12. ロメロのゾンビはゆっくり歩く。『走るゾンビ』に比べれば、迫力はないかもしれません。 ですが、そんな『歩くゾンビ』特有の恐怖というものが必ず描かれてきました。今までのロメロ作品において、ゾンビは畏怖すべき対象であったのです。 この作品はどうでしょう。今までのロメロ作品とは明らかに何かが違う。この作品ではゾンビはただの記号であり、ただのシンボルであり、ただの消耗品になってしまいました。アイテムであり、オブジェであり、コメディ要員と化してしまいました。 今までのロメロ作品とは違い、本当に低レベルな個性もこだわりもないただのB級作品となってしまいました。 個人的にロメロ作品で好きだったのが、無秩序や狂気のなかに描かれる秩序と平穏。そして壊れ行く文明社会。この作品ではそれも描かれません。サバイバル要素だって全然ない。 人間を捕食する描写がある。だからかろうじてゾンビムービーである。退屈はしませんでした。ですがそれだけの映画です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-08-24 23:58:08) |
11.馬に乗るゾンビなど、とこどころで面白いシーンはありますが、全体としては緊張感のない映画になっています。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-05-15 08:37:59) |
10.まず最初にゾンビは出てきますがホラー映画ではありません。 あと自分でも不可解ですが日本映画の椿三十郎を連想しました。 【ミッド】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2012-02-29 00:24:25) |
9.ちょっと監督を過大評価しすぎていたかもしれません。今作は有名どころも出ていないし、何を主題に制作したのか良くわからないです。これならひたすら、ゾンビに追われる方がいいんじゃないですかね。面白くなかったです。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-05-13 21:59:04) (良:1票) |
8.ゾンビやナイト・オブ・ザ・リビングデッドのような作品は、その時の時代背景や空気感が観ているだけで、その時代には生きていない自分にも伝わってきました。 映像の荒さや作り物臭さも妙なリアル感につながり、それも作品自体の面白さを底上げしていたような気がします。 たくさんのゾンビ映画が作られプロットが使い尽くされ、映像も綺麗になっていき、情報が整備されている現代では、前記のような閉塞感やチープさ時代背景が、怖さ面白さを生み出すような作品は撮る事が難しくなってきているような気がしました。 しかしそれでも走らないゾンビを時代にあった方法で撮り続ける監督には敬意を表します。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-03-12 17:26:04) (良:1票) |
7.ダイアリー・オブ・ザ・デッドの姉妹編というか、まあそういう言い方をすればロメロ作品は姉妹作だらけになっちゃうんですが、ダイアリー~から派生したオハナシになっています。しかし内容的にはまるで南北戦争の頃まで時代を逆行しちゃったような感じ。ある島における、反ゾンビ派と親ゾンビ派(まあ、手短に言えば、ですが)の対立が、その島へ辿り着いた兵士たちの視線で描かれる、という趣向。うーむ。どうしてもゾンビでないとダメなんですか、他のモンスターじゃダメなんですか、と仕分け人に仕分けられてしまいそうですが、たぶんロメロ監督なら「はいダメです」ときっぱり返答してくれることでしょう(でも本当にダメなんでしょうか・・・?)。それにしてもこの作品、“ゾンビもの”と言うには人間たちのキャラが立ち過ぎてるというか、要するに作品の骨組みが見え過ぎちゃってるんですかね。ロメロ印のゾンビという免罪符でも効かないほどに。で、いささか緊張感に欠けてしまっているようにも思います(そもそも、ゾンビが人間しか食わないのかそれとも動物も食うのか、なんてこと、正直、どっちでもいいですしね)。ただし、残酷描写の方は、なかなかイイ感じに悪乗りしてて、ブラックな笑いを呼びます。と言う訳で、何だかこの作品、地味ながらも、「やりたいこと全部詰め込んでやったぜ」みたいな感じもあり、もしやこれでロメロゾンビは打ち止めになっちゃったりして?とか思っちゃうのですが・・・。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-26 23:44:11) (良:1票) |
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【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-29 23:45:51) |
5.すごくつまらない訳でも、すごく面白い訳でもない。今作品は脚本とキャラが弱く、記憶に残るか分からない。しばらくしたら、うっかり二回目のレンタルをしてしまいそうだ。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-10-10 18:08:33) |
4.どうしょうもないバカ映画です!下らないシナリオ、使い古された演出、一貫性のないキャラの行動理念・・ロメロ氏の才能も完全に劣化して見る影もないようですね・・見るだけ時間の無駄です。 【人面猫】さん [DVD(吹替)] 1点(2010-10-04 21:30:34) |
3.なんかいろいろ小出しにしている印象。 シリーズを重ねてゾンビが進化(人間との共存)していく。 なんとなく将来はみえますがそれ含めてロメロなのかなと。 【とま】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-02 05:11:39) |
2.ロメロ師匠は、昔はこんなぬるい演出はしなかった。CG丸出しのゾンビとか、観客を驚かそうと扉の裏で出番待ちしてるゾンビとか。30年以上前に作られた「ゾンビ」の方が、よっぽどリアリティが感じられる。思いたくはないけれど、やはり「ゾンビ」は奇跡の一本だったのだろうか? 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-06-17 23:10:09) |
1.ゾンビ三部作の最終作の『えじき』に出てきた学習するゾンビのバブ。賛否両論のその学習するゾンビが生者のように知恵と感情を思い出し文明社会を築くようなラストのゾンビのファイナル・アンサーとなるような『ランド・オブ・ザ・デッド』を撮り、その後に流行りの主観映像によるゾンビ発生のドキュメンタリー風味の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』を撮ったまでは良いが、その後になんでコレになるの?というようなスケールの小さな作品。予算が無いのはわかるが、キャラも魅力がなく歴代シリーズの劣化コピーのような事を繰り返しているだけだった。毎度面白いゾンビの倒し方を見せてきたが、今回はイマジネーションも枯渇したか?と思うような陳腐さだったな。 最後に多少ゾンビの新要素が出て「ロメロ、やっぱり生涯ゾンビなんだな」と思わせますが、『ダイアリー』の傭兵も出てる事だし、この作品は『ダイアリー』のDVDにオマケ短編として入れとけば良かったんじゃないかな。『ランド』までがメインストーリーとしたら、脇道逸れまくってるという感がありますね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 3点(2010-06-13 21:42:58) (良:1票) |