5.極めてストレート&シンプル。でも、構成は流石「世界のキタノ」といった感じか?これだけ好き勝手にごちゃごちゃかき混ぜていながら、キチンとツボだけは抑えている感じ。そのあたりは正直すごいと思った。ただ、全編に亘って繰り広げられるギャグの類。これはファン以外にはちょっとキツイのではないかと… ところで、この話。眼前に現れるのは「夢」?それとも「パラレルワールド」?それとも… 【タコ太(ぺいぺい)】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-15 22:49:11) |
4.意味不明。本当に意味不明。これが理解できない俺ってバカなのかな?いや、帰りのエレベーターに乗ってたおっさんが「つまんね」って呟いていたから、俺はバカではないのかな? 【T橋.COM】さん [映画館(吹替)] 0点(2005-11-15 20:31:20) (良:1票) |
3.宣伝で、たけしがたけしを演じる500%の体感映画とあったので、500%とは一体どういうことかと思い見てきましたが、体感どころか全く映画に入り込めないまま終わってしまいました。なんていうんでしょう、他人の見た夢の話を延々と見させられてるという感じでしょうか。また、これまでの北野作品のパロディ(?)が色々詰め込まれています。きっと、北野映画のファンにはたまらない映画なんでしょうねこれ。突発的な銃撃戦や、「HANA-BI」と似たような構図、「みんな~やってるか」並みの寒いギャグ、「座頭市」とは違い全く盛り上がらないタップダンス、そして「3-4X10月」以来の夢オチ・・・。かろうじて映画という体を為しているものの、完全に破綻していますねこれ。もしかするとこれは、その破綻ぶりを楽しむ映画なのかも。とにかく北野監督、好きなことをやりたい放題やってるなぁという感じでした。ワタシにはちょっと評価不能な映画です・・・。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 0点(2005-11-11 22:31:16) |
2.俳優・北野武とタレント・ビートたけしを見つめる監督・北野武が主演・ビートたけしで撮影した自伝的映画なのかな。たけしにまつわる事件・事故を思わせる破滅思考、生死を感じさせる映像、たけしを見つめ辛らつな言葉を投げかける女性は妻なんでしょうか、母なんでしょうか。メガネに真ん中分けの男は森氏のイメージなんだよね。出待ちするファン、北野武とビートたけしの違いが判ってるのかと見ているこちらを試しているようです。北野武とビートたけし、2人のたけしはどちらも虚像のピエロ、実像のたけしは北野武自身しか判らない、まさしくTAKESHIS’です。この映画をこれまでの総括的映画だとすると、新生北野映画がまた楽しみです。 【亜流派 十五郎】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-08 00:16:31) |
1.マトリョーシカ人形のような叙述的トリックを駆使した作品ですが、トリックそのものを構造的に分析して楽しむような映画ではないです。そのトリックから見えてくるのは、あらゆる境界の不鮮明な流動性。二役以上演じられるキャスト、二挺拳銃の右と左、内山君と松村、ラーメン屋の親父と言葉を反復する組の若、テレビの向こう側とこちら側、そこに大した差異はなく、「ヨイトマケの歌」とクラブミュージックも等価に描かれ、虚構と現実、外在的心理と潜在的心理、素の自分と演じる自分の線引きが困難であることが露呈していきます。一見分かりにくい説話構造を拝借することで、二項対立的な分かり易さを崩す、そのために<ビートたけし>と<北野武>という身体が利用される、よって身体と心の境目をもぼやかしにかかったかのではないか。しかしだからこそ、銃器の前に一転ひざまずく人間の弱さ、惨劇の横でラーメンを食べる人間の無関心を反面として、自分を強く持たねばならない、他人を強く思わなければならないという声が聞こえてくるようでした。 ではまた夢で逢いましょう。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-07 13:23:22) (良:2票) |