65.この映画おもしろいんじゃないでしょうか。やっぱり、脚本がいいんでしょうか。短いわりに、深いです。密度が高いというか。最後はじんときました。人は利己的にもなれるし、思いやることもできるもんですね。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-17 01:24:48) |
64.思ったより難しくなかったですね。時間も短いのでわりと観やすい作品です。しかし「七人の侍」や「椿三十郎」などの作品と違い鑑賞後は人生や人間について考えてしまいます。そして考える内容は恐らく人によって全然違うでしょう。人生で一度は観ておくべき作品です。 【みどりいろ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 23:57:22) |
63.本当に恐ろしい映画ですねー。これ見たら人間なんて信じられなくなっちゃいますよ。でもセリフ聞き取りにくーい。DVDでも字幕ないんですよね、これは、、、 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-30 02:14:57) |
62.人間の本質的な部分であるエゴをあのような形で表現していることに驚いた。モノクロが作り出す映像美とカメラワークの斬新さは圧巻素晴らしいの一言に尽きる。ただああいったエゴの表現があまり好きではないんですよね。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 07:09:55) |
61.たぶん、ストーリーはそれほど複雑じゃないんだろうけど、途中からついていけなくなった。宮川一夫の撮影の素晴らしさにプラス1点。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 6点(2005-08-09 10:18:54) |
60.三船敏郎さんがやたらかっこいいです。西部劇でガンマンが決闘する時に砂埃が舞うように、この映画も雨音や風の音などの効果を巧く演出しています。欧米の監督が黒澤監督に影響された事がよく話題に上りますがなんとなく黎明期の西部劇に共通するかっこよさを感じました。 【わーる】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-09 22:52:18) |
59.人間のエゴを徹底的に描き出したこの作品のエネルギー、その力強さ、何とも印象に残る映画だ!京マチコが林の中を走るシーンでのモノクロなのにカラー映画でも見ているようなその映像美と三船敏郎、志村喬に森雅之と日本映画黄金時代の名優達の演技も見所がいっぱいで見応え十分です。 【青観】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-02 18:37:32) |
58.うおー、徹夜明けの朝5時から見たのでしんどいしんどい。内容もしんどい。けど眠気も吹っ飛ぶ映画でした。雨が止むと同時に赤ん坊が泣き出すのが印象的でした。確かに希望が残るラストだけど、赤ん坊に希望を託したとしても、その赤ん坊にしたって、自分が生きるために必死になって泣きじゃくるエゴの塊なわけで・・・。一歩間違えばまた地獄になってしまう、そんな危ういバランスが上手く描かれていると思いました。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-21 08:06:57) |
57.私には合いませんでした。見ていて気分が悪くなった。もう少し私が成長すれば面白いのかな。とにかく、なにがよいのかわかりませんでした。 【トナカイ】さん 6点(2005-02-17 17:29:57) |
56.イタコが出てきたときはさすがに笑ってしまったが、この短時間(88分)でこの重厚感は凄い。 【夏目】さん 8点(2004-11-10 17:11:51) |
|
55.モノクロ映像美と真実の虚構性。黒澤は好きじゃないけど、これは良いです。 【みんな嫌い】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2004-10-24 18:44:34) |
54.欲望を感じさせない、3人・他の思惑が飽きさせない侍風味のメロドラマ。90分の時間配分に無駄が無い。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-09-15 12:14:48) |
53.やはり、後のヒットメーカーと呼ばれる監督たちに多大なる影響を与えた黒沢監督だけあって映像、ストーリー共に最高水準ですね。冒頭の土砂降りの中不気味に佇む「羅生門」そして、「死体なんざ、この上にあがってみればいつも5,6体は転がってらぁ」の台詞が異常なほどに不気味。そして、自分さえよければあとはどうでも良いといわんばかりの登場人物たちの意見の食い違い。結局、真実は誰にも判らない。それが人というもの。平安時代だろうが現代だろうが、いつの時代になっても、それは変わらないものなんですね。しかし、だからこそ、理想主義の僧侶のように、人を信じるという事がより大切なんですよね。 |
52.人間の不可解な奥深さをみごとに描いていると思う。この映画見ただけで、ひとりになって人間関係の無い世界に行きたいと思ってしまう作品。映画として、非常に特殊な状況を作り出し、人間のエゴを異常なほどむき出しに表現しているが、多かれ少なかれ、会社や組織の中にいると同じようなことが日常茶飯事に、起こっているような気がする。京マチさんがきれいですね。 【やまさん】さん 10点(2004-08-14 18:18:44) |
《改行表示》51.観終えた今の気持ちが、なんだかとてもずっしり重い・・・ 自分を正統化させようと嘘をつくのは、なんとなく理解できる。 でも、ここまで登場してくる人達の性格がドロドロしていると・・・ キツイ・・・人の本性というのはこういうものなのかな・・・!? ん~文学はむずかしい・・・ 【ボビー】さん 7点(2004-05-22 20:03:13) |
50.やっぱり、日本=大雨なんでしょうか。京マチ子のお多福顔みただけで平安時代だと思ってしまう。この頃のクロサワ映画の女優さん達は、品があって美しいな。(カラーになってからの女優の酷いこと。クロサワも枯れちゃったのかな。w) 【Waffe】さん 10点(2004-05-10 00:22:36) |
49.最初の土砂降りの雨の中にたたずむ羅生門の姿は素晴らしい。ラストの終わり方はなんか微妙な感じだけど、途中の展開には圧倒される。 【アルテマ温泉】さん 8点(2004-04-05 21:47:46) |
48.「欧米式帝国主義からアジアを解放した」という日本の言い分、「平和を乱すもの(?)を押さえ込んだ」という米国の言い分、被害者気取りの第三国の言い分…こうした論争が盛んだったと思われる当時の暗喩かな…と思ったりしました。そうみると少し「公平」を気取りすぎで、それがラストの詰めが甘く見える事に繋がっている気がします。一つしかない事実の解明を放棄して安易なヒューマニズムでお茶を濁す…まさに戦後の多くの日本人の姿そのものかも知れませんね。 それはともかく映像が素晴しい。冒頭の土砂降りのシーンからしてこの監督が世界的に評価が高い理由が腑に落ちました。お白洲の幾何学的な構図のシーンの端っこに覗く入道雲など、細かい所まで見応え有ります。 【番茶】さん 8点(2004-03-14 22:28:34) |
47.“Rashomon syndrome”という言葉がある。権威のある英語辞書(Oxford やRandom Houseなど)にこの言葉が熟語として収録される日も近いと思われる。この熟語の発祥の地である日本で対応する言葉、「羅生門症候群」が一般的に使用されていないのは不思議な気がするが、英語圏でこの熟語が市民権を得てきた背景にはキリスト・ユダヤ教に基づいた一元的世界観、また裁判を好むアングロ・サクソン民族の風土が存在する。西欧の一元論において真理は一つしかないとされる。しかし裁判など「人」がどうあっても真理を探りそれに基づいて何らかの結論を下さなければならない場合において、「人」の証言というものは各人の背景や利害、証言を行う環境などに容易に左右されてしまう。“Rashomon Syndrome”は一つの真理に対して複数の見方を存在させるに至るような集団の心理状態を指す。この熟語が権威ある英語辞書に収録された場合、語源は[Rashomon < Japanese, the title of a film by Akira Kurosawa]と記載されることは間違いない。なお、“Rashomon syndrome”に対して ”Trashomon”という言葉がある。この単語が権威ある英語辞書に収録されることはまず無いが、一応意味と語源を日本語を交えて記しておく。意味:どうでもいいようなくだらないことに複数の人間がやかましく意見を述べること。また、その状態。 語源:[trash(はきだめ)+ Rashomon < Japanese] (付記:黒澤の他作品でこの作品を越えるものが多数ある、という理由で初投稿後2点減点しました。) 【かわまり】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-02-04 03:30:49) |
46.「自分勝手じゃなきゃ生きていけない世の中」で人を信じる事は出来るのか?理想主義者の坊さんと諦観した下人の人物対比が面白い。坊さんの「人を信じられなくなったらこの世は地獄だ」のセリフが印象に残る。(※「子供が6人いる」もウソだと思ってしまった・・・) |