34.おそらく映画より小説のほうが理解しやすそうな話だけど、とにかく2時間でおぼろながら伝達された。不正で維持されている米国の暮らし。完全に第三者の視点からのドキュメント的ドラマなのではなく、どこか自己批判的な視線を入れておくと企画が通りやすいのだろうか。こういう硬派の映画が製作されていく過程のほうに興味がいってしまった。自己批判を絶やさない国情は本当に立派だと思うけれど、なんかそれが一つの型になってはいないか、という気もちょっとした。米国企業の介入でクビになった若者が、自爆テロリストとしてリクルートされていく脇筋もある。これなんか実感あった。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-29 09:11:50) (良:1票) |
33.話が複雑で分かりづらいという批判は当たっていると思います。 必要以上に説明しようとしていないし、それがかえって噛みごたえのある話?になっている、と私は思いました。 実際、最後まで緊張感をもって楽しめたのでオススメです(ここでは評判悪いようですが・・・)。 アメリカンヒーロー物とは逆のアメリカはヒーローになれない資質を描いて興味深かったです。 【仏向】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-07 22:24:30) (良:1票) |
32.一度見ただけでは6割くらいしかわからなかった思ってしまうのは、多分自分の政治リテラシーの低さのせいだけではないと思いたい。いかんせん並行するストーリーと登場人物が多すぎる。宗教・アイデンティティ・権力・国家、何を描きたいかはなんとなくわかるが、ストーリーの回収に時間を奪われ、もったいない脚本になっている印象 【楊秀清】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-02-19 11:57:05) |
31.煮込み料理なのに煮込み不足だった・・・個々の具材は良いのに、煮込み不足で味は染みてないわ、ガリガリ硬いわ・・・そんな感じです。 物語の背景が複雑、登場人物・機関も多数になりがちな社会派サスペンスでは、主人公を中心に物語を展開していくのがノーマルな手法だが、本作はあえて群像劇的なスタイル(パルプフィクション等と同様)にて社会派サスペンスを展開させ、且つ、説明する時間が不足している為、観客は完全に置き去りです・・・大別して3つの物語がありますが、それぞれ70~90分要する物語を、半分かそれ以下の時間に圧縮し、且つ、細切れにして配列した為に複雑怪奇なものに仕上がっている。 以下は完全に個人的な予想です。監督及び脚本は共にスティーヴン・ギャガンですが、彼は本質的には脚本家で、現状では監督として力量不足ということではないかと思いますね。 脚本段階では、かなり練り込んだものになっており、アカデミー賞に相当するものだったかもしれない。しかし、実際に撮影を始めて編集する段階では、脚本を100%表現するには250-320分の大作になってしまうので纏めようとしたが、結局うまく纏められず、不完全燃焼なものになってしまったのではないかと。 有り得ない話ですが、今作を踏まえた上で、彼が同じテーマで、再度脚本から作り直して監督したなら、かなり上質な映画が出来そうな雰囲気はありそうなだけに残念です。 ともかく今作に関して言えば、完全に失敗で、監督&脚本家の自己満足に終わってしまったので、次回作に期待ですかねー、それでだめなら、監督向いてないかも・・・ 【ペリエ】さん [DVD(字幕)] 2点(2010-05-04 23:13:08) |
30.ただでさえ難解な映画なのに、それを更にわかりづらく作っている。しかも、頑張って最後まで観ても、『トラフィック』ほどのカタルシスは得られず。ジョージ・クルーニーの熱演は見もの。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-10-20 09:19:38) |
29.わかりづらい映画は好きじゃない。ただの群像劇で観客をドラマまで導いてくれてない。相当集中して整理しながら見て、終わって思った事は相関の理解だけで、ドラマそっちのけ。ただ関係性はよく考えると面白いと思うからもう一度見てみたい。(疲れてない時に) 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-24 19:55:43) |
28.一度見ただけでは、全体像が良く分からなかった。群像劇が苦手なのもあるだろうけど、情報量が多過ぎるのと、教養が無さ過ぎるのが痛かった。もう一度吹き替えで見たら分かるのかも知れないけど、多分見ないな。 【j】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 20:09:10) |
27.雰囲気からしてトラフィックの劣化コピーのような予感がしていましたが、まさにそのとおりというかそのまんま。しかも、こっちの方がさらに各場面が細切れで、かつ登場人物に個性がない。終わるまでがとても長く感じました。ただし、いつものキザな役回りとは違って、冴えない地味なオッサンに徹したジョージ・クルーニーはなかなか新鮮だったので、そこに5点。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-10 01:45:52) |
26.ご都合主義の正義感でもって損得勘定に精を出すアメリカの勝てば官軍ぶりがよく表れており、毎度の事ながら不快感が募ります。多くの人物の誰か1人を軸にするべきで、2時間程にあれもこれもと詰め込まれたストーリーをスッと理解するのは私にはムリヤナと言える作品でした。 |
25.確かに分かりにくい。相関図がないと理解がし難い。ラストのラストってぼやけて見にくいけどクルーニーも生きてたの?結構緊張感があって私は好きですよ。確かにマットディモンは必要ないと思います。アメリカ人ってよっぽど中国のこと嫌いみたいね。この先、ますます中国バッシング映画増えそうですね。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-25 12:09:01) |
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【miso】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-18 19:30:46) |
23.中東で石油を巡ってグローバル企業が方もモラルも無視して日夜綱引きを行い、そこにCIAを始めとする各国の諜報機関、時にはテロ組織もが暗躍していることなど、今さら事細かに言われなくても大昔からわかっていることで、わかりきったことを大真面目に映画されてもなぁ、という印象。もちろん、これだけ硬派な題材を取り上げたからには、それなりの意志はあるんだろうが、もっと新事実を引っ張り出してヤバい部分まで踏み込まないと、どこかで見たり聞いたりした話を焼き直しただけの、娯楽性の薄い社会派映画でしかない。劇中では触り程度しか触れられなかったが、現実ではハーケン・エネルギー社を媒介にした恐ろしくロクでもない連中なんてのがいるわけで、ビンラディンとブッシュ親子はグル、ということをきちんと描かない限り、実話を元にしたと言って箔を付けても、石油を軸にしたポリティカルサスペンスなど描いても意味がない。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-28 02:43:19) |
22.うう…分かりづらいですね。このような硬派な内容の映画ならば、まずストーリーや人間関係を、観客側に理解させる描き方が最低条件なのではないでしょうか。それがわかった上で、現実社会の複雑さや不条理さを深く感じ取る事ができると思うんだけど…。国際情勢なら「ゴルゴ13」を読んだほうがよっぽど勉強になると思います。 【Tweety】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-26 18:42:11) |
21.どれだけ頭を働かせて鑑賞すればついていけるのか? 登場人物の誰が主役なのか 脇役なのか、細切れの部分説明を縄のように編んだつもりなのか? 観客置き去り 映画はいろいろあれどこんなタイプは初めて。 2度も見ようとも思わない。 アメリカがアラブ諸国への皆様へ作った映画なのか? 第三者の日本人にはつらい。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-03-25 13:59:42) |
20.観る者の記憶力と、一つの映像から多くを理解する読解力と、ブツ切りにされたシーンのミッシング・リンクを埋める能力を試されるような映画でした。きわめて今日的かつ興味深いテーマだったのに、余計なところで神経を使わされた感じです。そこで思うのですが、果たしてM・デイモンのキャラは必要だったのでしょうか。主要3人の中ではいちばんわかりやすい役回りですが、話の本筋から見ればどうでもいいキャラだった気がします。仮に彼がいなければ、もう少しスリムで濃密でわかりやすい映画になっていたんじゃないかな。興業的にはマイナスでしょうが。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-13 10:25:01) |
19.理解不能です。視聴者側に対する配慮をあまりに欠きすぎています。 【K】さん [DVD(吹替)] 0点(2006-11-08 23:18:57) |
18.久々ビデオそれも日本語吹き替えで見たにも関わらず、判りにくい映画だった。後半はなんとか理解できるようになってきたけど・・・。所詮『我々は正義大好き!byアメリカ人』って臭いがする映画ですな。 【さら】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2006-11-06 13:22:12) |
17.石油情勢のバックグラウンドを知っていないと話にほとんどついていけない。でもちょっとまじめに考えてみようかなというきっかけにはなるかな。一気に見るだけのエネルギーがなくて分けてみたらますます話についていけなかった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-19 12:44:18) |
16.名実共に石油版「トラフィック」。しかし物語的面白さや演出の斬新さは、とても「トラフィック」には及ばない。石油の利権を巡って巨大グローバル企業とCIAが暗躍するという「いかにも」なストーリーが、リアルな展開に反して、もの凄く陳腐に見えました。逆にこの映画の凄い所は、テロリストとなっていく青年と反米の王子に方を「善玉」として描いている点(これはブッシュ・ドクトリンとは正反対の設定)。家族思いで信心深い青年を追い込んでいくのが石油を取り巻く環境(つまりはアメリカが遠因)。そして、王位を継承することとなる親米の第二王子はボンクラ貴族で、反米を掲げる第一王子こそ国家と国民を第一に考える政治家。この時期にこういう作品を作れるというのが、アメリカの素晴らしいバランス感覚ですね、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-14 00:03:50) |
15.正直よく理解できなかった。何回か観ればストーリーを理解できるかもしれないけど、この映画は何回も観たいと思うほどのインパクトはないなあ。あとジョージ・クルーニーがこの映画で助演男優賞を獲得したと知っていたからどんな演技かと期待していたけど、うーん、こっちもインパクト薄し。というかあんまり目立った感じもなかったので、そもそもなんで受賞できたんだという感じでした。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-11 12:55:21) |