73.映画化を知る前に、原作を読んでいました。素晴らしい作品で、とても印象深かった。映画はとても忠実ですね。原作の世界を壊さずに、きちんと筋を追っている。でも言い換えれば、映画にした意味は何? この程度の映像なら、私にだって想像出来る。「映画ならでは」という所がひとつもなく、オチを知っている人間には退屈な映画でした。ジミーをショーン・ペンが演じると聞いた時は、「合わない!」と思いましたが、思ったよりずっと良かったです。さすが演技派! シレストもデイブもハマり役。アナベス演じたローラ・リニーはミスキャスト。私にとっては意味の無い映画でした。 【ともとも】さん 5点(2004-08-03 19:29:15) (良:1票) |
72.なんとも引き込まれる話だった。ショーンペンとティムロビンスの演技は確かにすごいと思った。それにしても、デイブがあまりにもかわいそうで、かわいそうで。ちょっと救いがない。なんともやるせなさが残る映画でした。でもいい映画です。話はぜんぜん変わりますが、やっぱモーフィアスにしか見えないですね。 【りょう】さん 8点(2004-07-30 08:34:11) |
71.終始静か。終わり方がなんともいえないところではあるが、自分に言わせてみれば、これもなかなか悪くない終わり方だと思う。一貫した雰囲気がとても良いと思いました。 【アンソニー】さん 8点(2004-07-29 02:53:23) |
70.カッコつけた映画だよね。だから、難しい!やはり、ショーン・ペンの演技は凄いね。1回見ただけじゃ、あまりわからない。何回か見たら、細かい描写などがわかるような気がする。COOLな映画だった。 【カフェ俺!】さん 6点(2004-07-26 13:09:56) |
69.主役3人の演技はすばらしい。しか~し、終わり方大嫌い。 【スミス】さん 6点(2004-07-25 15:04:05) |
68.川の流れがそうであるように、時間の流れもまた不可逆なもの。 起きてしまった出来事は、もう2度とやり直すことは出来ない。 人生はその連続だ。間違いのない人生を送る者などいないだろう。 だから私は、「ミスティック・リバー」の登場人物たちの人生に共感する。 彼らは、そうせざるを得なかった。私はそれをただ受け止めた。 善悪で裁くことは、敢えてしない。 取り返しのつかない過去は、誰の中にもある。できることなら私も、その 淀んだ暗闇を川の底深くに沈めてしまいたいと願う。 それは弱さだろう。目を逸らさずに真直ぐ見つめたい。 【337】さん 8点(2004-07-24 08:13:36) (良:1票) |
67.運命の不思議。にしても、終わり方が悲しすぎた・・。ティム・ロビンスもショーン・ペンも、文句なしの演技でたまげます。 【ネフェルタリ】さん 7点(2004-07-23 16:46:46) |
66.おもしろいし、出来の良い映画って感じは確かです。演技も、スゴイ。ただ、後味が悪すぎるね。 【じろう】さん 7点(2004-07-21 00:30:54) |
65.俳優の演技は素晴らしかったが、これがアカデミーの映画? 【ボバン】さん 5点(2004-07-20 01:52:28) |
64.ケツの穴をもっときゅっとしてほしかったのだが・・・ 【やいのやいの】さん 6点(2004-07-16 20:57:48) |
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63.監督と俳優の著名度がアカデミー賞と好レビューを引き寄せた感のある作品。ショーン・ペンとティム・ロビンスの名優ぶり(この作品じゃなくてもいつでも名優だけど)以外はB級もいいところ。日本では「劇場未公開」でビデオ(DVD)発売のみされるサスペンスによくあるような内容。深さも芸術性もなく、とにかく全てが中途半端。主役級3人の友情関係然り、真犯人の追及の仕方然り、ローラ・リニーの後妻&継母の心情の表し方然り…。ケビン・ベーコンの奥さん役なんて、何のためにあるのかわかりゃしない。DVDにケビンとティムの音声解説があったので聞いてみると、2人とも、「原作を読んで役作りができた」と言ってた。そうでしょうそうでしょう。あんな脚本オンリーじゃ役も作れないよ、ほんと…。それにしてもレンタルDVDでよかった。買ってたら叩き割ってしまうところでした。 【ろこもこ・らいす】さん 4点(2004-07-16 15:11:56) (良:1票) |
62.イーストウッド待望の新作、個性派三人の競演、アカデミー賞作品ということで、期待を持って見た。が、脚本が間延びした感じでもう一つテンポがないのと、何よりもテーマが暗くて重い。それなりに見応えはあるのであるが、少し退屈、少し後味が良くない。が、ラストシーンの、三家族三様の姿が結構ショッキングで、あとからジワジワと来る感じに何とも言えない雰囲気があり、一度は見て置くべき作品であるのかも知れない。この監督は「ブラッドワーク」のような罪のないエンターテインメントを撮る一方で、「真夜中のサバナ」といい、こういう人間の暗部を探るのが好きなのだなあと思った。それにしても、この映画を見ると、今のブッシュが「中東に民主主義を!」と叫ぶのが何とも空々しく、アメリカナイズされた今の日本がリストラやら少年犯罪やら、どんな殺伐とした社会となっているかを痛感せずには要られない。 【きりひと】さん 6点(2004-07-16 06:01:46) |
61.この映画は明らかに何かの隠喩をしている昔話のような映画です。暗くて重たいけど、映画を見たんだって充実感と見ごたえがあります。こういうタイプのものは監督や役者やその他のスタッフなど能力の人たちが集まらないと、ただのミニシアター三流映画にしかならないです。家までの帰り道でパンフレットを読みながらこの映画について頭の中で自分なりの考えをめぐらせていました。ただ暗いというのは簡単だけど、それぞれショーン・ペンやティム・ロビンスや他のキャラクター、性的暴行や娘の殺人事件、復讐などの出来事が何を象徴するのか、正解があるのか分からないけど考えてみると色々と味わえる、そんな作品です。 |
60.いくら役者の演技がうまかろうと、後味が悪すぎる。すごいムカムカする…あ~最悪。最後だけ気に入らなかったのでもっと点数をつけなきゃいけないんだろうけど、どうしてもつけられない。 【マキーナ】さん 4点(2004-07-15 21:15:31) |
59.皆がそれぞれ闇を抱えていた。物語が進むにつれてそれらが一つ一つ開かれていく。先の読めない展開に、一人一人の闇ばかりが吐露されてゆき、全てがラストに収縮されていく。観ている側は恐怖と好奇心とで胸がはちきれそうになる。それぞれの思惑は真相とは違った方向に向かい、後味の悪い終わり方をする。しかし何故だかそのラストに安心している自分がそこにいるはずである。 【コーヒー】さん 10点(2004-07-14 23:56:42) |
58.正直思ったより本がつまらなかった。後味が悪いってこともあるけど、ハリウッド映画にありがちな展開に萎えた。救いは見所である役者の演技の上手さだけかな。 【ピボーテ】さん 6点(2004-07-14 16:29:03) |
57.あーっと、暗いです。少年時代を引きずっているあたり、暗い歴史を繰り返し・・ボストンが舞台ですが、美しいボストンは期待できず。 【ちひろ】さん 6点(2004-07-05 07:26:37) |
56.つまらなかった.早く終わってって感じでした.ショーン・ペン嫌いだし. 【マー君】さん 4点(2004-06-27 22:59:23) |
55.殺人事件が絡んでいるので、サスペンスと勘違いして観るとピントがずれるでしょう。 自分の殺した男の息子が自分の娘を殺してしまうという悲劇の連鎖という意味はあるけど犯人なんてどうでもいいのかもしれない。 後味が悪さはあるが、人生の不可思議さ、人間としての弱さ、哀しさ、愚かしさ、業の深さを描いているので安直なハッピィエンドには終われない。 唯一の救いは、ショーンが妻を失いかけているその時、妻が出て行ったのは自分にも原因があったという現実を直視できたことではないのか。 人生の苦しみという現実を直視できない人々が数多く登場する。 ジミーは元妻の死に立ち会えない悲しみをただのレイを殺すことで、娘を失った悲しみをデイブを殺すことで慰めようとしている。 アナベスは夫がやったことに対して、「家族のためにやったこと」と現実逃避をし、セレステが変なことを言ったから責任を転嫁する。 セレステも夫と向き合うことができずに、疑い続け、信じられず、「殺したのは夫かも」と苦しみをジミーに解決してもらおうとしている。 デイブは少年時代の想像を絶する痛みから逃れることが出来ずに、現実とは向き合えずにいる。 ジミ-が最後にデイブを見たのはいつだとショーンに尋ねられた時に、子供時代に連れ去られた時を思い起こすシーンやデイブが夢や青春を失ったと告白するシーンから象徴されるように主題は少年時代に受けた苦しみは決して消えることなく、大人になってもその苦しみから逃れることは出来ずに襲い続け、それは被害者だけでなく、その周りの人々にも大きな影響を与えるということだとは思うが、登場人物を見ると現実を直視できない人間としての弱さを感じずにはいられない、ラストのパレードでの父親がいなくなり深い悲しみを抱えた少年がどういう人生を送るのかと考えずにはいられない。悲しみは続いていく…ミスティックリバーはジミーにとっては罪人の罪を洗い清めてやる死体を沈める河なのかもしれないが、自分にとっては人生こそ不思議な河のようなものかもしれないと感じた。俳優の演技に注目が集まっているが、ショーンペンの娘を失った悲しみを最大限に放出するシーンや喪失感、苛立ちを抱えた演技。ティムロビンスの過去の呪縛から開放されることなく、苦しみと怒りを抱えながら抜け殻のようになってしまった表情や演技は素晴らしいとしか言いようがない。 【六本木ソルジャー】さん 9点(2004-06-25 14:59:27) (良:3票) |
54.完璧に近い映画です。皆さんこのご時世くらい話を望んでいないのも分かりますがこの映画は後々傑作として語り継がれると思います。後味が悪い、家族を殺されたからといって他人を殺してはいけない、それは最もです。でも、それでは映画として観ていない証拠になってしまうでしょう。完璧と呼ばれる映画はたいてい後味が良いものではありません。監督があまりに完璧に作りすぎてしまうと観る人に違和感を与えてしまうのでしょう。カメラアングルによる人間の描写のすばらしさ。クリントイーストウッドはキューブリックや黒澤などと同じように巨匠と呼ばれていくのだろうと感じましたね。 |