1.普通のミュージカル映画だと出演者全員が突然歌って踊り出す。
だが、この映画の場合は主人公だけが突然歌って踊り出す。
しかし、画面上では全員が歌って踊っているように見える。
何故ならば主人公の妄想を体現しているからだ。
よって、ミュージカルシーンが終わると観客は急に現実に引き戻される事になるし、もやもやする事にもなる。
何故なら、そこで本当に起こっていた光景を見せてくれないから。
そこは想像で補うしかない。
なので普通のミュージカルみたいに純粋にその場面を楽しむ事ができない。
あと、かなり都合の良い展開にもうんざりだし、何の対策(耳栓とか)もしない主人公にもあまり付いていけない感じだった。さらには胡散臭い謎のおっさん押しもしつこすぎて(歌も下手だし)、そこがメインのストーリーになるとは思ってもみなかったのでなんか違うって感じだった。