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どっこい! 人間節-寿・自由労働者の街

[ドッコイニンゲンブシコトブキジユウロウドウシャノマチ]
1975年上映時間:121分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1975-05-24)
ドキュメンタリーモノクロ映画
新規登録(2008-10-29)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2010-01-23)【イニシャルK】さん
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脚本小川紳介(構成)
製作飯塚俊男
編集小川紳介
あらすじ
横浜・寿町は、東京・山谷、大阪・釜ヶ崎と並んで日本三大寄せ場の一つである。寄せ場とは、別名“ドヤ街”と呼ばれ、日雇い労働者たちが暮す簡易宿泊所などが密集して建ち並んでいる場所のことである。本作は、“ドヤ街”寿町に寄り集まった人達の魂の叫びと赤裸々な日常をカメラに収めた、力作ドキュメンタリーである。
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2.カメラは基本的に回しっぱなし、インタビューというほどでもなく、労働者たちのフリーダムな発言の数々をじっと押さえている。その人がどういう人なのか、その後どうなったのかという点も一応はふれられている。せっかくそこまで行ったのだったら、施設とはどんな感じのものなのかとか、普段は何を食べているのかとか(炊き出しの撮影はあるが)、過酷な労働の現場とか(まあ、そんな撮影許可は出ないだろうが・・・)、そういうのも見たかった。とはいえ、社会が目を背けがちなエリアにまで果敢に突入したという点において、ドキュメンタリーとしての価値は十分に存在する。
Oliasさん [DVD(邦画)] 5点(2024-12-25 00:37:28)《新規》
1.これは凄い。
壮絶なドキュメンタリー。

1970年代。
社会の底辺で必死にもがき、日々を死と隣り合わせで生きる日雇い労働者たちの姿。
そこにあるのは、ひたすら過酷な日常である。

日本全国から横浜・寿町に集まってきた人達。
それらの人々は、誰しもが暗い過去を背負い、心の傷、体の傷を背負って生きている。
全国をさまよい、やがて行き着く場所が寿町だったのだ。

33年前の作品だったので、寿町が今もなお同じ姿を留めているのか非常に興味が湧き、映画館を出た後、一路寿町へと私は向かった。
なんとそこには、今も変わらぬ日雇い労働者の町が存在していた。
このような町が存続していること自体は、社会的にみて決して好ましいことではない。
しかし、私は寿町というドヤ街が今もなお存在していることに、正直、安堵してしまった。
関東では、山谷のドヤ街が実質的に消滅しかけてる今、生ける負の文化遺産として貴重な存在である。
ただ、このままであってはならない。
このような町は早く消滅すべきである。

そういった言わば自分の中の正義と、いつまでも負の文化遺産として姿を留めておいてもらいたいという自分勝手で興味本位な悪の心とが、自分の中で併存しているのだ。

このように、“ドヤ街”寿町は、私の心の奥底を揺さぶるのだ。
自分をそういった気持ちにさせ、寿町という町の存在を知らしめた、この貴重なる力作ドキュメンタリーに拍手を送りたい。

そして、早くして亡くなった数知れない寿町日雇い労働者の人達のご冥福を心より祈りたい。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-02 22:20:23)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
700.00%
8266.67%
900.00%
1000.00%

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