26.人生、つまるところ運の良し悪しですべてが決まります。 私ももういい年齢なので、それは痛いほど理解しています。 善行を積み努力すれば必ずいい結果がついてくる!なんてのは子供か現実が見えてない人の戯言であって、実際に真面目で何の落ち度もないいい人が「たまたまそこにいただけ」で死んだ例は枚挙にいとまがありません。 (たとえば、強盗に立ち向かって殺される正義感の強い家族思いのお父さんなんかがその典型でしょうか) 一方でどうしようもない人がのうのうと豪邸で暮してる姿、我々、それこそ映画の世界でよく見かけるじゃないですか。 実生活であれ仕事であれ芸能であれ、うまくいくかどうかはつまるところ(そのジャンルにおいて一定の水準の才能があれば)それ以上はもはや運でしかないのです。 悪人でしかもいろいろずさんなどーしようもない人でも運があれば幸せになれるし、何も悪い事をしてないただそこにいただけのおばさんなんかは無意味に殺される、世の中そんなもんだという事を教えてくれる映画です。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 6点(2021-06-28 15:51:59) |
25.ちょっと独特の、それでいてモヤッとした映画。 物語に意味があるように思えない。それでも、最後まで観ると何故か印象的。 【simple】さん [地上波(吹替)] 5点(2019-09-17 22:52:29) |
24.ストーリーとしては、有史以来、星の数ほど繰り返されてきたド定番でしかありません。ド定番なりにハラハラし、ド定番なりに「タダでは済まないだろう」と思わせる展開。しかし〝マッチポイント〟の演出には唸らされました。この一点だけでも、「見てよかった」と思えます。 そして何より、S・ヨハンソンが魅力的。あんな非の打ちどころのない超絶美人さんに「寂しい」だの「会いたい」だの「できちゃった」だのと言われれば、ふつうの男ならすっかり骨抜きになって地位も収入も安定も投げ出しそう。その意味で、主人公氏の選択には驚き。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-12 11:19:42) |
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22.ニューヨークを離れ、ウディ・アレンがイギリスで撮った恋愛サスペンスの上質な一編。 ウディ・アレンと言えばNYの風景、軽快な音楽、アパートの一室、ホームパーティ、そんな中繰り広げられる様々なニューヨーカーの悲喜こもごも、というイメージですが、本作はやはりイギリスを意識してかガラリと作風が変わっています。 しかしお話の方は「ウディ・アレンの重罪と軽罪」でマーティン・ランドーが演じた男の話が思い出される。「重罪と軽罪」で語られる人生の重要な分岐点における選択。本作はそこに運という要素を加味したというところでしょうか。 NYのインテリ層の中年男女の人生の選択を描いた群像劇を、イギリスの上流階級の若い美男美女の恋愛サスペンスに置き換える。「重罪と軽罪」ほどの深みはないですが、その中にもチラリチラリとアレンらしさが顔を覗かせるのにニヤリとしてしまう。 ヨハンソンにとって、これがアレン映画デビュー作ですよね。まず彼女が最初に登場する卓球のシーンで見せる妖しさが凄い。アレンさん、本作を撮っていて、どうしても彼女と一緒に映画に出たくてたまらなくなったのでしょう。翌年には「タロットカード殺人事件」でしっかり共演されていましたから。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-25 10:06:49) (良:1票) |
21.言わんとしていることのほとんどが台詞で説明されてしまっているので、見ていて少しも面白くない。エミリー・モーティマーの方がスカーレット・ヨハンソンよりも圧倒的に魅力があるなあ、というようなことを考えながら見ていました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-12-29 23:44:12) |
20.中途半端に好きな相手とは結婚したり寝たりしても後で困るだけ、という退屈なテーマを、尾ひれをつけてみました、というだけ?指輪のエピソードは、まあ上手く生かしていたけど、主人公のやってることに共感できるところがないせいか、「どっちでもいいや」という冷めた見方しか出来ませんでした。 【かねたたき】さん [地上波(字幕)] 4点(2009-07-04 19:03:24) |
19.旨い。スカーレット・ヨハンソンに汚れをやらせたのは正解かもしれないですね。指輪を投げるシーンが好きです。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-02-28 11:21:02) |
18.意外と楽しめた..作品紹介で観ると、もっと別のものを想像させるが、ごく普通のサスペンスもの..ラストのオチもなかなかである... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-27 12:53:44) |
17.指輪の演出から誰もが一つの結末を予想するであろうことを逆手にとってのラストにはちょっとやられた感がありました。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-12-08 15:03:26) |
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16.まったくの予備知識なしで観ました。ウディ・アレンも変わったなぁというのが最初の感想です。ある意味コメディ、でも今までのシニカルさはあまりなかったように感じる。ちょっとイライラというか「少し黙ってたら?」といいたくなるようなアレン作品独特のセリフ、会話は健在でしたw 話の内容は何度となく観たことのあるモノだけどダルさはないしラストはどうなるのかと結構期待しました。キャスティングも見事!ひと昔前ならクリス役はジョン・キューザックがやったんじゃないかなんてチラっと思ったりもした。ジョナサン・リース・マイヤーズの影のある男の色気がかなりいいです。 主人公のクリスのキャラがいいですね、何がしたいのか、どうなりたいのかというのが最後までさっぱり分かんないの、とても曖昧。それこそ「運を天に任せる」みたい。最初からヒューイット家を狙ってあのテニスクラブに就職したという描写もなかったし・・・唯一意思を感じたのはノラへの欲望ですねw クロエとノラのキャラの違いもさることながら、そのキャスティングがこれまた的を得てる。 特にクロエ役の女優ね、美人じゃないし豊満な体もなく、全くセクシーじゃない。設定の上で何が優れてる?と言われれば「親が金持ち」。その余裕のある育ちからくるおっとりさ、でしょうか。 そのイギリス上流階級の人々の鈍感ともいえる人の良さとクリス、ノラの対比も見事です。 あの刑事たちも含めて、もしかしたらイギリス人への皮肉を込めた作品なのかな? リアルに考えたら有り得ないところが色々あるけど、テーマを考えれば完成度の高い作品だと思います。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-18 11:47:51) (良:1票) |
15.くせのある監督なので何かあるかと思いきや、あまりにも普通に終わったのでかなりがっかりです。主人公が元テニス選手であることとか、ヨハンソンの生い立ちとか全く筋書きに活かされていないと思います。犯人だって夢がどうこう言わなくたって誰がどうみても彼が容疑者であることは明らかでしょう。世界中がアイラブユーの後に観ただけに老害?衰えが目立つと感じました。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-09 12:35:53) |
【michell】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-01 23:07:43) |
13.久々にゾクリとさせられるスゴイものを観た気分。何なんでしょうか、このカタルシスは。自分の評価基準から確実に外れる類いの作品ですが、堪らなく素晴らしいと感嘆。 確かに不道徳、不条理な代物ですが、確実に真実でもある。 社会的な理性は重要ですが、「生きる」上で絶対に必要なものではない。その事実を受け入れることは生きる指標を失うようなことなので、ある意味恐怖なのでしょうね。 この作品への賛否が分かれるのもしょうがない。 ただ、あの状態にある身のクリスがノラに傾く動機付けをもっと強化してもらいたい。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-07-01 17:21:04) |
12.途中までは、ウディアレン作品につきもののユダヤネタが無く、神経を病んだ登場人物も出てこないし、正直ありきたりな展開で物足りなさを感じてたんですが、さすがウディ・アレンです、この平凡な物語を、ラスト15分で見事なほど素晴らしい作品に変え、軽い高揚感を与えてくれました。(予備知識なしで観たほうが良いです。) 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-06-26 18:14:13) |
11.ウッディアレンの映画はラストが観客の予想を上回るので、見終わった時、面白い映画を見たな~という気分になりますね。でも途中は案外退屈なことも・・・ 【はるこり】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-06-04 22:25:52) |
10.面白かったです。最後の最後まで期待を裏切りませんでした。 |
9.過去に浮気がばれたとか、現在 浮気が進行中みたいな状況下におかれている方には、きつい内容ですね。 こういう状況は極端ですけど、こういう気持ちは理解できます。 もう浮気は、、、、、できれば、したくないです。 アレンの映画とは知らなかったです。 アレンの作品は初めてなのです。 【こまわり】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-02-23 00:29:52) |
8.今までに観たウディ・アレン作品の中では一番良い。今までのラブコメとは全然違ってビックリ。こういうのも撮るんだ~。でもほんと昼メロな展開。 【にゃ~】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-17 21:52:34) |
7.まさにウディ・アレン新境地開拓。生粋のニューヨーカーにしてハリウッドの異端児が英国・BBCをスポンサーに従え、ロンドンで撮った映画は正当派サスペンス。アカデミー脚本賞にノミニーされた実力は伊達じゃなく、丁寧なストーリーテリングに二転三転するプロットはまるで映画の教科書。節々にアレンっぽい皮肉めいた言い回しもあるが、全体的にアレン度は低め。ファンには多少の物足りなさを感じるか。配役はベスト。 スカーレット・ヨハンソンのエロス、鬼神の如き。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-11-05 22:34:41) |