11.実在人物である士官学校教官が主人公。半生記ものらしい、あんな事こんな事や出会いと別れが割と淡々と描かれています。一糸乱れぬ長い灰色の線には骨太監督らしさを見たものの、展開自体には退屈さを感じたところがもどかしい。しかしながら、50年間勤め上げた彼に捧げる行進でのカーテンコールのような演出はいけません。1日に2回も泣かされる羽目になりました。 |
10.長い灰色の映画だったなあ。・・・時間が。とにかくJ・フォードのアイリッシュ愛と愛国者ぶりがよくわかった、てだけの映画。軍人の一代記に特に感じるものはない。T・パワーが終戦直後、進駐軍の一員として来日したとか。その点では適役だったな。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2015-09-09 11:12:37) |
9.はじめから主人公をいい人と決めつけた展開をしているので、ドラマが感じられなくて面白くないのです。演出も全般的に単調で、かなり長く感じました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-11-24 01:14:58) |
8.地味で印象の薄い映画ですがそれなりに良かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-27 15:37:51) |
7.禍福はあざなえる縄のごとし、と言う訳で、ウェストポイント士官学校に50年にわたり勤めてきた教官のオハナシ。主人公を演じるタイロン・パワー、だいぶオッサン顔なもんで、若き日を演じる部分は多少キツイものがあれど、若き日から年老いるまでの主人公の姿と、その人生における悲喜こもごもを、実に見事に演じ切っています。若くして世を去った彼にしてみれば当時は晩年とも言える訳で、その点からも感慨深いものはありますが、そういう映画の内容と無関係な感傷を取り除いてなお、感動的な作品です。ダメ給仕としてのスタート、あるいはモーリン・オハラ演じる妻との慣れ染めなど、コミカルで笑いを誘う場面があれば、まあ一方で、生まれたばかりの息子を失うという悲劇もある。いや、士官学校の生徒がみな、息子のようなものだ、と思おうにも、いざ戦争が始まれば、またその「息子たち」の死に直面することになる。またその一方で、ひとり寂しく食事の準備をする主人公(その姿をカメラは画面の隅に捉える)のもとに「息子たち」が集まってきて、賑やかなクリスマスを演出してくれたりもする。そんな、様々な喜びや悲しみを繰り返しながら、ウェストポイントには長い歴史、長い伝統が貫いており、主人公の存在もまたその一部であるということ、そういう、無常の人生の基底にある永続性みたいなものが、卒業生の息子との出会いに表れ、また特に、ラストの死者たちとの遭遇に表れていて、これが実に感動的なのでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-09-02 21:49:50) |
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6.2014.05/05 鑑賞。陸軍士官学校の行進と行進曲は若者の胸をときめかせる魅力がある。この手の撮影は日本では無理だろう。でもジョン・フォードは西部劇に尽きる。2016.04/13 2回目鑑賞。スパイ大作戦のピーター・グレイブスが・・。フォード監督らしい作品で無難に楽しめる。軽快な音楽と家族愛がハッピーで終わるのが嬉しい。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-05 21:32:07) |
5.子供の死、仲間の死、妻の死。仲間がいる職場をどうして去ることができようか。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-04-20 21:15:24) |
4.50年もの長きにわたり士官学校に尽くし教え子に慕われたマーティー・マーの自伝的映画。さすが士官学校(=米国陸軍)の生き字引だけあって、著名な軍人の名が出てくるし二度にわたる大戦などがストーリーに絡んでくる。最後の美しい分列行進はマーティの人柄を偲ばせジーンと来る。教え子に慕われるだけの理由があったのだろうが、劇中における説得力のある描写が少し不足気味だ。著名な教え子たちとの交流のエピソードがもう少しあると良かったと思う。私がこの作品を鑑賞したのは、アメフト史上、フォワードパスが戦略として始めて登場した歴史的なノートルダムとの試合が描かれているとの情報を得てレンタルしてみたのだが、その描写も驚くほどあっさりと描かれていてその点も少し残念だった。好み25/50、演出12/15、脚本9/15、演技9/10、技術7/10、合計62/100→6/10点 |
3.見ごたえありました!伝統あるウェストポイント陸軍士官学校、今も同じ制服のようですね。80年に初めて女性候補生が卒業するなど保守的なところもありますが、それこそ劇中で「伝統とは」を訴える主人公が熱く語る所以。実在する方の50年をうまくまとめて、心に何かを残してくれる作品でした。確かに邦題はもう少し工夫したらもっと見る方が増える作品だったのかもしれないですね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-05 13:45:22) |
2.たとえば『荒野の決闘』が求心的・集中的なのに対して、こちらは遠心的・拡散的。地道な一代記。世の中にはいい頑固と悪い頑固とあるんじゃないかと思うんだけど、この主人公及びその周りの人たちは、どうも私の分類では悪い頑固に思えて、いろいろ引っかかってしまうとこがあった。名誉ってことも絡んでくるんだけどね。たとえば終わりのほうに出てきた若い知事のほうに肩入れしたくなっちゃう。でもこういうのが理想としてある、ってのは分かるし、否定したいと思っても、こういうのへの憧れの強さってのも感じちゃうし。正義を信じている人の強さを感じた。細かい面白さはいろいろある。なかなかモーリン・オハラに喋らせないとか、アイルランドから来た父・弟がただモクモクと食ってて怒るとことか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 12:15:13) |
1.桃しゃ~ん、またまた素敵な作品を登録してくれて有難うごじゃいま~す。ところでこの作品、別に桃さんの言葉をまぜっかえす訳ではないけれど「巨匠の隠れた名作」という扱いを受けるにはあまりにもキュートでいとおしい(つまりもっと普通に人々の間で愛され、慈しまれるべき)作品だと思う。邦題は直訳なんだけど(多分グレーの制服を着た士官学校の生徒たちが整列してる様を言ってるのだな)、ちょっと地味で、損してる気がする。さて、若き日の主人公マーティ(タイロン・パワー)が士官学校に皿洗いとして雇われ、やがて教官になり、後に終(つい)の伴侶となるメアリー(モーリン・オハラ)と出会い・・・という物語がテンポ良く語られる前半は、何というかもう、登場人物の一挙手一投足がひたすら可愛らしくてニコニコしながら見入ってしまう。特にお互い素直になれないマーティとメアリーがブチ切れながら(!)愛の告白をするシーンは大爆笑必至。後半、二つの世界大戦を通過するくだりになるとさすがに話はシリアスになっていくけれど、それでも暗くて陰惨な印象ではなく「生きていれば必ず親しい者との死と向かい合わなければならない」という事実を穏やかなトーンで語っている、という印象。それに、あー、あのラストも素晴らしいやねぇ。人生の悲喜こもごも、そして家族というもののあり方、人と人とのあり方を教えてくれるこの作品、沢山の人に観て欲しいです・・・ところでこの作品、聞く所によるとジョン・フォードが初めてシネマスコープに挑んだ作品だとか。残念ながら僕が観たのは両端がテレビサイズにチョン切られちゃったビデオ版。せめてDVDで観たいっす~。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-13 16:32:12) (良:3票) |