62.前半の色彩豊かな神殿内での愛憎劇、普通に楽しめました。 後半は・・・宗教色一色で何だかなぁ。 それはそうとユル・ブリンナー、鋭い眼光に太い声、筋骨隆々の体、カッコいいです。 アン・バクスターも非常に美しく魅力的でした! 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-08-27 20:29:37) |
61.むかしむかしあるところに… ヘブライ人という人々が住んでいました…。とお話を始めるのが本来なら適当かと思います。本作品はエジプトナイル川のほとりで「ファラオ(王)がわたし達ヘブライ人の男の子を皆殺しにする命令を出したけれどこの子だけは。。。」と母と娘が生まれたばかりの男の子(後のモーゼ)をバスケットに入れて川に流すシーンから始まります。ヘブライ人(ユダヤ人)はナイル川の恩恵で生産性が上がったエジプトに労働力として移住してきたようですが、この民族は他民族と異なり、原始多神教ではなく唯一絶対神を信仰し、後年世界宗教となるキリスト教とイスラム教の間接的な始祖、ひいては法律や科学の基礎を築く民族になるのです。さて、お話しはほとんど終盤までユル・ブリンナー演じるファラオがこれでもかこれでもか、と言わんばかりにモーゼとヘブライ人を弾圧する内容に終始しますが、その過程でモーゼの杖が毒蛇に変わったり、モーゼが神の声に導かれたり等々、それはモーゼとヘブライ人達が「そうだ。われわれは神に選ばれている。われわれは世界の創造者たる唯一絶対神を敬う民なのだ!」と民族の自覚を獲得していく過程なのです。そして最後近くで神からの十ヶ条の戒めを与えられたモーゼが「規則なくして自由はない!」と宣言しますが、これこそ現在、宗教を問わず国家の基本となっている法治主義の起源なのです。数々の奇跡のスペクタクルが目を楽しませてくれる作品ですが、現在先進国に住むわたし達が当然と受け取っている考え方の源流を探ってみると面白いです。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-03-29 01:17:12) (良:2票) |
60.●過去、テレビで何度か目にしたはずなんですが、海が割れる場面、十戒が書かれる場面を断片的に記憶しているだけでした。今回、旧約聖書の基礎を勉強してから通して鑑賞すると、3時間超えを忘れるほど面白く感じました。なるほど、あの記述を映像化したらこうなるんだと。●ユル・ブリンナーは今作では悪役で、最後の方は気の毒なほどですが、男前ですね!●登場人物中、モーゼの次に信念が強いのは、何度も奇跡を目の当たりにしながら隙あらば「エジプトに帰って奴隷に戻ろう!」と言い放つデイサンでしょうね・・・。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2020-03-18 19:21:47) (良:1票) |
59.一神教の胡散臭いドラマですがファンタジーだと思えば我慢できます。壮大なスケールと相まって、語り継がれてきた神話の重みも伝わってきます。神の御加護には勝てっこないのに性懲りもなくモーゼに挑むラメシスが往生際悪過ぎでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-01-24 23:26:32) |
58.まあ、自分が宗教嫌いのせいもあるんでしょうが、支離滅裂な理不尽のかたまりの映画に感じました。 もともとは旧約聖書の神=ユダヤ教の神を、一応は同一の存在とはされてるんですがかなり性質の違う新約聖書の神= キリスト教の神とごっちゃにして、そこに現代アメリカ式の自由を無理矢理くっつけようとしたから破茶滅茶ですわ。 我々の神に従えって、一方的に命令されるファラオ、カワイソスw この映画のラストシーンで自由、自由と叫んでるユダヤ人ご一行様が、その後何をやるかと言うと、 先住民の大虐殺ですからね。 まあ、この映画のいい加減さ、独善ぶりを推して知るべしです。 ただ、女優は全般に綺麗だったなあ。 特にアン・バクスター、他の映画も観たくなりました。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-02 18:11:05) (良:1票) |
57.モーゼの髪とヒゲが突然伸びてから ありえへん話になっていった。それまでは良かったんだけど・・・。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-09-13 16:48:26) (良:1票) |
56.全般的に話に起伏がなく進行が単調。そのため特に前半は飽きてきます。モーゼとネフレテリの関係もメロドラマ風で、気宇壮大な本筋とは合っていないと思います。やはり見どころは特撮で、後半モーゼが奇跡を行うあたりから面白くなってきますが、話としてはやはり単調なので、それほど面白さは感じられません。聖書は何度か読もうとしてみましたが、いつも早々に挫折してしまいます。結局「お話として面白くない」のだということを、改めて実感します。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-26 11:40:16) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-25 05:38:24) |
54.人種がヒトを隔てる理不尽さを見せつける、モーゼがエジプトを追われるまでは見応えがありましたが、それ以降は苦痛に耐えての鑑賞でした。やられたらやり返す、正当防衛と言わんばかりに殺してしまう。そんな神さんが起こす奇跡に崇高さは感じられずオカルトチックなご都合主義に萎えました。老若男女、アヒル、羊、牛等の大移動のド迫力の映像とエドワード・G・ロビンソンのお姿を拝めたところに加点。 |
53.1958年度外国映画興行成績1位の一大史劇スペクタクル。 金がかかっていて、上映時間がすごく長い。ストーリーは山あり谷あり。 展開の妙味というものはないが、大河ドラマ好きの人なら満足できる内容。 演出はまあまあ。チープなシーンもあるけど、まあ昔の映画なので。 ユル・ブリンナーの頭は、相変わらずツルツルだった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-14 06:30:00) |
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52.この映画を見たのは小学校か中学校のとき、もしかしたら学校でまとまって見に行ったのかもしれない。画面の美しさ音響のすばらしさ、映画の圧倒的な迫力。私の子どもの頃は白黒の日本映画が普通で、カラーの映画(その頃は総天然色映画と言っていた)や外国映画は珍しかった。 この映画に匹敵するのは「風と共に去りぬ」、この2つの映画は何度もリバイバルで上映され、何度も鑑賞した。 「十戒」も長編だが、特撮技術を駆使し、見る者を飽きさせない。子どもながらに最後までおもしろく、目が釘付けになった。 内容の理解も、見る回数を重ねるうち徐々に深まっていった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-01 06:56:14) |
51.主演がチャールトン・ヘストンの史劇ということで、どうしても「ベン・ハー」と比較してしまいがちで部が悪いのですが、かなりの力作です。高校生くらいの時にリバイバルの劇場で見たので、海が割れるシーンも迫力映像でしたが、不自然さ(逆回しにしているのかな?)と粗さがちょっと気になりました。 【きーとん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-20 00:37:01) |
50.後半宗教的なエピソードに入ったあたりから、確かに一歩下がる自分はいました。とはいえ、映像的にも現代に全く引けをとらない迫力で、時間の長さを感じることなく最後まで楽しむことが出来ました。音楽も秀逸です。 【njld】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-31 01:24:16) |
49.宗教学について語るのは控えさせて頂いて(妙な日本語だ)名作ですね。十戒って他のキャストでも映画化されたものがあった記憶があるのだが、、、気のせいだろうか。あ、ググればいいか。 【成田とうこ】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-04-06 13:42:54) |
48.随分昔の話で恐縮なのですが、私が高校生の時にリバイバルで上映していた映画館で鑑賞しました。映画の内容はよく覚えていないのですが、当時大好きだった女の子が偶然にも同じ映画を見に来ていて、非常にドキドキした思い出があります。私が映画好きになったのも映画好きの彼女の影響が大きく、この映画がきっかけの一つのでもあるので満点を献上したいと思います。 【ポテト】さん [映画館(吹替)] 10点(2007-07-27 22:35:42) |
47.「映画は見世物」という精神を終生貫いた、サイレント時代からの巨匠デミル監督が晩年にこしらえた超大作。多分スクリーンで観ていたら、絶対もっと評価は上がったはず。王様ブリンナーも、無駄に色っぽいアン・バクスターのお妃もすこぶる魅力的で、こういう映画にありがちな説教臭さが少ないのが一番有難い。紅海が真っ二つに割れるシーン、子供だましと思いつつ何度観ても興奮してしまいます。自分は「ベン・ハー」よか断然こっち! 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-02-24 16:20:31) |
46.私が映画館で始めた見た洋画だと思います。親が連れて行ってくれました。字幕を追わずともよいように、事前に子供向けの聖書の物語を読まされました。映像の威力もあり、おかげでとてもワクワクして見た思いがあります。名作ですね。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-13 19:20:25) |
45.チャールトン・ヘストンほどこのテの超大作史劇が似合う人はいないでしょう。もうこの人以外あり得ないってぐらいのはまり役。しかし『ベン・ハー』に比べるとどうしてもインパクトが弱い。海が割れるシーンとからすとは覚えてるんだけど、途中何やってたんだかイマイチ思い出せない、イマイチな映画です。 【とかげ12号】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-22 21:10:17) |
44.海割れるシーン等、特撮シーンは決して今観てもしょぼいものとは思いません。なかなかの見応えはあると思いました。ただ、さすがにかなり宗教くさいですね。ほかの宗派をかなり差別してますね。そういうのを無視したら、さすが「ベン・ハー」と双璧をなすスペクタクルと言われるだけあってすごいものです。。 【アルテマ温泉】さん 7点(2005-03-29 15:54:09) |
43.壮大なテーマの映画は、しょせん「映画」という枠から出られないために、人間の頭が想像する壮大さを超えられないのが常だと思います。原作が映画化されても原作は超えられないというヤツです。もちろん例外もありまして、本作もそのひとつだと思っています。本作の特撮は果たして陳腐でしょうか。安っぽいCGよりよっぽどリアリティがあるとは思いませんか。宗教がテーマだから入り込みにくいでしょうか。モーゼという純真な男の一大冒険叙事詩とは捉えられませんか。彼の葛藤と成長がよく表現されていると思います。ということで、私は「ベン・ハー」よりこっちが好きです。オススメ! 【えいざっく】さん [地上波(吹替)] 8点(2004-10-02 09:09:29) (良:1票) |