1.人々が逃げ惑う町で、暴れる巨大蠍のシーンは、フィルムに黒く塗っただけの合成映像で、その特撮の出来の悪さに、テンションあがるシーンやのに、下がる。蠍の体も透けてるし。ただ、それ以外はストップ・モーションを使った特撮が嫌いでなければ、結構、味のあるシーンがある。地下の世界の異様な巨大昆虫たち、列車を襲う何匹かの巨大蠍、特にラストのヘリコプターも交えた巨大蠍との戦闘シーンはかなり楽しい。全てがコマ撮り。変な迫力があり、モンスター映画なのに、怖いとかじゃなく、なぜか楽しい。ちなみに、特撮以外のシーンはまったりしてて、だるい。特に前半はしんどかった。