5.山田監督100選映画として見ましたが最後まで見るのが苦痛でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-08-24 15:51:55) |
4.幕末の世に現れた白装束のヒーロー、源氏九郎。義経の子孫だそうですが、本当は宇宙人か何かなんでしょう、この浮世離れ具合は半端じゃありません。時代劇なのにフラメンコが演じられたり、西部劇の無法者たちのように空に向ってピストルが乱射されたり(なぜか戦う時には撃たない?)、脇役が勝手にコントを始めたり、何でもありあり、展開も異常に速く、まさにゴッタ煮状態。SFですね、これは。しかし、展開が異常に速くとも、ただ漫然と速いのではなく、キメるシーンはしっかりキメてくれる。そして、細かいやり取りを織り込むことで、得てして脇役悪役の方がイイ顔をしていたりするのです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-11 10:54:55) |
3.違う国・違う時代で「かっこいい」とされている姿を、映画では目の当たりに見ることが出来、「世界は時空を超えて分かりあえるんだ」と感動することもあるが、同じ国のちょっと前の映画でも、「分からない」と頭を悩ますこともある。この錦ちゃん、分からない。どうやら「颯爽」がモチーフらしく、白ずくめで二刀流構えた姿はなんとなく「かっこいい」をやってるんだな、とは思えるが、その前に笑ってしまう。ごめん。60年ごろに「かっこいい」の断層があるんだろうか、役柄の問題だろうか。こういうヒーローはもう現代では無理だろう。とりわけ武器商人の娘の西洋レディと一緒の場になると、日本の時代劇ヒーローの演歌歌手的たたずまいの奇妙さが突出する。ま、彼女のほうもフラメンコ踊って映画のリズムを狂わせてて、どっちもどっちなんだけど。そう言えば、こういうリズムが狂う感じって加藤作品ではけっこう出会う。熊虎親分が馬車を走らせるシーンが唐突に西部劇だったのは『花札勝負』だったっけ? 傑作と言える作品でも、どこかにサインのようにリズムの狂いを感じさせる場を残す監督ではあった。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-02-07 09:55:47) (良:1票) |
2.シリーズ第2作。前作は白黒だったが、今回はカラーになり、共演者も前作に比べてやや豪華になった印象で、ところどころ笑えるシーンもあり、話としても前作より面白かったし、加藤泰監督らしい絵づくりもあるのだが、何かなあ、前作のレビューでも書いたけど全身白ずくめのヒーロー剣士を演じる錦之助を見て何か違うと思ってしまう。前作を見ているので多少は慣れているつもりだが、初めて見た錦之助の主演映画が内田吐夢監督の「宮本武蔵」五部作ということもあってか、ぐるぐるさんも書かれているが、こういう役よりは宮本武蔵や「反逆児」の三郎信康のような重厚な役柄や、股旅モノでのヤクザな旅がらす役のほうが合ってる気がする。果たしてこれから数年置いて作られた3作目はどうなのだろうか。ちょっと気になるので次の3作目も見てみようかな。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-14 00:33:47) |
1.これは昔の東映が得意とした「ヒーロー時代劇」の一つ、なのかな。このシリーズの一作目「濡れ髪二刀流」を観てないというのもあるかもしれないけど、独自のリアリズムを追求した加藤泰の作風と、まっさらな白装束(浪人なのに!)のスーパーヒーローってのはあまり合わない気がする。貧乏同心達の暮らす長屋が襲撃されるシーンとか、ちょっと加藤泰を感じさせる部分もあったのだけれど・・・。観た順番もあるのだろうけど、やっぱり中村錦之助は、もうちょっと後の一心太助とか、様々なアウトローの役の方が好きだなあ。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-01 17:29:11) |