11.意外な名作を発見!という感じでした。戦争映画といえばベトナム戦争や第二次世界大戦のイメージしかなかったので新鮮だった。 戦争の悲惨さは伝わってこないけど、 戦争の無意味さ、ばかばかしさがひしひしと伝わってくる。 根本的なところからわかりやすく反戦を訴えている映画だと思う。 キャスターとカメラマンに物凄く苛立ちを覚えたのですが、実際問題として考えると、理不尽な報道規制や情報操作も行われているわけで、あくまでも事実を伝えようとしている報道陣を非難するわけにもいかず、難しいですね。でも当事者を危険に巻き込むような報道はイケナイですよね。 【るいるい】さん 8点(2003-10-21 23:39:02) |
10.リアリティのある切実な反戦映画と言うよりも、寓話的な印象をすごく受けました。そしてそれは、あの突き放すようなラストといい、非常に身につまされる寓話でした。昔からあるイソップやアンデルセンの童話のようにこの物語も世代を超えて多くの人に知ってもらいたい、いつか愚かしい戦争が無くなる時まで。そう思いました。 |
9.淡々と丁寧に戦争の現実感を感じさせている。『俺の女がお前の村の出身』『知ってる。同級生だ』なんて、飲み会なんかじゃよくある会話。塹壕の中で取り残された、敵対する2人が話していると思うと何か感じ入る。人は分かり合えないのか・・・(by.アムロ=レイ)。 |
8.主役の二人がサッカーのフィーゴとリンキンパーク(アメリカのバンド)のベニントン(ボーカル)に似てると思いました。 【ファーゴ】さん 8点(2003-06-24 22:20:42) |
7.兵士として、祖国や民族のプライドを背負った人間としての人格が、普通の一個人としての人格(互いが知っていたある女性の話題で盛り上がっていた時の楽しそうな会話など)を上回ってしまう事の無意味さ、、、戦争の無益さを改めて教えられた気分だった。 作品全体を見渡すと、国連・マスコミなども痛烈に、しかし的確に描かれていて、監督が兵士としてこの戦争に参加していたが故のリアルさがある。 良作です。 【wood】さん 8点(2003-06-14 07:17:28) |
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6.うん、これは良い映画ですね。軽すぎず重すぎず、明るくて暗い。エンタメであって、そうでない。ここまでバランスよくてそれでいてちゃんと印象に残るし、戦争映画(反戦映画)でもこういうの作れるものなんだなって知りました。あまり実際の戦争背景は知らないんですけど、戦争って何だろうね?人間ってなんだろうね?世界の成り立ちとか仕組みって何なのだろうね?なんて事を考える |
5.考えさせられる映画、でも重たくなくて良かった。 【ジョー大泉】さん 8点(2003-05-01 15:19:48) |
【こゆ】さん 8点(2003-03-26 23:36:31) |
3.あの二人はきっと分かり合えるんだろう、と思ってみていたら・・・本当の意味での「衝撃のラスト」ですね。でも基本的に戦争映画にハッピーエンドってありえないんじゃないでしょうか?その意味では「正しい」戦争映画だと思います。余談ですが、この映画を喫煙者が観るとすごくタバコが吸いたくなります。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-03-03 18:00:07) |
2.ストーリー自体は至ってシンプルで観やすく、反戦だけではないリアリティあふれるメッセージが心にすごく痛い。今作や「鬼が来た!」のような戦争に翻弄される人々を描いたドラマって、実際に戦争を体感していない人(もちろん僕もだけど)にとってすごく身近に感じられるし、なによりメッセージがわかりやすくていい。かといってハリウッドの戦争作品はエンターテイメントに縁取られた脚色ばかりが目立ちこそすれ、その根底にあるものは事実に基づいたものなのは確かだし、改めて戦争映画のあり方や、正義と平和に対する理想と現実のギャップについて考えさせられた。 【びでおや】さん 8点(2002-12-02 01:40:50) |
1.迫力ある戦闘シーンが売り物の昨今のハリウッド製戦場映画とはがらりと趣の違う作品。むしろ戦闘シーンなどは皆無で、しかも決して反戦を声高に叫んでいないにも拘わらず、そのメッセージ性は強烈で、言わんとするところは十分理解するに足り得るものがある。一度は心を通わせかかった二人だったのに、なんとも呆気ない結末を迎えてしまうが、国家レベルでの争いも個人レベルでの諍いも所詮人間の愚かさ故、いや人間とはむしろ本来そういうものなのだと作者は言いたげだ。そして寝返りすらうてないまま、ただ地面に横たわっていなければならないという残酷で象徴的なラストに、この作品のすべてが集約されている。 【ドラえもん】さん 8点(2002-07-28 14:30:02) |