13.エルサルバドルの内戦なんて、ほんと海の遠くの戦争で、実感として身近に想像するのが難しいんだけど、学校にどやどや踏み込んできて「徴兵」していく場の生々しさは怖かった。想像上の象徴のシーンと思いたいが、そうではなく国家の本質が記録されたシーンだと納得される、映画全体の手触りとして。徴兵逃れしようと屋根に横たわる子どもたち、青年にふさわしい「徴兵」という言葉と子どもたちのギャップが、つまり屋根で遊ぶにふさわしい子どもたちが屋根に逃げて隠れるそのギャップがこの映画のカナメ。口紅のつけっこをして遊んで銃弾の嵐をしのぐ。偽の戦死者で銭をつかもうとするおじさんもいる。そういう日常なんだということを言いたいのは分かるが、不意のドンパチで驚かすシーンが多すぎる気もした。ガールフレンドがかわいい。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-02 09:01:25) |
12.これも忘れてはならない歴史という意味では重要。映画としては普通。エルサルバトルの位置すら知らない人も多いのでは。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-05 21:38:44) |
11.子供達の演技が本当に素晴らしい。純真無垢な表情に胸を打たれます。 実話を基にしているということで驚くような展開はないが、充分感情移入できる作品だと思う。反戦歌がとても切なく、耳に残りました。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-03 01:09:56) |
10.カメラがきちんと子どもたちの動きや表情を追い切れていない、捉えていない。肝心なところは全部銃声の連射の効果音でごまかしている。これでは突然の銃撃に驚きはしても、作品中の人物の行動にリアリティやシンパシーを感じることはできません。それっぽく作ってはあっても、底の浅さや執念不足を感じます。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-23 01:20:43) |
9.戦争における残酷な現状を実話を元に訴えかける作品。子供の無邪気さがせつなさを増長させるが、そもそもの詳しい情勢、時代背景を勉強してないが為に、やはりクエスチョンな部分が最後までぬぐいきれなかった感はある。メッセージ性は強いが、何度も見たくなるような映画ではない。ただ完全に入り込んで、心震わされる感覚の薄さは、チャバのかわいさが全面に押し出されすぎていた感があったためかもしれない。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-14 21:35:01) |
8.登場する全ての人の演技が素晴らしい。特にチャバやクリスティーナといった子供たちの演技はとても自然でその笑顔と描かれている内戦の悲惨とのギャップがとても胸を締めつけます。また、母親の子を愛する気持ちと内戦での精神的な疲労が混じった様子などがとても伝わってきます。大人だけでなく、同じくらいの年頃の子供たちにも観てもらいたい作品。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-04 23:01:42) |
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7.エルサルバドルの実話ものといえばオリヴァー・ストーンの「サルバドル/遥かなる日々」をだが、むこうもこっちも残酷さは変わらない。それほどエルサルバドルという国は恐ろしい。12歳で徴兵なんて・・・第二次世界大戦がいつまでも続いてるのか、と考えてしまった。屋根の上でねっころがる光景がなんとも言えないんだけども北朝鮮よりも悪質な国があったんだと思うと心が痛いですわ。 |
6.子供が可愛すぎて感情移入しすぎて大変でした。何も罪のない人たちが犠牲になっている現状が苦しくて、でも何もできない自分が無力に感じる映画でした。カメラワークも音楽もキャスティングも、そしてもちろん脚本も素晴らしい。そして純真無垢なチャバという12歳の少年のキャラクターは誰からも愛されるであろう本当にまっすぐで透明な心を持った健気な男の子で、彼が笑顔になれば観客は和むし、彼が涙を見せたら観客は心を痛めるでしょう。ラジオを聞きながら踊るシーンなんかは私は一番好きです。バス運転手の真似っこも可愛い。あの美人でたくましいお母さんも本当に子供たちを愛していて心配しているからあんなに厳しいんでしょう。でもたまに見せる優しさは偽りのない愛情で溢れかえっています。これも実話に基づいているということで、また素敵なノンフィクション大作に出会えました。もっと日本でもこの映画を見たい思ってくれる人が増えることを祈ってます。 【未歩】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-26 06:41:13) |
5.戦争の無情さをダイレクトに訴えかけてくる良作です。貧しいながらも健気に生きるチャバの姿が、逞しくもありいじらしくもありました。チャバが川原で銃撃戦に巻き込まれたとき、生まれて初めて銃を手に取ったシーンが印象に残りました。 |
【亜空間】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-15 22:36:00) |
3.あの戦時下で母親は必死に子どもを守っている。『生きていくこと』は実はとってもシンプルなことなんだってことが良く判った。この映画はドキュメンタリー風に作ってるらしいけど、この脚本が「目新しかった」ことで、製作を決意したってことは、このエルサルバドルの戦争自体に興味を持ったってコトじゃないみたい。つまり、どの戦争の話でもよかったのかなって思ったら、ちょっと複雑・・・・。 【さら】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-20 11:36:31) |
2.評判通り、心にズシ~ンと来る映画でした。ただ何故か2時間かけて観た本編よりも、その後に観た日本版劇場予告編の方が感動してしまったけど。 やれ戦争だ貧困だのとテレビで耳にするけど、そんな言葉で想像できるほど簡単で気楽なものではないってことをこの映画は教えてくれる。この映画が人々の平和意識を少しでも変えることができるならそれはまあきっと意味があるのかもしれない。 余談ですが、こういう映画を観ると、リアリティを作り出す以外に戦争の悲惨を伝える方法はないものかといつも考えてしまう。それとリアリティのある映画って批評家受けが良いけど、そもそも批評家受けの良い映画というものがあること自体が問題だと思ったり。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-28 01:10:05) |
【たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-22 01:01:18) |