79.単にテクノロジーの進歩を誇るSF映画は、今の世の中あっと言う間に古くさい中古品になってしまう。それに比べて本作に見るキューブリックの感性は、製作から30年以上経った今でも私にとっては新しくSF的だ。 【黒猫クロマティ】さん 10点(2003-08-07 16:30:08) (良:1票) |
78.芸術的感性同様、SF的感性というべきものが存在すると思っている。それが無いと、どんなSFを観ても陳腐に見えてしまうという代物である。数あるSF作品の中でも、とりわけ本作品は、その感性をフル動員しないと、いわゆる面白くない、のである。「スターウォーズ」だけがSFだと感じている人にとって本作品は面白くない、に違いない。しかし、感応できる人にとっては、これほど興味深く、面白い作品はないのである。キューブリックはメッセージを観客の感性に委ねたのである。意見百出、賛否両論、すでに我々は、キューブリックの術中にはまっているのである。 【すぎさ】さん 10点(2003-07-08 01:22:20) (良:1票) |
77.文句なく自分の中のキューブリック作品ナンバー1。30年以上前にこの映像、発想ができたことに、感嘆するのみです。 【ぺク】さん 10点(2002-03-26 01:43:00) (良:1票) |
76.SFロマンに溢れていながら、精巧に作られた映像のおかげで、【ドキュメント】として感じながら楽しめました。 キューブリックの映像への執念に感謝しています。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-11 00:06:53) |
75.やっとこの映画を念願のスクリーンで見ることができました。 そして「アラビアのロレンス」に引き続きまた泣いた(笑) 先進的・モダンなセット、完璧といっても過言ではないくらい素晴らしい構図・映像。 内容は分からずとも、ビジュアルだけでも満点をつけたくなるような素晴らしさ。 やはりSF映画の最高峰という栄冠を与えるのにふさわしい永遠の名作なのでした。 ていうかもう2001年過ぎたんだし、もう「2051年宇宙の旅」でもいいのではないかと(笑) 【せかいのこども】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 20:22:53) |
74.日曜日OS系午前10時で千円鑑賞。1回目満員。昼の2回目もあった様子。それもすぐに完売。3回目があったかは不明。ハリポタより人多かった。大人気でしたね。 序曲と退場曲付き&黒画面はDVDで鑑賞済みでしたが、映画館では初めて。 映画館ではシネラマ以外見ていません。(78年のリバイバルと91年梅田OSのサヨナラ上映) シネラマ→70mmでのトリミングやら編集やらで、一部画面ゆがみあり。 しかし言われなくては気が付かない程度で、ほとんど問題なし。 それよりも音が少し痩せていたような気がします。上映器材の関係でしょうか? 内容は改めて言うべくも無し。やはりベスト1に選ばれるべき映画ですね。 監督も原作者も亡くなった今、あらためてしっかり見るべき映画です。 上映されて50年近くたった今、先入観無しで見れる人がうらやましい。。。 【亜輪蔵】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-12-03 14:54:10) |
73.20年ぶりくらいに映画館で見ました。冒頭暗がりで数分音楽が流れ、やっと始まります。途中に休憩があっておわったあとENDのあとにもながなが音楽がながれてやっと終了。約30年前に初めて見たとき同じスタイルでした。映画館で4回は見たはずですが、冒頭いきなり始まったり、休憩がなかったこともありました。(DVDや先日のBSーNHKはいきなり始まった) CGよりリアルな映像はさすがですね。シネコンの画面は少々狭く、昔の大画面はもっとすごかったなと思います。私が始めてみたのは最初のリバイバル上映のはずですが、当時すでに伝説の映画で予備知識なしに見に行きましたが、猿のシーンが長く続きいったいどうなるのかと思った瞬間、例のカットで宇宙に切り替わります。CMなどでパロディによく使われていましたが、大画面ではじめてみたときの感動は終生忘れられません。よく考えてみるとワンカットがこれだけ印象に残っているは、私にはこの映画だけですね。 【mtx】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-11-06 16:12:47) |
72.何度観ても色褪せない大スペクタクル映画。この無限の世界観にただただ酔いしれる。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-03-21 01:03:29) |
71.リバイバルをテアトル東京で鑑賞したのが最初です。待ちに待ったリバイバルだったので、興奮したのを覚えています。脳髄に直接衝撃を受けました。原作を後に読みましたが、シンプルですね。よくぞここまで映像表現で膨らませることができたものだと、本作に改めて感心しました。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-29 14:29:21) |
70.宇宙ステーションシャトルのバックに“美しく青きドナウ”のセンスは凄すぎる。 大画面で観たい、映画館で観るべき映画。 【わさび】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-19 10:33:09) |
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69.原作、映画ともに観ました。最近のCG無駄使い映画より、とんでもなく凄まじい映像、音楽。どの場面を切っても、一枚絵としての凄みがある。まさに「感じる」映画。見る側の感受性が試される映画なので、賛否あるのも無理はない。 しかし68年製作って・・。 後半のあまりに凄まじい展開に、底知れない恐怖と感動が押し寄せてくる。キューブリックのマスターピースであるこの映画はこれからもずっと語り継がれていくことでしょう。本作以上のSF映画、今後表れるのだろうか・・。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-20 07:37:46) |
68.何度も見ています。でも、いまだにどう評価していいのか全く解らない作品。マイナス評価をつけるポイントさえ見つからない。つまり自分は、本作品が好きなのだろう。あ~だこ~だと論ざれることさえ拒否するかのような演出は、ただ「好きか嫌いか」だけで意見が真っ二つに分かれる作品でしょう。 【いさいさ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-20 16:44:40) |
67. この作品ほど映画館で観たいと思った映画はありません。初見は「意味不明な映画」でしたが、回数を重ね、キューブリックファンになった今では「最高の暇つぶし映画」まで評価は上昇しました。 映像美、音楽との一体感、宇宙の描き方、まず映画というものの撮り方自体今でもこれを抜くものは無いと思っています。一つ一つが徹底されています。 私が感じたのは宇宙の偉大さです。これから何回も観ます。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-11-24 19:23:19) |
66.この作品について述べる事は少ないが、鑑賞中はこの世界を精神世界から見届けている。(説明しづらい、、) 【突っ込み】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-11-10 17:30:06) |
65.作者が全部わかって作っているのは芸術作品ではなく商品だ。言葉で簡単に説明できるということは、つまり新しい概念を含まないということであり、新しいものに挑戦しなかったということだ。人に無限の概念が理解できないように、経験できない宇宙の真実は理解できない。しかしそれについて芸術的直感を頼りに、理解できないまま映像化を試みることは、芸術家には可能であり、そのわからなくても表現していく行為の積み重ねこそが人類を進化させてきたのだ。わからなくても表現していく精神こそがが進歩の鍵だ。この当時に、スターウォーズのような作品でなく、こんな一般受けしない脚本にこれだけの制作費を投資して宇宙そのものを表現しようとしたアメリカの映画産業の懐の深さに驚く。しかしこの一歩により、どれだけ多くの宇宙科学者、宇宙技術者、宇宙物理学者がこの地球上に出現したか? そしてSFXを進化させ、後の米映画産業を隆盛させたか。人類を進化させるモノリスとはこの映画のことだったのだ。だからモノリスの縦横比率は映画の画面と同じなのだ。■ラストの私の解釈は、人類の次の進化は「時間と空間が別の体系で共時的に意識とつながる」というもの。その段階に達しない限りその概念は理解できず、つまり現人類には理解できない。共時的体系なので言語化、映像化はできない。その進化は有機体同士の対立、有機体と無機体の意識の対立(人間 vs HAL)を越えた果てに訪れる。 【マンフロント】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-04-27 21:52:19) |
64.モノリスのすごさは原作の小説を読まないとわからないと思う。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-16 19:29:29) |
【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-02 22:48:39) |
62.素晴らしい。芸術的。物語とか全くわけわからんのだけど、映像が訴えかけてくるものの迫力が段違い。映画はこうでなくっちゃね。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-16 12:30:35) |
61.この映画の初見からかれこれ25年たつ。一時、気合をいれないと見れない映画として避けていた時あり。 しかし、最近再評価。やはり金字塔的名作である。 繰り返し見ている故、字幕なしでも内容を理解でき、そのため、この映画には失礼であるが、環境映像的(?)に鑑賞できる映画です。 【アトミック】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-07-23 13:41:04) |
60.自然の造形の中でただ直線だけで構成されたモノリスが佇むシーン、その直線の異様さはまさに芸術。現代生活は見渡せば全てがほとんど直線と円で出来たものに囲まれてしまっている。それなのに自然を見て「不思議な形をしている」と言う人間。自然にしてみれは直線と円は特異な形であって、その特異な形に囲まれて生きている人間がとても異質なものに思えてきた。この映画は映画ではなく動く芸術画、哲学。製作が1968年なのにも関わらず今観てこんなに「新しい」と思えるのはすごいとしか言えない。観終わって、人間はどこまで行ってしまうのだろうと一抹の期待と恐怖が混ざった感情が生まれてきた。小さいころは世界というのはずっと今あるままで進んできていたのだと思っていた。しかし全ては淘汰、進化を繰り返していき、過去にはあのアウストラロピテクスまで遡り、未来はスターチャイルドまで行き着く。今自分が見ている全てのものは過去からの淘汰、進化の結果であって、時間が埋め込まれている。やばい。答えの無い哲学に入り込んでしまいそうだ。自分の人生観、価値観を覆される映画には10点をいつも献上しているのだが、モノリスが出てくる時だけに聞こえてくるあの呻き声のような歌は脳が痒くなるみたいで本当に不快で、消音にして観たほど。9点。いや、10点。 【ちーた】さん 10点(2005-03-13 02:14:15) |