1.脚本の練り方は、文句なし。役者の演技は若手に不満。学芸会ぽい感じ。
上滑りのキャラクターを演じようとしたはずなのに、演技そのものが上滑りになっている。少々痛々しい。
人物の描き方も軽薄。
あと、知的には面白いが、人間のリアルな感情が軽視された演出になっている。
昨今のテレビドラマと同じくらいの質。それよりやや丁寧かという感じ。
映画独特の重厚さがなく、2時間スペシャルか、いっそ舞台でやってるのを見たほうが
楽しいかもと思える。
脚本で言うと、伏線の張り方と回収の仕方(正体のバラ仕方、エピソードの関連付け)が見事。
だから、1度見たら、もう一度見たくなる人が多いはず。
ただし、3度目を見たくなるかどうかは意見の分かれるところ。