16.内容的には、ただの思いつき撮影映像の羅列であって、そもそも映画と言っていいのかどうかも躊躇するところですが・・・ただ、53年という時点で女装嗜好と性転換の違いを明確に発信していた先鋭性とか、視点の三重構造という無駄に凝った構成の妙な説得力とかによって、最後の最後で強引に着地をまとめているのは若干好印象なので困る。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 3点(2019-07-29 01:46:13) |
15.服装倒錯者に理解をというテーマは当時として衝撃的だったのだろうか。何でもかんでも語っちゃうナレーションと何しに出てきたん?のベラ・ルゴシ。下手くそな見せ方がもうね・・・アホらしさと眠気に耐える苦痛のひと時だった。 |
14.突然ですがカミングアウト。ワタクシ、学生だった二十歳の頃、二度ほど女装した事があります。因みに“密室で楽しんだ”訳ではなく、一回目はとあるイベント事のため、二回目はクリスマスに開かれた仮装パーティのため。下着は普段のだったけど(最初女友達のブラを借りて着けようとしたんだけど、体格が違いすぎて着られなかったのでコンビニで買ったゴムボールを装着)、お化粧とマニキュアはやってもらいました。別にまたやりたいとは思わないけど、あれはあれで興味深い体験だったと思います(ストッキングって意外とあったかい、とかね)。つーかさ、女の人が男のカッコすると「男装の麗人」とかゆわれるのに、逆だとトーサクとかヘンタイとかゆわれてしまうっていうのは間違ってるよ・・・と、書いてる最中から読んでる人がひく気配を感じてきたので、閑話休題。ほとんどの人と同じく、僕もバートンの「エド・ウッド」を観てからエド・ウッド作品に触れたので、贔屓して観てしまっているかもしれないけれど、これ、そんな酷い作品かなあ?これは言うなればとっても生真面目な「啓蒙映画」だと思う。はっきり言ってストーリーはあってないようなもので「女装は悪くない!差別したり“病気”のレッテルを貼ってはいけない!」というメッセージを、ただひたすら繰り返してる、だけ、なのだが、その語り口が愚直なまでに真摯で、ちょっと引き込まれてしまう。そもそもハリウッドの功績の一つに「他者を発見し、理解する(つまり、世の中自分と違う人たちもいっぱいあるけど、仲良くしようよ、と訴えかけるってこと)」というのがあった(余談だけどハリウッドに左翼が多かったのは、共産主義がどうこうというより、「他人の痛みを理解しよう」という感覚が当時の映画人にあったからだと思う)。そういう意味ではこの作品はとっても「正統派」だ。確かに後半の心象風景(?)のシーンは訳分かんないけど、キューブリックとかだってそうじゃん。もしエド・ウッドにもうちょっとの才能とお金と理解者がいれば、ラス・メイヤーやジョン・ウォーターズや鈴木清順(!)のような「鬼才」になり得たかもしれない、と思うけどなあ。あ、それにきっと「ロッキー・ホラー・ショウ」には少なくない影響を与えていると思う、この作品。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-26 18:10:43) (笑:1票) |
13.内容的には4点くらいだけども、しかし、やはりここは最大級の敬意を込めて0点でしょう。エドにーさんの映画に細かい説明は不要だ。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-03-31 05:50:18) |
12.当時、この映画を最低とこけ落とした人たちの言い分を伺いたい。そりゃあ確かにお金かかってないし、中途半端な演技だし、ベラルゴシ意味不明ですよ、でもさ、映画になってるじゃん、それなりにテーマとかあるじゃん、奥さんが上着のセーターを脱いで差し出すところなんてなかなか感動的じゃん、面白かったです。 |
11.グレンとグレンだ!^^ しかし、全然最低映画なんかではないですよ。エド本人だってちゃんとしっかりとした演技やってござったし、テーマからして真剣に取り組んでござったようですよ。 フォローしてあげたい気持ちでいっぱいになってしまいました。 【3737】さん 5点(2004-05-06 21:53:02) (良:2票) |
10.テーマはしっかりしてたけど、そこはさすがエド・ウッド、こんなにつまらんとは!!この映画の長所は時間が短いトコだけ!! |
9.4週間、ビデオショップをひたすら回って、とうとうエド・ウッド・コレクションBOX買ってきましたよっ(←バカ)。しかしまいったなこりゃ…メチャメチャ面白いやんこれ。金がない上にテクニックもない上に内容もないんだけど、巷で「唐突なトンデモ映像」と言われてるシーンは演劇的にはアリですよ。ベラ・ルゴシなんかちゃんと異化効果の役割果たしてるし(あちこちで神様だの精霊だの言われてるけど、彼の役どころは科学と科学者の象徴・抽象表現ですね)。映画じゃなく舞台の骨法で組み立てられてますね。この時期のエド・ウッドは、映画人である前に演劇青年だったんだろうな。本作の後、彼がどうして盆踊りするまで落ちぶれてしまうのかは、『怪物の花嫁』を観てから考えてみようっと。とりあえずこの映画については「凡作」を満喫できたので、この点数で。 (追記:モノローグの多さや唐突さ・安っぽさはキューブリックの処女作を思わせました。格は全然違うけどね…間違った方向じゃないと思うなあ) 【エスねこ】さん 6点(2004-04-18 23:42:01) (良:3票) |
|
8.「女装癖があるからといって差別しないでほしい」というテーマなのに、さすがはエド、ストーリーが変な方にいっちゃってます。あの幻覚シーンはなんだったんでしょう。やたら長いですね。 |
7.アイディアはとても面白いと思うし、妙に長くてシュールな妄想シーンも好き。でも語り手が二重になってしまう変な構造や、脈絡無く現れるベラ・ルゴシの違和感が作品をものすごくダメにしちゃってる。心理描写を全部ナレーションで説明してしまうヤボっぷりといい、いくら金が無いとはいえ演出のセンスが無い。70分ほどの短い映画がかなり長く感じられた。 【ラーション】さん 4点(2004-04-01 19:29:31) |
6.エドが”史上最低の映画監督”なる称号を得た最大の理由とは映画黄金時代の真っ只中にあって本人は(それなりに)全力投球したにも拘わらず、どうしようもなく惨憺たる出来だったから。低予算にアイディアで勝負とか擁護する向きもあるようだけど、そりゃ贔屓の引き倒しだろう。バートンの「エド・ウッド」はデップに演じさせた点といい、いくら何でも美化し過ぎ!その後の作品を観ても明らかにコヤツには精進しようという前向きな姿勢が感じられない。繰り返すが、当時は刺激に満ちたハリウッド黄金時代だよ?映画への愛着というよりは女装願望をわざわざスクリーン上で披露した悪趣味の極みに躊躇無く0点。 【へちょちょ】さん 0点(2004-01-11 14:29:32) |
5.会話のシーン、ミョーに手持ち無沙汰で変です。室内のシーン、照明がテキトーなので、背景に影がいっぱいできててヘンテコですがこの辺、ティム・バートンの「エド・ウッド」を観ると見事に再現されてて嬉しくなります。突然始まる意味不明のパントマイム!オリジナリティを求める何らかの向上心が、この映画には確かにあるらしいぞ!さっぱりわからんが。デヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド」などは本作へのオマージュとしか思えません(?)。 【鱗歌】さん 7点(2003-05-30 23:55:51) |
4.出ました、エド・ウッド!…何も言うまい…ひたすら敬意を表してこの点数を。 【愚物】さん 0点(2002-11-06 01:13:38) |
3.ここまでのひどさは予想しておらずびっくり。いやあ、いろんな意味で一見の価値はある・・・かも。 【なな】さん 1点(2002-02-02 20:22:31) |
【蟹さん】さん 1点(2001-08-25 04:28:13) |
1.「性に対する悩み」といったテーマをこんな時代から取り扱っているのには正直驚いた。ストーリーはいたってシンプルながらも、モノクロという撮影技術をうまく使ってると思う。劇中の演出の難解さがネック 【びでおや】さん 5点(2001-04-02 00:35:20) |