9.いい映画だとは思いますが、アメリカの公民権運動の歴史などに疎い日本人にはなかなかハードルの高い映画です。 キューザックのニクソンや、リックマンのレーガンなんかは「なかなか寄せてきてるな」なんて感じで面白かったわけですが、これもニクソンやレーガンをうっすらおぼえていればこそ。 基本的には他国の近代史、しかも暗部にかかわる話なわけで、そのときの空気感なんかを全く知らない日本人が観ても表面的な面白さをなぞるだけになってしまうのが残念なところです。 さてそれはさておき、邦題について これ、原題から考えても「執事」あるいは「大統領の執事」でいいはず。 シンプルイズベスト。 しかるに「の涙」って…一体なんやねん?どっからきたん? 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-16 09:53:46) |
8.きっと「ホワイトハウスに長く勤めた黒人執事」という設定だけで満足しちゃったのでしょう。そりゃ実在したでしょうし、個人的な事情もいろいろ抱えていたと思います。しかしそこに特筆すべき点がない以上、ドラマとして厚みが出るはずもありません。感想は「so what?(で?)」の一語のみ。〝チョイ役〟で歴代大統領が登場するのも、ここぞとばかり黒人系の有名人がいろいろ顔を出しているのも、あざとい感ばかりが残ります。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2017-02-12 14:58:53) |
7.う~ん..吹き替えで観たせいか、安っぽいドラマにしか見えなかった..黒人差別(人種問題)を題材に、白人に従順に仕える執事(父)と、黒人の公民権運動にのめり込んでしまう息子、その2人を対比させつつ、黒人社会では特異な、執事(父)の目線で物語を構築している本作..真面目に創ってはいるが、淡々と足早に進むストーリー展開..淡白な内容は浅いとは言わないが、心に訴えてくるものがない..物語の中での、家族とか、母親の言動とか、弟の死..それが、まったく活かされていない..さらに、出てくる大統領も、舞台となっているホワイトハウスも、存在感なし..主人公(父)の執事としての ひたむきさ、偉大さ、みたいなものの描き方も、中途半端..どこをどう観ても、凡作..それは、脚本のショボさ(力不足)が、すべての元凶だと思う..少し期待していただけに、ガッカリ..残念... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-24 22:48:01) |
6.歴代の大統領をいろんな人が演じていて面白かったが、こういう作品を見るにつけ差別とか優越感の根っこの部分はなかなか無くならないことを思い知らされる。限度を超えた理不尽には普通の人なら強烈な嫌悪感を抱くはずだけど、昨今の英・米・露・中の動向や世界の潮流を目にすると、歴史が繰り返されていくようで非常に面白くない。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-06-26 00:07:56) |
5.タイトルからはちょっと意図しない内容。 歴代大統領の特徴が分かるようで楽しい。歴史とともに、ここ数十年で変わってきている黒人問題の状況も何となくイメージされる。 大統領の執事でありながらも普通の一個人の感覚が描かれている。 実話に基いているとは言うものの、現実はちょっと違うのだろう。それでも、実話と思える雰囲気。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-06-25 17:05:44) |
4.ホワイトハウスでの様々な大統領やその家族との交流が中心に描かれるのかと思ったらどっこい、一番の主題はセシルの家族問題だったんだね。キング牧師やブラックパンサーといった黒人公民権運動の草の根からの活動家として家族から離れていくルイスと、大統領のそばにいてトップダウンでの政策転換を目の当たりにするセシルが対比的に描かれる。対立し離反する二人だが、お互いの考え方、行動に理解を示し融和していく。政治の中心地を題材としながら政治を感じさせないドラマであり暖かい映画だった。好み35/50、演出12/15、脚本14/15、演技6/10、技術8/10、合計75/100→8/10点 |
3.見ざる聞かざる言わざるの精神でただひたすらにご用を仰せつかる、それが大統領執事の仕事なのか。そして態度には品と節度がある。黒人が決して野蛮でないということを歴代大統領に知らしめる役割を果たしたとも言えるのではなかろうか。それに対し息子ルイスは真っ向から公民権運動に立ち向かうのだが、この親と子の対比がすばらしい。人種差別は徐々に解消されていっていると思うのだが未だに根強く残っている部分もある。その意味では思い知らされる映画でもあった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-28 08:38:38) |
2.「ラストのアレをやりたかっただけだろ!」と突っ込みたくなる映画。邦題だけを見ると、大統領との人種を超えた絆を描いたものだと勘違いしそうで明らかなタイトル詐欺(そもそも原題は"The Butler" = 執事)。それだけ、「黒人の、黒人による、黒人のための映画」になっている。だからと言って、決して悪い映画ではないけれど、あまりにオーソドックスで想像の範囲内に終わっているため、メロドラマから抜け出ていない。黒人の人種差別の歴史を知る映画としては過激な表現や重すぎる展開が控えめなため入門編に最適。大人な方は『それでも夜は明ける』を見ましょう。 【Cinecdocke】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-22 20:55:37) |
1.7代の大統領、夫人を豪華メンバーが飾っています、ウィッテカーはよかった。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-01-14 15:19:16) |