9.一言で言うならば、とにかく節操がない。私のような映画の素人目に観ても、一体何がやりたいのかテーマが散漫であり、画的にはどこかで観たようないいとこどりばかり。家族の映画ならば是枝監督、ファンタジーならば中島監督、そして青春ノスタルジーならば大林監督を支持します。やはり我々の心に響くのは、何十年も一貫してゆるぎない監督たちの"哲学"であることを、改めて再確認した次第です。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 3点(2018-09-24 20:27:13) |
8.実に大ざっぱな映画。 空港建設に反対する村を舞台に描かれるひと夏の物語だが、色々な要素を詰め込み過ぎて全体的に大味な作りになっている。おまけに上映時間が長い長い。もっとテンポよくまとまっているのなら長さを感じないだろうが、これは永遠にも思える2時間半だった。もう少し無駄なシーンを削れなかったのか。 ストーリー自体もよくあるベタな田舎の物語だし、ファンタジー要素が多いので、そこで頓挫してしまう人も居るだろう。 ”奇跡は行動しなければ起こり得ない”というのがテーマなんだと思うけど、結局奇跡は起こらないというね(現実は厳しい・・・。) まあ、意味はなかったけどミステリーサークルを作り終えて満足気な子供達の笑顔を観ていたらそんな事どうでも良く思えました。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-08-23 17:11:25) |
7.空港建設の是非を巡って揺れる村が舞台。 リアルさはなくファンタジーっぽい描き方。 子供たちの姿を通してノスタルジーに浸れる映画なのかと思えば、そうでもない。 中途半端であまり印象に残らず。 【飛鳥】さん [映画館(邦画)] 3点(2012-12-29 00:02:27) |
6.よくぞここまで器用に「ヒット作っぽい失敗作」を創ったなぁ、という印象。 行定勲というヒットメーカーが、ヒットしそうな感じで時間たっぷりに創ってみたけど、実際は観客からすると、ただ時間を浪費するだけの薄っぺらい作品になっていた、というオチ。 それ以前に、主要キャストの面々が、個人的にあまり好きでないメンツで固められていたのが致命傷だった。 数少ない本作のプラスポイントは、ほんの少しだがノスタルジックな気分に浸れたのと、Coccoのエンディングソング「甘い香り」が良かったところかな。 器用な監督の失敗作って、こんな感じなのかな、と妙に納得してしまった次第。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-02-24 00:57:41) |
5.ここのレビューの点数ってあてになるなーと思いました。パッケージとか予告とかで絶対楽しめると思ったのに…。もしかすると小学4年生ぐらいのときにこの映画を見ていたら面白いと感じたのかもしれません。 下品なんですよね。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-12-18 02:02:55) |
4.子役はこの子が一番上手いですね。ただ、ちょっと長いですね。「少年時代」と何かを合わせた様な作品ですね。まぁ長いけど丁寧に作られているし観て損はしないと思います。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-04-24 16:25:12) |
3.子供たちのやりとりには清々しいものを感じたけど、ストーリーが散漫でテーマが良く見えない。ひと言で言うなら中途半端です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-11-01 22:25:50) |
2.実時間以上に長い映画を見た気がしました。ひさびさにお尻が痛くなるのが気になった映画でした。行定監督はフェリーニを意識したのかなと思うようなシーンがいくつかあり、映像的には面白い所もありましたが、物語自体が退屈なので面白い映像も空回りしているだけでした。試写会で見たのですが「1度じゃなく2度、3度と見て欲しい映画です。出口で鑑賞券を販売していますので、ぜひお買い求めください」と、いうアナウンスがあり、販売コーナーで年配の女性が鑑賞券を買っていました。そばを歩いていた女性2人組が、それを見て「チケットを買っているわよ」「ほんとだ」と話したあとに沈黙していたのが印象的でした。 【omut】さん [試写会(邦画)] 1点(2007-09-24 04:48:23) |
1.近年ヒットした映画はコミックや小説の映画化が多く、完全否定するわけでは無いけれど個人的にはオリジナル脚本によるヒット作を期待している。しかし、本作を観て原作の重要性を再認識することになってしまった。監督自身が脚本を書き起こした2時間半にも及ぶ本作、一言で言えばひどかった。登場する人物や世界観の設定がどうにもこうにもチグハグでコメディなのかファンタジーなのかシリアスなドラマなのかを何も考えずに、単に撮って並べてつないだままの映画になっている。彼には「きょうのできごと」のようにある種の即興とノリで面白く見せるような映画のほうが向いているのではないだろうか?「天然コケッコー」に「スワロウテイル」を足して中島哲也を意識したような作品ではあるが、それはあくまでティストだけで、それぞれの作品でそれぞれの監督が見せたセンスというものが全く感じられない。本来力のあるはずの役者たちまでも見事に溶け合わず、学芸会のように個々バラバラな「お芝居をしています」的な印象を受けてしまった。辛口になってしまったが、注目の監督だからこそ、ちゃんとした作品にしなければ製作委員会の出資社も浮かばれないのではないだろか。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 1点(2007-09-03 01:56:08) |