1.1、2作目を正当な作品とするなら本作は完全に亜流で、
他レビュアーの方が仰る通り、セルフパロディ的な作風で
出演者も1、2作品目の主要キャスト、まさにコアなファンのために作った作品と言えます。
ただ何というか期待してたものと違う。流石に今回悪ノリし過ぎのトム・シックス監督。
とにかく、ディータ・ラーザーが煩い。いちいちオーバーアクションな上、あまりに傲慢過ぎて
イライラしてきます。
確かに1作目である種のカリスマ性はあった。けど今回また観たいわけじゃありません。
肝心のムカデ人間を作る過程が面白い要素のひとつなのに、彼の動向ばかり中心で物語が進むため、
正直、彼の猿芝居に付き合わなければ先へ進めない観客がしんどい。
知事の心変わりも分からんし、オチも適当な感じで、終盤の盛り上がりもない。