それから(1985)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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それから(1985)

[ソレカラ]
And Then
1985年上映時間:130分
平均点:6.21 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-11-09)
ドラマ小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
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監督森田芳光
助監督原隆仁
杉山泰一
キャスト松田優作(男優)長井代助
藤谷美和子(女優)平岡三千代
小林薫(男優)平岡常次郎
笠智衆(男優)長井得
中村嘉葎雄(男優)長井誠吾
草笛光子(女優)長井梅子
風間杜夫(男優)菅沼
美保純(女優)佐川の令嬢
森尾由美(女優)長井縫
イッセー尾形(男優)寺尾
羽賀研二(男優)門野
泉じゅん(女優)女郎
小林勝彦(男優)宴会の参加者
佐原健二(男優)宴会の参加者
伊藤洋三郎(男優)書生
小林トシ江(女優)髪結いの女
一の宮あつ子(女優)賄い婆さん
川上麻衣子(女優)神楽坂の芸者・小染
加藤和夫【俳優】(男優)宴会の参加者
原作夏目漱石「それから」
脚本筒井ともみ
音楽梅林茂
撮影前田米造
上野彰吾(撮影助手)
高瀬比呂志(撮影助手)
製作黒澤満
東映
セントラル・アーツ(製作協力)
企画サンダンス・カンパニー
配給東映
衣装北村道子(衣裳コーディネイション)
編集鈴木晄
奥原好幸(ネガ編集)
田中愼二(編集助手)
録音橋本文雄
照明矢部一男
赤津淳一(照明助手)
その他目黒祐司(スチール)
三沢和子(キャスティング)
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1
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10.日本文学小説の趣きを存分に感じることができる作品だ。

ロケーションや家屋の佇まいからして、その時代の雰囲気が良く出ている。

致命傷は、脇を固めるキャスティングだろうか。
藤谷美和子や羽賀研二、森尾由美などが、現在からみればではあるが、作品の雰囲気を見事にぶち壊すキャスティングとなっている。

森田芳光の控え目な演出は冴えわたっているものの、役者選びの先見の明に関しては、否定せざるを得ない。

ただし、それらを全てチャラにするくらい、松田優作は素晴らしい。
穏やかながら、鬼気迫る演技を見せている。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 6点(2012-04-10 00:08:05)
9.タイトルのときの三千代の写真がボーッと浮き出してくるタッチなんかいい。電球の光りだすとことか。後半ちょっとダレる。あと20分くらい削れなかったか。これ主役の演技の質とも関係があるかもしれない。二人ともネットリしたものを滲み出すタイプじゃないから、どうも長回ししていると乾いてきちゃうとこがあって。あと微妙な目線のずれがしばしばあって、草笛光子と代助のシーンとか、回想シーンの仲間たちとか、人物が正対してない感じ。お見合いのシーンでも一列ずつ写したりする。主人公が人と人とが向き合う生々しさを嫌ってる、ってことから来てる演出なのだろうか。心象の市電では夕焼けから夜になるやつが良かった。あの終わり方だと、これから「生活」が始まるんだ、という原作の焦燥感はないね。橋のあるセットは東映映画的で懐かしい。外の音などにもいろいろ気を使っていた。ふんだんに金を掛けられない日本映画では、いろんな工夫によって時代色を作らなくちゃならなく、本作は健闘していた。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2011-07-04 09:41:58)
8.「家族ゲーム」で松田優作の持っている才気、何を考えているのか全く解らない不気味さ、恐さを見せてくれた森田芳光監督が再び松田優作とのコンビで撮って、確かこの年のキネマ旬報1位に選ばれた映画である。映像の美しさ、如何にも夏目漱石の世界といった感じがする作品になっているという意味では評価しても良いのだが「家族ゲーム」で見せてくれた才気、それは松田優作もだけど監督森田芳光にも同じことが言えるぐらい落ち着きすぎているのが物足りない。文芸映画なのでその点は仕方ないのかもしれないが、この二人のコンビならもっと才気溢れる映画が私は観たいし、見せて欲しかった。本来ならば5点か4点てぐらいの物足りなさも役者の演技は皆、素晴らしく、中でも藤谷美和子の素晴らしさあればこそ引き立つ悲劇的なドラマとしての男達の刹那さが異常なほど感じられる映画として評価を与えても良いぐらいの作品になっていることを思っての6点です。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-27 21:35:43)
7.藤谷美和子は一番良いときの藤谷美和子で演技じたいは下手っぴなんだけど雰囲気があっていい。小林薫は一生懸命に嫌な男を演じていることが前面に出すぎている。あのロボットみたいなわざとらしい動きはどうにかならんか。松田優作は原作とはイメージがずいぶん違うが作品の世界には合っている。役柄上のおさえた演技も藤谷美和子同様にいい雰囲気を出している。社会の常識だとか倫理といった社会通念から外れることの弊害があっても自分の心に正直に生きようとする主人公に私自身を見る、なんて言うとかっこつけすぎですが、原作は漱石の小説の中で最も大好きな小説です。原作ではその社会通念に押しつぶされようとする圧巻のラストシーンが市電を舞台としていたので、この映画で途中に挟まれる市電内の奇妙な描写はてっきりラストシーンへ向けた伏線とばかり思っていたのですが、そうではなかったことがちょっと残念。「自分に正直に生きる」ことよりも「激しくもしとやかな恋愛」がメインに描かれているような気もするが映画としては正解かもしれない。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-22 14:42:01)
6.そんなに悪くはないかなと思った。比較的長回し気味のカメラの中に、どの俳優もうまく納まっている。ただ、展開が緩やか過ぎた。それも、画像(イメージ)にただ語らせるという時間の流れの緩やかさならともかく、基本的に対話を中心に各場面が展開しているのにこの遅々と進まない感覚には、いささか戸惑った。もう30分短かったらいいのに、と思ったけど、でも30分短かったら、この世界は成立しないかも。
市電の場面の不可解なイメージは大好きです。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-17 12:42:40)
5.みんながひたすらボソボソ喋っているだけで、何とも退屈だった。藤谷美和子も、こんなに演技下手だったっけ?と思わず驚いてしまった。ほかの人もみんな演技がぎこちない。唯一、役にはまっていて存在感を発していたのは、草笛光子。
Oliasさん [DVD(邦画)] 4点(2005-04-20 03:33:25)
4.デートで観に行って大失敗したと思った作品で、漱石の「それから」を馬鹿にしているのか!といいたくなるほど眠くなる映画でした(実際彼女は寝ていた(笑))。森田芳光って、こういうのが撮りたかったの?
オオカミさん 5点(2003-12-02 03:50:54)
3.公開当時、珍しく映画館で観た。う~ん、こんな真面目そうな作品を なぜ観に行ったのか、きっかけも誰と観たのかさえもまったく思い出せない。。。全体を通して独特のテンポの悪さを感じてしまい、退屈した記憶がある。 何というか、藤谷美和子はアレだった。
じゃん++さん 4点(2003-11-29 01:53:55)
2.私も森田監督の中では一番好きです。もともとの原作が好きですし、前田米造氏の映像が実に見事でこの映画を深くしている。
亜流派 十五郎さん 8点(2003-08-24 15:01:50)
1.森田監督の中では一番好きな作品。いつもの意味不明なシーンの連続に、ミスキャストが目立つ気もするが、またその意味不明なところが良い。何となく漱石原作の不明瞭さが伝わってきた。
イマジンさん 8点(2001-02-15 12:09:46)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.21点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4214.29%
517.14%
6535.71%
7428.57%
8214.29%
900.00%
1000.00%

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