1.パペット・マスター(1989)(1990)(1991)と3作品までを愛し、その後の堕落ぶりに心痛め いつの日にかまたキチンとした形で華々しい復活をと願っていた者による本作の鑑賞です。
ちなみにシリーズは第4作からTV映画となりチャチくなり、低年齢目線のコメディホラーとなり、確か11作12作目まで存在いたします。目も当てられないほどに酷いものとなっておりますが。
そして本作、ようやく劇場版として
2018年に製作され、シッチェス映画祭で上映され、予告を観る限りではかなりまともで基本に帰っているよな感じで うちらファンの期待を膨らませ、その後、東京大阪でのみ短期上映され(行けない)そして半年待ってのDVD化に心踊らされての ようやく鑑賞へと辿り着いたという、一個人の事情。
(ちなみにチャイルド・プレイとかスクリームとかアナコンダのシリーズ続編聞きつけた時にはいつもそんな同じような思いをしていた事はハズカシイから言いたくないですが)
そんなパペマファンだった者目線からの評価です。
からい・・ つらい・・ 心ときめかない。
往年のファンで同志の方、または新規の方、とても誰にもお薦めできるもんではないです。そんな出来。
とにかく作りが雜です。イヤになる。
◇オーディオコメンタリーは聞くものではない。お馴染みバタリアンズ+1によるものですが、実はこの方たち(1989)(1990)(1991)をはじめ、過去作知らない状態からの本作突入らしくて まさかお馴染みパペットたちのキャラなど一切知らない状態でのコメンタリーとなっていました。そしてかなりの酷評、正直聞いていて全く心地よくないてす。だから聞くべきではない。だが、パペマ初心者として言っている事はすごくまともで「 カット数が少ないから展開が繋がらない」「展開が雜」「もっとパペットたちのキャラクターを活かせばいいのに」「パペットたちに対する愛がない だからパペットたちに魂がこもっていない」などと、すごくごもっともな事をばかりを言っておられますので別に彼らに対する不満は特にない。ただ、そんな調子のコメンタリーなので聞かぬが得ですよと言ってるまででございます。
◇結果、パペットたちに対する愛情が見えず、パペットたちのキャラを全く活かしきれていないような本作を撮るならば、もうさっさとシリーズ終了してほしく思えますね そんなことよりもなぜ、(1989)(1990)( 1991) 日本ではDVD化されないのだ それが不思議でならない。VHSの時代にレンタルビデオ屋のホラーコーナーにチャイルド・プレイと肩を並べて燦然と輝いてた頃のパペマのビデオパッケージがとても懐かしく思え 切なく感じる。 だからねぇお願い こんな事なら過去作DVD化してくださいと本気で願いたい。
◇ちなみに、オリジナルのメインテーマ曲は個人的に名曲だと思っておりまして、今でもたまにYou Tubeサイトに聴きに行っております。誰か一般の方が作成されたトリビュート動画なんですが、曲中パペットたちの活躍シーンがてんこ盛りになっていて かなり楽しめ懐かしめる一曲の動画となっています。そちらかなりのお薦めです。