13. 映画館ならともかく TV録画で、これだけの長尺をダレずに見られるんだから、やっぱりすごい。 ストーリーは特に心に残るようなものでもなく、浮き沈みの激しい人生お疲れ様でした、って感じ。 映画見たいなーって気持ちの時に、映画堪能したなーって満足感が得られる映画。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 23:30:57) |
12.伝記ではあったが長い時間ほど退屈せず見れた。 さすがキューブリック。映画表現の可能性を極めた歴史劇ですね。 |
11.私にとって「時計じかけのオレンジ」で挫折してしまったスタンリー・キューブリックを、回復させてくれたのが「バリー・リンドン」 と言っても貴族社会や決闘などは好きではないのだが、綿密に作り上げられたこの映画は、極めて美しい映像と音楽によって最後まで飽くことのなく見ることができる。そして肩すかしを食らったようなエピローグ、さすが天才キューブリック。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-18 06:38:09) |
10.成り上がり物なのに高揚感が感じられず、でもそれでいて途中で見飽きるという事はない、何とも言い様のない映画でした。あと盾も防御策もなく生身で突撃したら只の的、そりゃ死にますって。あの時代の兵隊は本当にあんな突撃してたんでしょうかね。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-11 22:00:05) |
9.「祇園精舎の鐘の声・・・」ってのが思い出されましたよ。エピローグが全てを物語っていますな。三時間超の長さを感じさせない佳作です。にしても当時は作戦もへったくれもないあんな馬鹿な戦い方を本当にしてたんですかねー? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-25 21:58:55) |
8.この上なく美しい映画です。芸術性を追求し続けた70年代前半までとは違い、1975年公開のこの映画では主役に当時「ある愛の詩」で人気者となっていたライアンオニールを起用。興行的成功も求めました(結果的には失敗に終わったが)。しかし芸術面でも、19世紀をこれだけ再現しようと努めたキューブリックのこだわりは半端ではない事が分かります。プロダクションデザイナーはさぞかし大変だったでしょうね(苦笑) 草原のシーンも、まるで絵画を切り取ったとかのような美しさですが、室内のシーンを何百本という蝋燭の灯りだけで撮ったシーンは秀逸で、ポワ~ンとした雰囲気が当時の貴族社会の食事シーンや賭博のシーンに垣間見られ、すごいなぁと思わせるのです。 遺作の「アイズワイドシャット」までずっとこだわったキューブリックの光へのこだわり。ちょっとフィルム粒子がザラザラ感じても、それでも自然光にこだわり続けた彼の意志の強さは、さすが元ルックのカメラマンだっただけの事はあるのです。 狂気好きのキューブリック映画において、狂気をあまり感じないこの映画。それは痛烈すぎる映画の美が、平民の若者レドモンドバリーが貴族に成り上がろうとする気持よりも勝ったからかもしれませんね!? |
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7.一人の不埒な人間が徐々に上り詰めるストーリーだが、他のキューブリックの作品同様にどこか癖があり、決して気持ちよく伝えようとはしない。全体通して素直に大団円にならない微妙な空気を漂わせるつつ、主人公が歩んだ波乱な人生を3時間に及ぶ素晴らしい映像美で淡々と見せる。そして最後の最後で、今まで見せてきた浮き沈みの人生を否定(ゼロに)する形で、短い文章で思いっきりぶちまける。終わりまで『ありがちなストーリーだなぁ…』と思ってましたが、最後のメッセージでキューブリックの作品だ!と実感出来ました。 【oO KIM Oo】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-08-03 02:48:25) |
6.美術、照明、衣装は画期的。でも長かったな~。小林信彦さんのコメントがすべてを言い切っている。曰く「イギリス無責任野郎」 【ひろみつ】さん 7点(2004-01-02 23:29:20) |
5.溜め息が出るくらい美しい映像を堪能する為の映画だと思います。長さを感じないという意見を良く聞くけど、自分には果てしなく長く感じられました。キューブリック作品らしく静止画が多いせいもあり、うっかり気を失いかけた事もしばしば・・・。おまけに主人公の性格が個人的に最悪。全く感情移入出来なかったのも残念です。 【終末婚】さん 7点(2003-06-24 20:57:07) |
4.物語的にどうなるのかが気になって惹きつけられたけど、そのまま終ってしまった感じがした。やっぱり身分が与えられる時代には、どれだけ自分より上の身分の人と多く接することができるかが、成り上がるために重要なのかな、と思った。現代には必ずしもあてはまらないだろうが。 |
3.ここまで映像的に手抜きのない映画も珍しい、特に衣装へのこだわりは凄すぎ、質も量もかなりゴージャス(かなりお金かけてるよ)。それにしてもバリーには同情する、なんか存在そのものを否定された感じがする。最後にああなってしまうと、世渡りが上手いんだか下手なんだか良く分からなくなってしまう。 【眼力王】さん 7点(2002-06-03 03:58:37) |
2.ヨーロッパの貴族社会の雰囲気は、実際にあんな感じなのだろうと思います。見ている途中で幾つかネタが読めたところはありましたが、それでもなかなか起伏があって楽しめたし、雰囲気も良かったから特に長さを感じず見ることができました。キューブリックの映画は何かとその「芸術性」で評価される事が多いようですが(そして実際に芸術性もあるのでしょうが)、キューブリックのすごいところはその芸術性を保持しつつ単純に楽しめる映画を作る手腕だと、個人的に思っています。この映画については、バリーに同情してしまいました。結びの言葉がすごく皮肉に聞こえました。 【マーチェンカ】さん 7点(2002-03-20 18:24:28) |
1.うべばんぼーさんとほぼ同じ感想を持ちました。3時間という長さを特に感じさせない展開は本当に感心です。不思議な感じを受ける映像も絵画のよう…、納得です。 【チャベス】さん 7点(2002-02-03 17:57:02) |