12.聞いてはいましたがアニメ版にかなり忠実な話でびっくりしましたが、しかし非常に丁寧にバージョンアップが行われていてとても良くできていると感じました。
減点法で見ればほとんど減点するところのない映画だと思います。
が、しかし、これは91年のアニメ版からそうなのですが、個人的にまったく刺さりません。
なぜか映画に入れないというか…とにかく根本的に刺さらないのです。
これは全く個人的な感覚で映画の出来が悪いとかそういう話ではありません。
ミュージカルが好きで恋愛物が好きな自分になぜこの映画が刺さらないのか…明確に理由が説明できないのですが、もう理屈ではなくなんとなく…としか言えません。
というところで(とにかく映画の出来はいいと思うので)7点とさせていただきます。
それから冒頭の王城のパーティシーンでいきなり感じたのですが、あそこに黒人がいるのは明らかに不自然です。
架空とはいえ中世ヨーロッパが舞台の本映画。
そこにそんな人いたのか?と考えれば不自然さは歴然。
忠臣蔵の討ち入りに白人いましたとか黒人いました、みたいなものですから。
最近のハリウッドの風潮とはいえ、なんでも白人にするのも問題ですが、しかしこの映画のように変に配慮しすぎるのも逆に問題だと思います。
多様性を表現するというのはそういう事じゃないと思うんですよ。
(もう一つ、話題になったゲイ問題もありますが、そっちについてはあまり気になりませんでした)