1.文学青年の若奥さん、えらい別嬪さんだなあと思ったら、「愛の落日」の女優さんですかー!綺麗だしアオザイが良く似合ってるし。ただ途中から姿を消してしまうのが残念。作品の方はというと、映像と音楽が綺麗な、ソフトタッチの戦争映画。ありがちな残酷描写とかもほとんどなく、どちらかというと文学的で静かな雰囲気が漂う。アメリカ帝国主義に対する弾劾とかいう雰囲気などは微塵もなく、あえて言うならば、米軍に協力した南ベトナム政府批判といった感じでしょうか。今では、両国とも友好ムードだから、こういった内容になるのも分かる気がする。ただ、「史上初、ベトナム人スタッフによるベトナム戦争映画」(日本版予告編)という宣伝を事前に見ていただけに、本当に悪いのは「戦争」ではなく「侵略」である、という視点がもう少し欲しかったという気はする。