11.街の皆さんがとても好きです。あの距離の近さや言葉の少なさに信頼を感じますし、黒人の少年への対応に心の豊かさが溢れている。 これが実世界では理想になってしまっているのが悲しくもありますが、しかしあの古めかしいザラザラした画質などそんな現実を踏まえた上での作品なのかなあと、色々と考えさせられました。 残念な点としては、ストーリーに突飛なところが多く、私には受け入れることが出来ませんでした。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-11-09 20:50:39) |
10.昔の話かと思ったら、意外にも現代が舞台で驚いた。 ル・アーヴルがそういう街なのか、そういう作風なのかよくわからないけど。 ストーリーとしてはよくある人情噺ということで、そんなに驚くほどではなかったけど、細部の演出が斬新。 とりあえず友人の店で万引きする神経とか全く理解できない。 パン買うくらいのお金は持ってそうなのに。 あと、アルビノの黒人と言い張る発想は無かったわ。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-24 15:54:37) |
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8.この監督の持つ雰囲気が評価の高い所以なんだろうけど、これはちょっといまいちだった。靴磨き仲間の彼がいい感じ。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-03-15 11:29:18) |
7.ル・アーヴルは南のマルセイユとは反対側の北の港町。 当地在住の歌手リトル・ボブを使いたくてここにしたという「初めに歌手ありき」の土地選びとか。 初老の靴みがきマルセルが少年イドリッサを救おうとするのが、情が移ったというより使命感だけで動いているように見え、その方が立派かもしれないですがイドリッサとの間にもう少し何か見たかった気はし、そこがメインではないのだろうけど。 不治の病の妻アルレッティが口紅を頬紅がわりに夫に血色よく見せようとする気遣いや、近所のお店の人たちがマルセルの心意気に賛同して商品を気前よくふるまうもよし。 主演のアンドレ・ウィルムは「仕立て屋の恋」では刑事役でしたが、ここでの刑事はジャン=ピエール・ダルッサン。 黒づくめでマフィアのよう、できるだけコワモテに見せてるので最初はちがう人かと。 アル中の失業者とか国鉄あがりの庭師などとはずいぶんちがうので「この役どうなの?」でしたが、なるほど。 黄色いバラにそそぐ涙かと思いきや、白い桜は善行への報いの象徴でもあるのでしょうか。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-07 07:00:00) |
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【黒ネコ】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-08-10 22:55:40) |
5.舞台を観ているような映画。無駄な説明を全て削ぎ落として且つ時代設定も曖昧。監督はファンタジーを撮りたかったのか。結末でちょっと涙。人生、正義を貫き正直に生きるときっといいことがあるものさ、と思わされる良作でした。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-03-19 23:00:14) |
4.密告者はいても、マルセルと彼の周りの人たちは皆いい人たちばかりだ。最後には意外な人物まで人情味あふれるというか、おとぎ話の中の人物にさえ見える。これこそカウリスマキと言えるだろう。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-24 16:19:00) |
3.なんでこんな静かで動きの少ない映画なのに、退屈もせず見入ってしまうのだろう。 メインキャストはゲラゲラ笑ったりしないし、泣きわめいたりしないし、怒鳴って喧嘩したりしないし、ベラベラ喋らない。あからさまな感情表現をしない。これがカウリスマキ映画の面白いところで、眉や口角や、目尻のミリ単位の動きで感情を語らせちゃう凄さ。余計なことは一切しない。ずっと眺めていたくなる映像に流れるセクシーな音楽も魅力。小難しいことも言わないし、ちょっとくらい居眠りしても問題なし!嫌いなところが皆無。 めちゃめちゃ面白い!!とか、感動した!!とか、うむむと考えさせられる!!とか、そういうんでなく、ただ「良い!!」とだけ言いたくなるような、そんな感じ。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-09 23:19:30) |
2.世の中の人たちが、みんなこの映画に出てくるような人たちみたいだったら、とっても平和で素敵な世界になってるだろうに、なぁ・・・。黄色いワンピースとほほ紅が素敵♪ |
1.人生を感じるような深みのある場面がたくさんありました。心に残る美しいショットも散りばめられています。素晴らしいラストシーンには監督の揺るがない信念を感じました。カウリスマキ映画の常連役者が次々に登場するところも、良かったです。傑作。 【藤堂直己】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-05-13 10:30:10) |