4.女性監督が描くエロティックラブストーリーということで、
公開当時はかなり注目されていたが、設定に妙味があって興味を惹く。
収容所時代のシーンをフラッシュバックさせながら、幻想的な映像を織りまぜるという演出に、
前半は面白いなと思ったのだが、後半は普通のストーリー映画に・・・。
こういう展開になっちゃうと、ヒロインと男の過去にどの程度の深い結びつきがあったのか、
しっかりとした描写がないので感情移入ができず、ただ重苦しさばかりが目立ってしまう。
総体的に作品としての出来は悪くないんだけど、個性的なヒロインに+1点。