2.凡庸極まりない作品。
序盤の殺陣が秀逸で歴史モノ映画として面白そうな雰囲気でしたが、
闇の力を手に入れてからはどんどんパワーダウンしていき、
ラストに至っては非常に貧弱な内容。ドラキュラじゃなければ面白かったのに。
主人公から全てのキャストまでかなりよい演技でセットなども趣があって、
設定にのめり込みたいのにそうはさせじとどうしょうもない脚本に突き放されました。
ホンが悪いと全部が輝きませんね。
見せ場の点では、こうもりなんかがそれなりに目新しいけれども、
それだけでは『ZERO』を名乗るのはちょっと・・・
既存の原作準拠ではないヒーロー映画を作りたかったのでしょうが、
もう少し思い切った設定にしないと勝負ができないのではないかと思います。