4.マッスルパワーの亀仙人が強すぎるぞッ!
が、往年のファンとしてそれは嬉しすぎるサービスカットだ。悟空たちがあれだけ際限なく強くなっているのだから、不老不死(自称)の亀仙人が密かに修行して強くなっていてもなんら不思議ではない!
ただし、あのように亀仙人はじめ各キャラクターの活躍シーンを用意してくれるのであれば、ちゃんとヤムチャとチャオズも連れて来てあげて欲しかった。
ヤムチャの繰気弾とチャオズのどどん波のシーンがあればもっと盛り上がったろうにと思う。
というか天さんよ、いつからあんたはチャオズに加えてヤムチャの保護者的立場になったのだ?
というわけで、映画としてのストーリーの稚拙さや工夫の無さなどはもはやどうでもいい。
孫悟空はじめキャラクターが勢揃いし、再び地球の危機を救う。
そして、対峙する悪は、満を持して復活した原作最恐の悪役フリーザ。
悟空対フリーザ。その構図が再び見られただけで、往年のドラゴンボールファンとしては、懐かしさとともに嬉しさが先行してしまうことは否めない。
ストーリーテリングがあまりに雑過ぎるので、映画単体としての低評価は免れないけれど、“彼ら”が闘うシーンを再び見られるだけで、一定の満足感は得られる。
「ドラゴンボール」とは、もはやそういう伝説的な娯楽なのだと思う。