17.うーん、この変態!こんな妙なテーマの映画、よく映画会社からOKを取りつけるもんだ。そこがクローネンバーグの凄いところ。陰のある物憂げなハンサムを主役に、シャープな映像に物悲しい音楽、それでもって内容は変態という、つまり、いつも通りのクローネンバーグ作品です。私は最初、このテーマに乗るまで少し時間がかかりましたが、いつの間にやら洗脳されており、ラストを迎える頃にはもうズブズブにハマっておりました。一旦ハマってしまえば、オープニングを見返しただけで、あの音楽と手術器具やら解剖イラストにゾクゾクするという、変態のお仲間入りを果たします。私もシンクロできたということでしょうか。ジェレミーアイアンズが完璧に二人を演じ分けており、クローネンバーグの演出も手伝って一人二役に全く違和感がありません。変なくせに実は相当テクニカルな映画です。 【54dayo】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-18 17:36:28) |
16.何が言いたいのか全くわかりませんでした。 こういう好き勝手に映画作って、それなりに生き延びているクローネンバーグを私は許すことが出来ません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2020-01-03 07:21:48) |
15.元ネタは実話だそうで、またクローネンバーグが飛びつきそうな猟奇事件が起きたものですなあ。 哀しみもやりきれなさも、うつうつと毒々しい色彩を伴って観る者に迫ってくるけれど、いやあ・・わし双子じゃないしとても身につまされる、といった感慨は無い。(双子であってもわかるわかる、という人は少ないのではと思うが) J・アイアンズは熱演。グロい映画、と一蹴されかねないキワモノ映画にてこうも丁寧にキモチ悪さを演じるとはあっぱれな役者魂ですな。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-28 00:24:59) |
14.懐かしい…。やはりこれも哀しく切ない物語でした。 【HAMEO】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-09 19:08:44) |
13.双子を土台にして描く自己が崩壊する恐怖。でもまー、全体暗いです。重いです。サスペンスとゆーより、ちょうどジャンキー映画を観てる感じです。今までちゃんとしてた日常が一つのきっかけで徐々にボロボロになってゆく様を淡々と観る感じです。まるでなにかの儀式のよーな真っ赤な手術風景とか、変態的な手術器具とか、所々にクローネンバーグ監督ならではのアイデアがあったりしますが、基本お得意のグロとかは少ないです(妄想で一部あり)。画面全体からジワジワあおってくる不安感と、一人二役の双子の非常に難しい役をこなした主役の鬼気迫る演技などに 最後はかなりブルーな気分で集中して観てました。双子って、それだけでも不思議な存在に思えてしまうが、そちらからあえて描くことで人間の精神構造がかいまみえるんやね。でも正直、途中はしんどかった。なんやろね、内面からジワジワしんどかった。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-09-05 21:52:33) |
12.終盤になるにつれて意味がわからなくなってきた・・・・。一人二役のジェレミー・アイアンズはウマいんだけど、映画はイマイチ。アボリアッツ映画祭グランプリに期待しすぎました。 |
11.血を思わせる真紅の手術着がよりこの映画の不気味なインパクトを高めています。もう一つジェレミーアイアンズの2役ぶりも緊迫感十分。ただし、見終わってもすっきししないんですよね。それがクローネンバーグだと言われればそれまでですが。 【tantan】さん 5点(2004-06-21 14:09:55) |
10.クローネンバーグは、この辺りからカッタルクなった気がする。ストーリーじゃなくて映像に走り過ぎの感。 【マックロウ】さん 4点(2004-06-11 13:52:48) |
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9.真っ赤な手術服とあの手術器具は一度見れば忘れられない程怖い。エリオットとビヴァリーの絆。ラストは悲し過ぎるけれど、こんな兄弟愛の形があるのかと羨ましくて仕方がない。二人は一人、一人の中のもう一人の人格、アイアンズの渾身の演技に鳥肌がたった。兄弟の破滅の原因となったクレアの描き方に-1点。 |
8.なんか気持ち悪いっすねえ。独特の美学はわからなくはないですが。あまり感心しません。 【エンボ】さん 5点(2004-01-22 00:22:42) |
7.この真面目な変態監督(よかったら自分の『シーバーズ』のレビューを見て下さい)は、また真面目に独自の見解で”愛”(異性愛のみでなく兄弟愛・・一卵生なので屈折した自己愛の演出かも?)を背徳的にエロティックかつグロテスクに掘り下げてる。自分は好奇心が強いからか、この監督のようにタブーに対しての憧憬があるのか、この人の作品には嫌悪感以上に好感を持っちゃう・・まちがってるかな?(笑)【さかQ】さんが言ってますが原題のDead Ringersは”生き写し”という熟語に”死”が入っているという考え深いタイトルですが、直訳するぐらいなら(”死”の意味が消えちゃうから)邦題”戦慄の絆”がしっくり。 【ウメキチ】さん 7点(2003-11-27 00:43:58) |
6.とかく外面的変貌ばかりクローズアップされるクローネンバーグ作品。しかし、彼の本質は未成熟な精神を持つ男性のもろさではないか。死と隣り合わせである麻薬・SEXに溺れ、全く対照的であったはずの双子が徐々に同一化していくさま。J・アイアンズの名演も手伝い、観る者の心を静かに揺さぶっていく・・・。 【恭人】さん 8点(2003-11-20 03:11:36) |
5.うーむ、わからん。ついていけない。ラストの分離シーンは見てて痛々しい。 【あろえりーな】さん 5点(2003-02-05 13:12:08) |
4.いや~、クローネンバーグ作品としては「デッド・ゾーン」と並ぶ傑作でしょう!「裸のランチ」とか「フライ」に比べるとそれ程グロくは無いですね。しかし心理的な恐怖がここにはピッタリ張り付いています。一卵性双生児しか持ち得ない心体的な繋がり。弟が一人の女性を本気で愛してしまったが故に兄弟の仲で流れ始める不協和音。そしてビジュアル的にも創作手術道具や医療器具、真っ赤な手術着、全編ブルーを貴重にした無機質なセットなど圧倒的なイメージで圧迫感倍増。ラスト30分は物語に入り込んでいれば結構衝撃的です。そして悲しく痛々しい兄弟の運命が涙を誘います。ジェレミー・アイアンズの一人二役もしっかりと演じ分けてるし(ま、キャラ的にはっきりしているかも知れませんが。)相手役のジュヌビエーブ・ビヨルドは好演でしたが、後半になって物語上普通の人に戻ってしまい存在自体がどうでも良くなってしまっていたのが残念でした。とにかくこの「戦慄の絆」という邦題もピッタンコですね。ちなみに弟の「ビバリー」という女性的な名前には何か理由があったんでしょうか?前半でそれを指摘するシーンあったんですが謎だけ振りまいて終わってました… 【さかQ】さん 7点(2003-01-06 20:36:24) |
3.この映画に対する色々な人の良い批評を参考に観ましが、私が想像していた以上の暗い内容と映像にビックリ!息を抜くシーンがひとつも無く苦しい!(まあ、これがこの映画の良さであり、クローネンバーグ監督らしさなんでしょう)救いようのない物語の中で唯一良かったシーンは、ビバリーとクレアのラブシーン!かなりアブナイけれどとっても官能的でした(ドキドキ・・・) 【むにゃむにゃ】さん 3点(2002-12-12 14:34:27) |
2.まず、手術器具の美しさに脱帽。ラストはわかってきますが、あれもクローネンバーグの味でいいと思います。いつもSFっぽくなりがちですが、これは「クラッシュ」のような現実に潜むフリークな人の話。クローネンバーグが好きな人にはお勧めです。 |
1.確かアボリアッツ映画祭(今はもうない)のグランプリ作品。自己破滅型の役をやらせたらNo.1のジェレミー・アイアンズの好演は流石だが、なんかついて行けないストーリー展開。一卵性双生児に着目したのは面白いとは思うのだが...。 【眼力王】さん 5点(2002-02-28 00:51:08) |