127.このての映画(あいまいな言い方ですが…)を高評価する人は、どうも”うんちく”が先走っている人が多いようです。映画の歴史は非常に浅いので、この時代に、先進的な表現があっても当たり前なのではないでしょうか?「手法」「バックグラウンド」「原作」等を知った上で映画を評価する(楽しむ)のは、あくまで個人の趣味です。小生はロードショーではありませんが、この時代の映画を、映画館で見れた世代です。”うんちく”的な見方をすれば文句無く10点ですが、好みの観点からすれば、この点数です。このホームページに、書いてあるとうり「コメントに対してコメントする」のでは無く、映画に対してのコメントにとどめて欲しい…。自分の価値観で、他人の感想に茶々を入れる人がいるのは映画好きの小生としては、とても哀しい…。 【ても】さん 5点(2003-04-17 12:38:58) (良:1票) |
126.当時は最高傑作だったのかもしれないが、色んな映画を体験した今観ると古臭い印象しか残りませんでした。中盤はダレて寝てしまいました…『薔薇のつぼみ』もひっぱって、ひっぱって、何が来るのかと思えば、ありがちな内容にがっかり。映像手法など、後世に残した影響は計り知れないのかもしれませんが、そんなことは全て忘れて単純に1作品として今(←ここ重要)観ると、この点数が個人的には妥当です。 【ムーディーマニア】さん 2点(2003-02-20 00:38:28) (良:1票) |
125.パンフォーカス撮影、ローアングル撮影、長いカット割などこの映画で取り入れられた技法は後々の映画界にとって意義のあるものである。回想と現在が入り乱れてケーンの真実が段々浮き彫りになるという演出も見ごたえ十分。内容としてはトンプソンという記者がケーンの最後に残した言葉「薔薇の蕾」の謎を解くべくケーンを調べる、栄華を極めたケーンではあったが彼は孤独な人物であった、何故そうなったのか、と段々ケーンの真実が明らかになっていく。しかし記者は最後までその謎を解くことができない。しかし、観客はラストにその意味を知ることとなる。オーソンウェルズは物語の進行を記者では無く、観ている観客に訴えかける手法を取った、これもまた見所の一つ。そしてまた事実は小説より奇なり、とも良く言ったものだ。彼の作ったこの映画は当時新聞王だったハーストをモデルにしている。「薔薇の蕾」というのもハーストが飼っていた犬の名前からきている。この映画に反発を持ったハーストとオーソンウェルズの現実での争いというのも実は映画になるような凄いものであった。一説によるとその影響もあり、この映画はオスカーを逃したとも言われている。そしてここのレビューを見て私が思ったことは、どうして「薔薇の蕾」がケーンが幼少のころの母親との思い出の橇に付いてたマークだといういうことに気づかない人がいるのか、映画の内容を理解していない人が多いということ。彼は孤独を愛していた訳ではない、孤独になってしまったのだ。記者トンプソンが彼の何を探そうとしていたか、彼の実像を探していたのだ、それをトンプソンは最後まで知ることなく観客だけに知らせる。その演出が分からない人がいることが凄く私には残念に思う。 【恥部@研】さん 10点(2002-12-20 11:47:13) (良:1票) |
124.この映画の評価というのはマンガで言う手塚治虫、ロックで言うビートルズといったところでしょうか。手塚治虫やビートルズをけなせないのと同じように、この映画をけなすことも難しい。1カットっぽさを醸し出すカメラワークと抜群のカット割り。画面の隅々にまでポイントを配置する構図。徹底的にリアルで大がかりなセット。それでいながら必要最低限に抑えられた映像情報。そして秀逸な脚本によるミステリー。当時初めて観た人は、「2001年宇宙の旅」を初めて観た時のような衝撃があったのではないかと推察します。従いまして、8点献上。 【sayzin】さん 8点(2002-11-16 19:30:30) (良:1票) |
123.普遍的なセンスに溢れかえっている。画面こそ流石に白黒で古めかしい感じがするが、そこに描かれているイメージや映像はまさに普遍であり、恐ろしいほどに現代的だ。やはり優れたセンスに時など無縁ということなのだろう。 |
122.1941年に25歳という年齢でこれが制作されたと思うと、オーソンウェルズは類まれなる才能の持ち主だったと思います。今でこそ当たり前として受け入れられる映像技法の数々をまざまざと見せられ驚きました。 【なさんな】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-09-14 23:31:04) |
121.もっと名作だと思ってたけど、そんなでもなかった。 |
【pillows】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-02 17:55:48) |
119.今見ても最高の映画とまでは思えなかったけど、オチまでのヒントとまとめ方はすごい。1年に2回見たいとは思わないが、数年に1度は見ても楽しめる。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-06 23:29:52) |
118.すみません、数度眠くなりました。言いたいことはよくわかりますが、なんだかダイジェストばかり見せられてる感じがして。実在する新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデル(しかも当時は健在)にしているから確かに難しいでしょうけれど、報道で煽りすぎて米西戦争を起こしているとかその辺はちゃんと描けないのですね。しかし撮影当時、25歳のオーソンウェルズを信じてこんな大掛かりな、そりゃあもうってくらいお金出したりして、よくデビュー作でこんな映画作れましたね、そんなとこに感心しました。だが、もちろんハーストの逆鱗に触れアカデミー賞はぼろぼろ、そしてオーソン・ウェルズは日本のウィスキーのCMや「Drippy」なる英語教材吹込みの仕事まで・・・これも彼のつぼみなのか。。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-29 09:45:19) |
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117.評判の高い映画のようだけど、私はこういう人物や社会は好きでないし、映画も何処が良いのかわからなかった。おまけに映像が悪く、字幕も途中大変見ずらかった。バラのつぼみもなんてことはない。第三の男といいこの映画といい、オーソン・ウェルズは苦手だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-04-07 15:15:42) |
116.モノクロであることを除いたら古臭さがなく、単純に面白かった。 【amier】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-05 22:33:37) |
115.「バラのつぼみ」という言葉の意味を探るニュース記者、その過程で暴かれるケーンの生涯。ラストシーンで明かされる真実。O・ウエルズの評価がやたら高いが、「市民ケーンの真実」を観ると、脚本家H・マンキウィッツの功績が大きいようだ。いかに裕福で成功した(と思われる)人生を送ろうとも、主人公には満たされないものがあったはず。両親と離れることも知らず、夢中でソリ遊びをしていたのだろうか?その後の寂しさ、喪失感は察するに余りある。音楽(B・ハーマン)は合わないなあ。少年時代に大切なものを失った体験・・・。それぞれの「バラのつぼみ」を抱えて生きている人は多いのではないか。他人にはどうでもよいことが、本人にとって重大なことって結構あるんですよ。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-12-23 20:04:10) |
114.疲れているときに、夜中に観てはいけなかったのかもしれない。 何度も寝てしまい巻戻しては寝るというのを繰り返して、 最後もよくわからんかった。 単純な作品としての評価は5点。 歴史的価値は作品とは関係なく、これはつまらん。 |
113.いつ震えるような感動が訪れるのかと期待しながら見てるうちに終わってしまった。あれ、これって かの市民ケーンだよね?評価が凄まじく高いのは時代を超越した撮影技法云々によるものらしい、と後で知った。孤独な男の人生の描き方も、謎のオチも後世の作品を散々見てきた身には手垢のついた展開にしか感じられず残念。(こっちが先なのにね)もはや映画史料として別枠で評価すべき作品なんだろうか。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-17 12:48:52) |
112.名作中の名作、、でも難しかった~・・・ 2時間がとても長く感じるタイプの映画。オチもよく分からず、今ネットで検索してようやく理解したところです。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-14 22:41:47) |
111.現在では普通に使われている撮影の技術、当時としては画期的であったろうと感心させられる。時間軸の見せかた、ミステリー要素を取り入れた展開、テンポ・・・いい具合に出来ている。流石に時の流れには勝てるわけもなく、今となっては古さは否めない。しかし古い映画に興味を持たせてくれたと言う意味で+1点。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-14 22:36:56) |
110.当時の慣習的な映画話法を尊重しつつ、同時に技法的革新性を模索するパイオニア精神の発露こそ、この映画が時代を超えて支持される所以だろう。音響・撮影・美術・編集・俳優・脚本、諸々のパートが織り成す複雑精妙な知的魅力によって観るたびに新たな発見を与えられ、飽きることがない。 ケーンのポジティブな前半生は順光を基本とした照明、スキャンダル発覚から後半の晩年期および現在期は逆光と陰影を多く取り入れた表現主義的照明で対比させる画面設計。 構図をガラス玉等の小道具やアングル選択、カメラ移動で不安定に歪ませる特異で大胆な感覚。「拍手」のショットを挟んだ場面転換によって多重の意味を付与する秀逸な編集。終盤での、複数の鏡面とそこへの虚像の反映を用いた主題提示の鮮やかさ。幻想的なタッチが強調されたザナドゥの重厚な美術と音響設計(エコー)。複数の役者たちによって矢継ぎ早に交わされる台詞の応酬のスピード感と活劇性。朝食の場面にみられる見事な時間省略法。 語りきれないほど充実したこれらの要素をさらにドラマ的効果として高めたのが、撮影監督G・トーランドの貢献だろう。被写界深度の浅い画面が主流の当時、ストーリーに寄りかかる映画が大半である中、ルノワールら一部の監督が用いていたディープ・フォーカスと長廻しを基本とする撮影をドラマとより密接に連関させることでウェルズは自らのルーツといえる舞台的自由空間を提示する。これによって画面の奥行きを引き出しつつ、手前と奥で同時並行するドラマ対比によって物語の奥行きをも醸成している(母親と、窓外で遊ぶ少年時代のケーン等)。 舞台的演出と映画的演出。それぞれの優位を同時に尊重し、融合させ、発展させているのがこの映画のなによりの美質だ。 【ユーカラ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-10-10 21:23:38) |
109.技術的なことはよくわからないので、観終わってから調べてみて、へぇという感じ。ストーリーも直球ですし。ただこの歳でこれが作れるとは。脱帽です。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-08-21 19:17:58) |
108.なんでコレが名作と呼ばれているのか・・・う~ん、時間のある時にもう一度、見てみようかな。退屈な話だと思うけどなぁ。 【Junker】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2009-02-15 02:29:39) |