだし、映画会社が「ヴィジュアリストならSFもイケるはず」と乗り気だったのでしょうか。 暴力的で落ち着きがなく、全く彼の資質ではない気がして。(音楽のダニー・エルフマンも無理してる感じ) リック・ベイカーによるメイクアップは下顎が動くようになっており旧作のマスクより自然な仕上がりで、本作でバートンと出会いパートナーとなるヘレナ・ボナム=カーターのアリは美猿?のオランウータン、チンパンジーのセードやゴリラのアターも同様で、そういう技術は飛躍的に進歩していますが。 旧作は猿人たちを未来的空間にいる知的階級にしたことで面白味が出たと思いますが、時代がかった衣装や美術の中だとそういったギャップは感じられず、洗練されていない印象になってしまったのでは。 冒頭飛んでいったきりのペリグリーズが、忘れた頃に現れるのは意表をつきますね。 ラストシーンは某所からワシントンに移したアレンジ、あれもアメリカの象徴。 パッと見には気づかず、クローズアップになるにしたがって明らかになるのがミソ。(けれど××がドヤドヤと集ったことで、かえってスケールダウンしたかもしれず)[映画館(字幕)] 5点(2012-11-05 08:40:32)

120.  スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション 《ネタバレ》 オンエアなのでニオイはなし! ロドリゲスさんは前作でゲーム・オーバーしたものの、未練があって「スパイキッズよ、もういちど」? レベッカ&セシルのニューキッズ、カワイイことはカワイイけれど、先代のオーラにはおよばない気がするだよ。 継母マリッサ(ジェシカ・アルバ)は旧作のカーラ・グギノより魅力的で、妊婦アクションもあったりしますが。 マリッサのいとこであるカルメンとジュニも姿を見せ、もー大人☆ 核となるストーリーはシリーズ中一番シリアスで、いたずらに時を超えてしまったタイムキーパーの悲哀が感じられます。 若干の物足りなさはスパイロボット犬アルゴノートがカバーしてるみたい。 あと、今回はキャストが地味な気がしたけど、予算が少なかったんでしょーか?[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-04 07:15:34)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS