10.哀しい。どうしようもないほどに悲劇的な哀しさではない。でもだからこそ尚更に哀しい。“愛する”という感情の動きは、時に衝動的で時に動物的なものだ。到底理屈ではないものだ。そういった人間という生物の根底にあるものを、この映画は突き詰めていく。主人公たちそれぞれの行動を明確な言葉で理屈付けるなどナンセンスだ。でもそこから伝わってくる紛れも無い想いに陶酔する。ラストに訪れるめくるめく感情の倒錯の中で、ひたすらに切なさが募っていく。規制されつくした世界の中で、欲望を主張し感情の自由を求めて逃げ出す二人……そのままに終わりを見せない二人の“感情の終着点”が見事だ。想うほどに余韻が膨らむ傑作である。サマンサ・モートン凄い。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-27 02:20:45) |
9.夜の中華料理店のシーンなど、背景となる街の描写が自然な感じで、なんともムードのある映画だった。しかし、女房子供がいながら、こんなに簡単に恋に落ちるだろうか。落ちるとしてもそんな恋なら、軽い遊びで終わるんじゃなかろうか。性欲と恋情は別物だっていうことが、ヨーロッパ人には何故わからないのだろう。 【駆けてゆく雲】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-24 23:22:25) |
8.どうして「CODE46違反です」って自分で電話しちゃうんだろう。どうしてあんなにかわいかったサマンサモートンがあんなに変わっちゃったんだろう。どうして身長差を意識的に見せないんだろう。わからない。 ギター弾きの恋の時のサマンサモートン、素敵だったのになあ。 【しょりちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-04-26 12:05:42) |
【たま】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-04-13 20:00:11) |
6.上海ってなんだか絵になっててカッコよかったです。高速道路はソラリスしてましたね。でも左ハンのエスティマやセルシオは近未来カーってのがなあ。ガタカやマイノリティリポートチックな薫りは結構しますが、絵と音楽でOKです。まるで磁石のように遠くにいるときにはNとSが強烈な磁力で引き付けられ、近づきすぎると極が変わって弾かれてしまう。誰にも罪はないのだが、ただ2人が愛し合うことだけが罪である。かなりの純愛ラブストーリーでした。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2005-03-14 22:59:03) (良:1票) |
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5.なんかおいていかれた感じがした。映像もきれいだし音楽もいいけど、もう見なくてもいいかな 【ガム】さん 5点(2005-01-23 09:33:46) |
4.舞台は近未来の上海。そこで展開されるラブ・ストーリーでCODE46とは遺伝子が近いもの同士の性交渉及び妊娠・出産を禁ずる法律のこと。ストーリーに関しては舞台となっている世界の説明がないので「何でそうなるの?」とイライラする人も多いかも。私自身ティム・ロビンスの行動は生理的にどうしても許せない部分もあるし。けど、ウィンターボトムのファンを自称する人ならある程度気に入るんじゃないかな。と言うのは、相変わらずの彼らしい映像と音楽はそれだけで気持ち良くて脳からなんか出てくるのだ。今回の撮影はロビー・ミューラーではなくリム・ラムジー作品でお馴染みのアルウィン・カックラーだけど、やはり素晴らしかったなぁ。ラストに流れるコールドプレイは思わず観賞後CDを購入したし。私はオープニングの「惑星ソラリス」を思わせる高速道路のシーンで既に「良い映画だ!」と思ってしまったウィンターボトム・ファンなので評価は甘めです。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-10-25 14:32:59) (良:1票) |
3.世界で最も切ない「I love you」が聞こえる。 |
2.それほど長くない映画なんだけど、なぜか終わるまで長く感じた。主要登場人物が二人、というのも原因かもしれないけど、ちょっと間延びする感じだった。最後の歌は良かった。 【ライヒマン】さん 6点(2004-09-27 22:06:33) |
1.ロマンスとして悪くはないが、いまひとつツメが甘い感じが否めず。 【kasumi】さん 5点(2004-09-23 20:55:46) |