23.名作「大空港」の続編としてヒットを当て込んだ本作。「大地震」の余り予算で製作されたとの噂があるという、安易な性根が見える愚作です。ダナ・アンドリュース、グロリア・スワンソンを始めとしたキャストも演技のしようがない役どころで只の顔見せ状態という脚本があまりにもお粗末。穴の開いたコックピットに乗り移るという呆れる展開でのとどめがカレン・ブラックのアップ。柳沢慎吾が浮かぶ顔で緊張感皆無のコントに見えました。本作に関与していないという原作者アーサー・ヘイリーは「何じゃこりゃ」と思ったのかどうか聞いてみたいところです。 |
22.パイロットがダメになってCAが操縦する系という意味では『乱気流/タービュランス』と設定が同じだが、比較するとこっちの方がかなりノンビリしていて盛り上がりに欠ける印象。客もあんまりパニクってないし・・・。CAに魅力がないという点は似ているが。 |
21.エアポートシリーズというとあの、「アランドロンが操縦するコンコルドが小型機と衝突してバミューダ海域に沈没するけど、ジョージケネディが何とかしてくれる」ってヤツですね。←色々混ざっちゃってますが、要するにこの2作目以降は、似たり寄ったり、ということで。ただし個人的には、シリーズ中で一番印象深い作品ではあります。 この第2作、シリーズ中でも一番の低予算らしいですけど、確かに、映画のかなりの部分を占める機内シーンからは、あまり気合いが感じられません。まあ、群像劇としての体裁でさまざまな乗客を登場させておきながら、物語の中では彼らをほとんどホッタラカシにしてしまっている脚本にも、責任がありそうですが。 とは言え一方で、本物のジャンボを飛ばせて撮影したらしい空撮シーンの数々、これはなかなかスゴいです。見応えあります。「次から次に大事件」というタイプの映画ではなく、小型機との衝突後もやや地味な展開ですが、空撮のリアリティが緊張感を(何とか)維持しつつ、終盤を(何とか)盛り上げています。不測の事態によりCAが操縦桿を握るという設定は、『乱気流 タービュランス』あたりにも影響を与えていそうです(何と小さい影響力・・・)。あの、よくわからん装置と計器に囲まれながら恐る恐る操縦する、不安感と楽しさ。 それに、本シリーズ無くしては『フライングハイ』も無い訳で(だから?)、そういった後の映画界への貢献を称えて、ソルトレイクシティ空港を「ジョージケネディ空港」と名付けてはどうだろうか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-03-15 10:19:04) (良:1票) |
20.コクピットにあんな穴が開いて、あんなもんで済むのか?という違和感だけ目をつぶれば、当時としては、良くできているのではないかと思います。今の映画に比べてグチャグチャ度は低く、パニック映画とは言っても全体的にマイルドな印象ですが、後半はそれなりに緊張感がありました。続編も観てみようかなと思います。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-10-04 12:11:00) |
19.トラブル発生までが長いので、かえって心臓に悪い感じ。諸事情を抱えつつも幸せそのものに見える乗客・乗員たちが、そのうちパニックに陥るんだろうなぁ思うと気の毒で気の毒で。結末はわかっていたけれど、そこそこ楽しめました。アクション映画にありがちな銃撃戦やカーチェイスなどと比べ、明らかに「明日は我が身」なので、肌感覚で恐怖を味わえた気がします。しかしコックピットに穴が空いて、あの〝その風〟はないよなぁ。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-07-11 20:32:43) |
18.「大地震」の余った製作費で作られたんだっけ? ストーリーや設定は決して悪くはなく、多少のハラハラ感も感じさせてくれる。 ただし映像や演出はやっぱり良くない。74年という時代を考えれば、 チープさを感じてしまうのも致し方はないのだが、「大地震」もえらくチープな作りだった。 最初から二本作るつもりだったんじゃないのか? 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-18 09:35:24) |
17. もうずいぶん昔に見た映画ですが、2010年の現在でも十分楽しむことができました。深みはありませんが、くだらないCG映像を使う最近のチープな映画手法よりずっといいと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-22 23:33:41) |
16.とんでもない事態になってるのに、スチュワーデスさん達、結構のんびりですね~。そこがちょっと笑えました。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-04-21 13:15:27) |
15.コックピットの穴から飛行士が入っていく時、カレンブラックが手を出すのですが、あんたも外に一緒に放り出されちゃうよ、とずっと観てて思いました。また車じゃないんだから、操縦席に穴が開いたら、風でもっと操縦室はぐちゃぐちゃになると思います。でも山の中を飛んでいくシーンはきれいでした。さすがに小型飛行機がぶつかるところはちゃちでしたが、この映画はそういうところに力点置かず、さらっと描いてました。最後、みんな大急ぎで機外に脱出したのに、主役の二人は悠然と階段で降りてくるところは何か笑えました。その余裕は何やねん!! 飛行機が爆発するかもしれんのに。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-29 21:10:12) |
14.パニック映画は数多くあれど、私にとって何と言っても一番印象に残っているのがこの作品。 オープニングからオールスターキャストが次々と搭乗していく様子に心が躍り、 やがてそれがカレン・ブラック演じるフライト・アテンダントに集約していく。 あれだけのキャストを使い切っていない不満はあるが、それは後で感じることで、 見ている間は、地上あるいは上空からの指示に従い、操縦桿を握り締めている カレン・ブラックの表情に思わず引き込まれていく。これがキレいな女優だったら また思いも異なるのだろうが、あれはカレン・ブラックだからこそ出せた緊迫感。 「女がここまで頑張った」ことに10点、他のキャストの使い方でマイナス1点。 【バロン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-03 17:10:48) |
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13.スカイパニック映画として十分どきどきさせられた映画であることは間違い無いです。今見るといろいろ感じる点はあるとは思いますが、昔なりの良さがあって良いと僕は思います。スチュワーデスがコックピットに大穴が空いているのを目の当たりにして、恐怖に慄く顔のアップなんかはこれからどうなるんだろうとワクワクしたものです。 |
12.どちらかと言えば悲喜こもごもの人間模様メインだった第1作から、やがてスケールを拡大しすぎて迷走を始めるシリーズの第2作と考えれば、仕掛けもそこそこ派手だしまずまずの及第点と言えるシリーズ中ではわりと地味な作品。前後の作品に比べるとオールスター度はやや低いが、グロリア・スワンソンとリンダ・ブレアが頑張っている。私はシリーズの最高傑作として3作目の「77」が一番面白かったかな、と思っているのだが、この作品は当代きってのアクションヒーローだったチャールトン・ヘストンと、アメリカン・ニューシネマのシンボル的な存在だったカレン・ブラックが共演しているという点でちょっぴり興味深い作品ではある。飛行中のジャンボ旅客機のコクピットのガラスが吹っ飛び、一介のスチュワーデスが操縦桿を握るというちょっとあり得ないストーリーだが、まあこの時代の映画って夢があったよなあ、と思わされる展開ですね。どうでもいいけどただでさえ寄り目のキツいカレン・ブラックが操縦桿を握るという都合上、真正面からのアップが多く、観ている私も寄り目になりました。キャスティングが面白い、というだけで7点は甘すぎかしら。 【anemone】さん 7点(2003-12-08 23:12:42) |
11.『大地震』で余った予算で作ったって、ホント? メインキャスト2人、プロデューサー、撮影監督が『大地震』と一緒。それはともかく、オールスターキャストだけど、ヘンに気張ってあれこれドラマを盛り込まず、適度なサイズにまとまった映画で、軽くて浅いけれどそれはそれで好きです。一大スペクタクル映像こそないけれど、実機を使った、実際に飛んでる映像ばかりで構成されていて(ミニチュア使用の多いエアポートシリーズでは例外的な作品ですね)、今の、何でもすぐCGな映画にはない臨場感があります。ボーイング747を最もブサイクに描いた映画が『エアフォース・ワン』ならば、これは最も美しく描いた映画です。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-23 16:57:46) |
10.オールスターキャスト。いやいや豪華な顔ぶれです。中三の時、クラスメイト数人と見に行って、手に汗握ったのを覚えてる。単純に面白かったです。 【ひろみつ】さん 8点(2003-10-31 02:24:03) |
9.航空パニックものとしては、なかなかの緊張感で見応えのある映画だった。冒頭のド肝を抜く接触事故を皮切りに、手に汗握る見せ場もしっかり用意されており、最後の最後まで目が離せない。「大空港」以降のシリーズでは、一番おもしろくて記憶に残る作品ではないだろうか。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-07-19 23:10:20) |
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7. 「大空港」との共通項はパトローニ役のジョージ・ケネディだけでしかなく、強引に続編にしようとした商魂が余りに見え見えなので6点。ニアミスなら兎も角、衝突しても操縦系統は無事なんて御都合主義にも興醒め。当時のオールスターって言っても…せいぜいカレン・ブラックとリンダ・ブレアくらいじゃ(他は昔取った杵柄レベルのオールドスターかモロ新人ばっかり。しかもブラックもブレアも今や痕跡すらナシ。)?ま、ジャック・スマイト作品(「ミッドウェイ」やら「世界が燃えつきる日」やら…)の中では一番マシだけどね。パニック映画の巨匠とか勘違いしないように! 【へちょちょ】さん 6点(2003-01-09 12:55:41) |
6.深夜のBSで見たのが初めてでした。空軍の出る所がちょっとアレだったけど、マスコミなどの細かい所から何から好きです。 【あどけない三角】さん 8点(2002-08-06 20:02:38) |
5.70年公開の「大空港」から5年の歳月を経てのシリーズ2作目。よりパニック色が濃くなって登場したのは公開当時パニック映画の全盛期だった事によるものだろう。主演のC・へストンは同時期に「大地震」にも出演するほどでJ・ケネディーと並んでパニック映画御用達俳優?だった。小型機との空中衝突でパイロットが居ないなんて凄い設定に小学生だった当時ハリウッドの創造力に感服していました。 【支配人】さん 8点(2002-07-13 16:56:50) |
4.この前、スカパーで初めて見ました。古い映画なのにスゲェー! 【M谷】さん 10点(2002-06-23 18:00:48) |