12.プロットとして一つの王道でしょう。「クレイマー・クレイマー」という親権を争うのが夫婦という有名な映画がありましたよね。
これは名作と思い始めたのは姪と叔父が引き離されてからなので、単に個人的にこういう話に弱いと言うことかもしれません。
ところで、幾つか理解できなかった点があります。
まず、ナビエ–ストークス方程式の解が分かりません。ということは置いておいて…。
里親の下に送り込むのは祖母の策謀だったようですが、その里親を推薦したのは叔父側の弁護士です。都合良すぎませんか?。まさか、弁護士もグルだったなんて…。
母親の成果を祖母に譲る点も分からなかったですが、ネットで調べると、これは姪から手を引かせるための交換条件だそうで。だとしたら、どこまでゲスなんでしょう。普通の母親なら、娘の成果ですと公表しますよ。
下書きを見て感涙するのはどういう意味付けなのかが分かりませんでした。完成した論文があるんだから、今更です。娘の手書きの筆跡に…にしては、「やった!」という部分にという点が不可解です。
ラストは姪の環境としてハッピーエンドですが、もっと早い段階で教育機関が提示できなかったのか?。じゃあ誰が発案したのかという疑問も湧きます。
ちょっと理詰めに過ぎますかね?。ま、作品にのめりこんだが故に抱けた疑問ですね。
猫を保健所に引き渡すエピソードもすさまじく効果的です。よくこんなことを思いつきましたね(祖母・里親がということではなく、原作or脚本的に)。
隣人の黒人女性の存在も良い味出してます。
叔父と教師が一夜を共にした次の日に、姪が「スティーブンソン先生、おはようございます」と言うシーンとかも。
緻密に作られているなあとというは贔屓の引き倒しでしょうか?。
今回の放映は以前の吹替えとは異なるようで、「ダイアンの死後って意味じゃない」と完璧になっています。