5.志は高い作品だとは思うが、エピソードを前後の脈絡なく並べただけであって、山場やポイントというものがないので、異様に長く感じる。期待していたジェシカ・ラングも、演技は何となく一本調子だったと思う(絶頂期でも苦境期でも、表情がそれほど変わっていない。ついでに、衣装やメイクの担当者の責任も大きい)。 【Olias】さん 6点(2004-12-25 03:09:39) |
4.好きよ好きよこんなん。女優を目指して頑張ってるのに周囲やら親の期待とやらにえらい目にあって、山あり谷あり、それでも遅まきながらよくぞ・・という私を喜ばす感動作の基本ですわ・・・とにかくラングが美しくて熱演っ! 私もザ・チャンバラさん御指摘のように「ブルースカイ」よりこちらで受賞してほしかった(誰や獲ったのは?・・と思ったら・・ソフィーの選択さんでしたわ・・しゃーないかぁ。で、助演は受賞してはる、うまいこといかんなぁ。)地味かもしれないけど私はラストシーンがジンときて好きです。若い頃に心が通い合った親友(男)というのはいつまでも続くってことですね、そうやわ。そのサム・シェパードの静かな演技も心に残ります(ラングの彼氏やて・・なるほど)。 【かーすけ】さん 8点(2004-10-21 21:33:03) |
3.この映画は80年代に米国のケーブルテレビで観ました。R指定ではなかったけれどおかしくなって保護される場面などは当時の日本では絶対に放映されないシーンでしたので印象に残っています。当時はかなり評判の映画だったらしく何度も繰り返して放映されていました。 ケビン・コスナーが出演していたとは知りませんでした。当時はほとんど無名だったのでしかたないでしょう。 【たいほう】さん 7点(2004-06-29 21:20:16) |
2.投稿がひとりですか・・・。かなりマイナーですけど、傑作ですよ、これ。自ら不幸へと突き進んで行くフランシスは、演技を間違えれば見ている側にイライラ感を与える可能性大の難役ですが、ジェシカ・ラングの女優魂とあいまって壮絶な緊迫感に溢れています。デビュー作「キングコング」では猿と気が合って当然のバカ女優、その汚名を払拭するかの如く挑んだのが本作なんでしょう。ラングは後に「ブルースカイ」で同様の役をやってオスカーを受賞していますけど、こちらの方がはるかにレベルは上。これは必見の映画ですよ。 【ザ・チャンバラ】さん 9点(2004-06-29 19:32:53) |
1.神は死んだ、と作文に書いて良識ある父兄たちを仰天させた少女時代から、華々しくデビューを飾りながらも精神障害を理由にハリウッドから追放される女優フランシス・ファーマーの数奇な生涯をジェシカ・ラングが狂演。ラングの奮闘ぶりは若干暑苦しくもあるが、「キングコング」でモデルから女優へ転進のチャンスを掴んだラングが演技派への道を突き進むためには必要な挑戦であったかも知れない。ラングは同じ82年、「トッツィー」でアカデミー賞を受賞しているが、本人の思惑からすればむしろこちらの方が本命であったような気もする。とにかくこの頃のラングには、「私はもうキングコングのオモチャじゃないのよ」的オーラがぷんぷん漂っていたし、この役はオスカーへの最短コースを思わせる実録モノ、悲劇モノ、精神障害モノ。まあこの時代の流行りだったのね、と思わないこともないが、陰謀渦巻くハリウッドの楽屋裏モノとしても見ごたえは充分。実在のフランシス・ファーマーがロボトミー手術を受けながら芸能界に復帰し、6年間に渡って自身のTVショーを勤めたというのもちょっと驚嘆に値する話ではある。 【anemone】さん 8点(2004-01-25 03:04:05) (良:1票) |