6.人生ずっとモテ期という勝ち組の生き様を追体験できる貴重な作品。
女には不自由しないが、男には金を集られて厄介ではある。
まあ、たかが5円なので気にするほどのことでもないけどね。
そんなわけで、物語前半はいい女をとっかえひっかえいい思いが出来るのだけど、終盤はストライクゾーンを広げ過ぎて、人としてどうかと悩ましい展開。
やっぱり選球眼は大切だと思い知らされる。
それにしても、ヤク中の世話を三田佳子に任せるとか、悪い冗談としか思えないのだけど、実感の篭った迫真の演技は流石としか言い様がなかった。
それでも、作品としての評価が覆るほどではなくて、全体を通しての退屈な印象は拭えなかった。
石原さとみや小池栄子との濡れ場でもあれば良かったのかも知れないけど、室井滋と絡んで誰が得するのかよくわからなかった。