6.前半、メーベルに大男が言いより、夫(チャップリン)がこれにくってかかる。さらには大男の妻も現れて四角関係の騒動に。後半、頼りない夫に業を煮やし、ボクシング練習用の起き上がりこぼし人形を購入したメーベル。そこに酔っぱらって帰宅したチャップリン、人形を見て、また妻に男が言いよっていると勘違い、人形相手に戦いを挑んでまた一騒動、というだけの、短い作品、でも楽しい作品。チャップリンが結婚しているという設定なのに、格好は勿論、あの放浪紳士のいでたち。グータラで嫉妬深く、しかしこの格好なので憎めない。後半の人形との死闘(?)が見所でしょうけれども、その前に、夫の不甲斐なさを嘆くメーベルが、夫の仕草のマネをしてそれを表現する。え、このシーンってもしかして、史上初の「チャップリンのモノマネ」なのでしょうか。