18.ゾンビが馬鹿馬鹿しすぎて笑える。安っぽい。 ドキュメンタリータッチはよくあるけど、これはブレが少なくて観やすい。 他の人が"社会派ホラー"っていう批評をしてるけど、 正直自分はそこまで深く観ることができなかったので悔しい。 あまりおもしろくなかったな程度の感想しか抱けなかった。 割と深く考えられて作られているのだなとここのコメントで気づいた。 【らんまる】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-06-04 22:56:35) |
17.本作はモキュメンタリーが流行った最中に作られ、2012年現在ではもはや確立したひとつの手法として定着し落ち着いた印象はありますが、そんな新進の技法をロメロ監督が用いて撮ったのには、二つの理由がわかりやすく明示されていました。まずはモキュメンタリーが生み出す「現実と虚実の見境がなくなる」という効果。あたかも実際に起きた事を誰かが撮ったような実在感を安っぽいホームカメラ画面が生み出します。まさにYouTubeで「偶然」観てしまったようなショッキングさがあります。ある意味、等身大サイズのゾンビを同等の目線で捕えられる題材としては優れているのかも知れません。また、上記にも述べたYouTube等で「プロ=お金をもらって」やっている立場ではない者たちの挙げる情報・映像に対しての批評性を、もう如実に台詞でも映像でもグイグイ押し出してきます。ロメロ監督らしく、意義のある試みだと思う一方で、テーマに対する観客の能動性を妨げるほどの説明過多を感じずにいられませんでした。それに関して譲歩するならば、”登場人物達が素人でしかない”という根本的な設定から必然的に、あるいはあえての試みだったのかも知れません。つまり「素人には結局伝えたいことは伝え切れない」というようなこともあるのかも知れません。メタな情報社会へのアンチテーゼとも受け取る事ができます。しかしながらどれだけ譲歩しても終始、台詞により心情吐露は積み重ねられるほどに鬱陶しく、終盤での撮り続ける決意に関してもそれは作品上の都合でしかなかなったように思われ、どうも腑に落ちない終焉でした。個人的には前作「ランド・オブ~」ぐらいの明解さと、こちらに解釈の余地を残して下さった作りの方が好きです。それでもやはりロメロ作品の珍品としての意義は残るように思います。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-17 01:48:40) |
16.うん。まあカメラ視点というわけで思った以上にスリルがあったのはいい。ただやはり小出し感は否めないよね。長期連載の漫画みたいな小出し感。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-12 00:14:03) |
15.主観映像を使って訴えたかったことは、わかる。 でも、主観映像の面白さは視界が狭くなる怖さ、撮る者と一体化する没入感なんじゃないかと思うんだけど、この映画は撮影者がカメラを構え続けるためのいいわけみたいなセリフが多くて、観ていてかえって醒めてくるんだな~。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-09 12:55:55) |
14.出たな!ゾンビより人間の方が怖いですよ映画!!もういいよ、そういうの。個人的に大好物のハンドカメラ視点と聞いて観てみましたが、まあ・・・・なんか違いましたね。むしろその手の映画をかなり馬鹿にしてるんじゃないかと邪推してしまいました。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-02-15 03:48:29) |
13.ロメロは何故ここまでゾンビにこだわるのか?それはやはり、ゾンビというキャラの持つ、アナーキーさ・無軌道ぶり・ヤサグレ感・どこか漂う哀愁・・・。映画にいくらメッセージ性を込めても、ゾンビを登場させる限り、映画を支配するのは終末感覚であり、諦念であり、だからこそ、メッセンジャーとしてのロメロではなく、映画作家としてのロメロが活き活きとしてくるのではないか、と。ヘナチョコサスペンス『URAMI』は、やはりテーマ性が目立ち過ぎた。やはり、オブザデッド・シリーズこそが本領・・・と言う意味では、本作って、どうなんだ? テーマ性とゾンビ性(そんな言葉があるのか?)が真っ向からぶつかり合い、最後はテーマがゾンビを蹂躙した挙句に「ゾンビが血の涙を流して見せる」という問題作、それがこの『ダイアリー~』。いまや“映像”とは、命と魂をかけたプロによって提供されるものではなく、無数のアマチュアたちによって、まるで自然発生的とも言うような形で日々作りだされるもの。ネットを飛び交う出所不明の映像の数々(無論、映像に限ったことではない。この私の駄文も、その類のものである。自戒)。ひたすら、実感を伴わぬ空疎な刺激が求められ、たとえ人の死であっても、映像となった途端、それは娯楽となり、商品にすらなる。死者は好奇の目にさらされ、まるで本作のゾンビたちのように、「死んだ者をもう一度殺す」という扱いを受けることになる・・・。ところで、本作における、フェイクドキュメンタリーの手法って、本作のテーマを描くにあたっての、確かにひとつの選択ではあろうけど、でも、本当に有効であったか? あくまで映画作品たりえようとし、映画らしい技術を持ち込んでしまった結果、浮き上がってくるのは“フェイク”の部分、すなわち“ウソ”である。“ウソ”を積み上げることで“ホント”を作り上げるのが映画であったハズ、それが本作では、“ホント”に成り切れなかった“小ウソ”が知らず知らずに積み重なって“大ウソ”になっただけ、で終わってしまった気が。割り切りの足りなさ。『クローバーフィールド』は映画から逸脱し、映画作品たりえなかったことで、ひとつの完成に達した。本作は・・・割り切りが足りず、でもそうであるが故に、映画作品たりえているのもまた、事実か。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-22 08:47:48) |
12.なかなか面白い。ロメロの監督作品がどこかセンス的にずれた方向に行きそうになっていた前作からかなり本人の有り様に近づいたという感覚を受ける。 80年代的な末世感を2000年以降に作り出すのは容易ではない。現在の末世感の無さの大きな要因の一つである、2000という数字を超えた時間軸的な不可逆的変位と、ネットの一般的道具化による(不完全、不明瞭、恣意、怪しさは成り立ちとして不可避的包含要素ではあるが)有り得ないものに対する証明の容易さという二つの障壁がある。しかしそれを、障壁それ自身を使うことによってうやむやにしてみせる事に何とか成功している。 ゾンビ映画にあった、1999年に向かってこういう事が起こりうるんではないだろうか?と映画を見ている2時間の間に一瞬でもそう思わせることに成功させていた時代性は今は存在しないが、終わることではなく何が始まるかよくわからないという漠然とした不安と、ネットというものが生活に必要以上に入りすぎてしまっていることを上手に使った設定は、そこを過剰に意識させない方向に誘導する。このことで効果的に適度な恐怖を味わえた。 主観映像の手法を採ってはいるが、かなり映画的な見せ方で構成されて音楽まで入ってしまう。こういう形でブラッシュアップしてきたというのは、この表現方法がこの方向にこなれたと見るか、味を薄くしたと見るかは微妙なところで、結果として見づらい映画になってしまえば主観映像としての演出を抑制した方が良かったと思ってしまうだけに、この映画のさじ加減は巧妙なのかもしれない。 キャラの立ち方や、世界観の構成の仕方はさすがに面白い。わざとらしいし嘘くさすぎる設定も話の面白さで鑑賞中に忘れることが出来るし、前作よりは楽しめるように思う。またグロテスクな表現も、リアルさが抑えてあるため恐怖そのものに意識を集中できる。 時々、普段は普通の人だがその手の映画で属性がむき出しになってしまう人がいる。そういったごく少数のスナッフを見たい的な願望を抑えられない人を、見透かすような残酷でしかない描写があまりない。そういった面でもゾンビ映画としてだけではない軽めの恐怖映画ベンダとしての手練手管が実に手堅く、安心して恐がれる良くできた映画だ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-10-18 19:01:21) |
11.秋葉原無差別殺傷事件を思い出しました。事件現場の周りには野次馬が集まり、救護している人たちを横目に携帯電話でその映像を録り続けている。完全にこの映画で言っているファウンダーを覗いた時点で他人事になるという事が当てはまっていると思いました。しかし、その行為が今まではテレビ局からの真実か作り物であるか分からない映像を受け取る側でしかなかった人間が、真実をありのままに伝える事ができる側の人間になり、多くの人にその現状を知らせる事が出来るようになったことも事実。問題は、その情報を受け取る価値が、他人事のように録り続ける人間やそれを面白がる人間にあるのかという事ではないのでしょうか。ランドオブザデッドで感じたゾンビ映画に対するマンネリ感、息づまり感を現代の時代に合わせた作り方、魅せ方で見事に払拭してくれました。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-17 19:26:48) |
10.もうこの手の主観手法もちょっと手垢にまみれてきて、ましてこれは音楽入り、映画専攻の学生が撮ってるってところで、演出っぽいものが入ってもいいように逃げを打ってある。でも確かにそこが本作のポイントで、カメラを覗いていると当事者が傍観者になってしまうという、現代の一面は突いていた(たとえば秋葉原事件のように)。冒頭のミイラ男の劇映画の撮影とラストの襲撃を撮影してるのとが対になっている。パソコンがあると、異常事態下で知人に連絡を取るよりも、まず映像を編集してマスに発信したくなる。映像ってのはもともと客観的なもののはずだったのに(百聞は一見に如かず)、主観映像で溢れかえった社会が生まれつつあるんだなあ、とはしみじみ思った。そのモチーフが作品に有機的に生かされてはいなかったんだけど。州兵のゾンビ狩りにイラクの反対勢力掃討のイメージを重ねていたようだったが、これもまあ作品に深そうな感じを付けるって程度。前から思ってるんだけど、ゾンビのぎくしゃくとした歩き方って、心の深層で身体障害者のイメージとつながってるってことはないか。この世ならぬ者の感じ(これは偏見で見下すってのとはちょっと違うんだけど)をどこかで抱いていて、それが投影されてるってことはないかな(これ読んで不快を感じられた方にはごめんなさい、でも気になってるんです)。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-08-06 12:02:13) |
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9.素人にはお勧めできません・・・かく言う私も素人です・・・・。 【Robbie】さん [DVD(吹替)] 3点(2009-07-12 11:06:16) |
8.どんどんパワーダウンしている感じが否めないロメロ先生のゾンビ映画。他のゾンビ映画に比べれば確かに面白いが、なんだか物足りなさを感じます。この作品ってPOVじゃない方が面白くなったのでわ?? 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-06-12 01:06:31) |
7.手持ちカメラでの撮影って....クローバーフィールドの方がずっといい出来だった。 ラストのシーンだけは確かに考えさせられたけど、それ以外は別に驚きも何もない。 【gyu_yan】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-14 11:12:17) |
6.ゾンビの描写は丁寧に作ってあって良く出来た作品ではありますが・・・いいかげん登場人物に「襲われるために馬鹿な行動」をとらせるのは止めてほしいなあ・・周囲検索もしないでボーっとしたり、戸締りしなかったり、ゾンビのトドメを刺さずにほっといたりと・・そういう極限状況下の人間として不自然な行動は見ていて腑に落ちません! 【人面猫】さん [DVD(吹替)] 4点(2009-05-11 21:37:09) (良:1票) |
5.なぜか最近巷に~オブザデッドという名の映画がゴロゴロと溢れてますが、さすが本家ロメロの純正続編は低予算でもツボを押さえてあり、バッタもんとはやっぱり違うなあと改めて感じた次第です。ただ、終始似たようなシチュエーションの繰り返しで盛り上がりに欠けることと、撮ってないで助けてやれよ!とムカつく場面がいくつかあったのがマイナスでしょうか。 【54dayo】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-29 00:17:40) (良:1票) |
4.ロメロゾンビ3部作の5作目(笑) ドキュメントというよりはやらせか手抜きといった印象。 『クローバーフィールド』をパクったのか、はたまた資金不足か。 いずれにしろ、巨匠ロメロがこれではいただけない。 【テツコ】さん [映画館(字幕)] 2点(2008-12-13 20:22:19) |
3.アミッシュのおっちゃんのところで、劇場が爆笑の渦。さすが御大、よくわかってらっしゃる。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-12-02 01:35:30) |
2.どうしてもロメロ御大と来れば、期待してしまうのですが、前回のランドオブ よりは僕は好きですが、もうあの初期三部作は超えられないのかなぁ。 勿論、「流石~」と唸る部分はいくつか有りましたが、はらはら感が足りなかった。 凡百のゾンビ物よりは見ごたえ有りましたよ。 【leo】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-23 22:11:29) |
1.序盤はブレアウィッチをぱくってるような感じな作品だと思ったが、展開が次々と変わっていくので観ていても退屈はしなかった。ラストは消化不良のような感じだったけどそこが良かったかもしれない。続編に期待したいです。 【映画】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-09-24 18:01:19) |