1.アメリカ/サンダンス映画祭でも絶賛され話題となったというだけあって、本作は短編映画としての完成度は目を見張るほどあるだろう。まずこの映画の良いところはやはり以前見た『クレイジー・コーヒー』と同様に起承転結を上手く描いていること。脚本とストーリー展開の流れの巧みさはまさに絶品!これは短編映画の教科書的存在(ジミー・ペイジ中先生がジェフ・ベック大先生の『ブロウ・バイ・ブロウ』を"ロックギターの教科書だ"っと絶賛したときの言葉に似てるな・・・苦笑)といっても過言じゃないね、うん!それくらい素晴らしい。それとやはり評価しなきゃいけないのは登場人物の魅力ですな。芝刈りの少年ゼン、彼を誘惑する婦人、そして婦人のゲイの息子(ゼンと同級生)、ゼンの彼女とムフフ~♪な関係になってた変態親父の4人の想像も付かないような意外な接点の人間模様(予測不可!)と、テンポの良い駆け引きがとても面白い!いやはや脱帽ですわ、この映画には。素晴らしき哉、短編映画!!