9.キャストは豪華なのだけど、何の為に出てきたのか分からないキャシー・オドネルを始めとして、お目当てフィリップ・ヨーダンらしからぬ深みの無い脚本で、退屈さだけ味わった残念な作品。 |
8.アメリカ西部の壮観な映像とともに、前半のジェームズ・スチュアートがラバに乗った不均衡な姿や無為にラバを殺害する牧場主の馬鹿息子の残虐性が妙に印象に残る映画でした。それほど多くない登場人物がそれぞれの人間関係に引きずられながら進行していくよくあるストーリーでしたが、共感できるところも結構あって面白かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-06 21:50:40) |
7.ウエスタン映画らしい壮大な光景と土地を牛耳る金持ち親父とバカ息子、よくある設定ですがジェームズ・スチュアートの爽快感がありながらもたまに見せる威圧感たっぷりな演技もそうなんだけどアリーン・マクマホンのマリー・ドレスラー並の存在感の安心さと言ったらハンパねぇな(笑)ララミーから来た男と金持ち親子、ハーフムーン牧場のケイトとの三角関係が上手く表現されてて定番な感じが漂うんだけど面白く感じちゃうのは不思議なもんですね~。 |
6.とにかく面白いです。例えば、ジェームズ・スチュワートが塩田で塩を積んでいたら遠方にデイヴ一味が姿を見せ、馬を駆ってやって来るや否やあの惨事となる運びの鮮やさ。あるいは、その借りを返すため町でデイヴに殴りかかりにズンズン向かって行くスチュワートの怒りの圧倒的な凄さ。 ただ、監督がアンソニー・マンともなると、こちら側も欲張りになってしまい、せっかくなのでもっと銃撃戦を見せてほしかったであるとか、相棒となるじっ様をもっと登場させてほしかったであるとか要望も増えてきます。というのも、じっ様がスチュワートに行動を共にしたいと言う時のセリフが良いですし、それを聞いたスチュワートは凄く嬉しそうな表情を見せ、じっ様がラバに乗るのを手伝ってやる…と、二人のシーンが忘れ難いものになっているからです。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-19 18:22:35) |
5.まずは画面構成の美しさと広大なるララミー牧場の風景、西部劇として合格点の付けることの出来るものはほとんど描かれているので、それだけで観るに値する作品になっている。復讐に燃える主人公、その主人公を影で支える良きパートナー、西部劇に必要なインディアン、そして、やはり戦いを終えて、街から去っていく主人公を見送る女、そういった見せ場も多い。酒場でのやりとりがないのが不満と言えば不満であり、それでもけして、つまらなくはなかった。主題歌のかっこ良い音楽も好きです。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-08 20:32:14) |
4.ゴツゴツした渓谷や、大西部の広大な風景を鋭角に捉えた撮影がとにかく素晴らしいです。これだけでもウエスタンを観たっていう醍醐味を味わえます。ところが残念ながらオハナシ自体はごく普通の展開で食いたりない。復讐に燃える主人公、J・スチュアートの相棒の老人とか、ヒロインの家にいた怪しげな先住民の男とか、もう少し活躍の余地を与えられても良さそうなもの。敵対する牧場主の息子が例によって馬鹿息子っていうのもありふれているし。荒っぽいウエスタンにも関わらず、酒場や派手な歌姫が一切出てこない作品っていうのも珍しいのでは?観終わって何か物足りないって思ってたら酒場での殴り合い&ドンパチがなかったせいでした。慣れっていうのは怖いですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-26 10:26:44) |
3.50年以上も前の作品なのに、カラーのせいかあまり古さを感じませんでした。悪い映画ではないですが、私には面白いと思えませんでした。何人も銃で殺され、血なまぐさいシーンもあり、全体的に妙にリアルで、息抜きとしてみる映画ではありませんでした。「死ぬまでに観たい映画1001本」の一作品。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-01-19 15:47:30) |
2.決して茶化しているわけではないんですが、なぜかこの『ララミーから来た男』のタイトルと音楽を思い出すと、きまって「魔法使サリー」の♪魔法の国からやってきた サリー、サリー~♪の歌がまわってしまいます。♪ラ~ラミー~♪のところと♪サ~リー~♪のところが重なるんでしょうね。さらに「来た男」と「やってきた」の部分もかぶる。超がつく自分勝手なつながりなんですがね。さてさて本題に入りますが、この映画のジミーは西部劇の主人公らしくちゃんと強い。塩田を牛耳っている悪モノにまったくひけをとらないのですが、それでもアンソニー・マンとのコンビだけあって、ジミーは楽をさせてもらえず、悩みを抱えているわけです。そんなところに妙に安心感を覚えるってどういうこと?と思いますが、それが彼のキャラなんだからしょーがないですよね。 【元みかん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-16 03:09:03) |
1.いやぁー味わい深い名作とは、この映画の事をいうのではないのでしょうか。西部劇の王道ともいえる復讐、恋、見送る女性、インディアン(アッパチ)、すべてが詰まってます。ド派手な銃撃戦を期待すると肩透かしを喰うかもしれませんが、重厚な人間ドラマや駆け引き、ゆったりしているカメラワークなどの魅力に魅了される事、間違いなしです。単純明快な勧善懲悪でもないのに見終わった後は何故かスッキリできる、とにかく面白い映画ですよ!!♪マンフロムララミー♪(←この歌、耳に残る!!)。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-13 01:20:18) (良:1票) |